2018/07/15 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にケラノスさんが現れました。
ケラノス > 少々、傭兵の真似事で遠出して戻ってくればすっかり夜の帳も下りた時間帯になってしまった。
おまけに、依頼主が変にゴネたせいで報酬もイマイチ。戦場も歯応えのある相手はおらずこれまたイマイチ。
トドメに、帰りは徒歩という…三重苦じみた仕打ちだ。今回は我慢したがもうあの依頼主からの依頼は受けないと決めた。

「……ったく、本当偶に遠出するとロクな事になりゃしねぇな」

ボヤきながら街道を独り歩く。連れも居なければ馬などの足も無い。
背中に背負っている赤い太刀を今は肩に担ぐようにして歩きつつ…王都にはもう少々掛かるか。

ケラノス > 「…もういっそ適当に野宿でもしてくのも良いかもしれねぇな」

王都までは大分近づいたとはいえ、まだそこそこ距離はあるし辿り着くころには朝方にでもなっていそうだ。
それならば、ここらで野営でもして早朝に出発する方がまだマシかもしれない。
とはいえ、手持ちの携帯食料は底を付いて酒なども無い。さて、どうしたものか。

「…山賊とか出てきてくれりゃ、ぶちのめして纏めて頂くんだけどな」

生憎、この近辺はそういう類もあまり最近は出ていないと聞くから望みは薄い。
大仰に一つ、溜息を零しながら赤い太刀を担ぎ直す。矢張り遠出より近場の戦場にしようと改めて思いつつ。

ケラノス > 「…やっぱ稼ぐならハテグか…タナールか?どっちもアレだが…。」

特に後者は、王国の魔族の国への遠征だか侵攻だかが失敗して大敗したらしいと聞いた。
正直、無謀だとは思ったが…まぁ、それで諦める”人間”ではあるまい。

「…タナールだと同族と殺し合いになんのか…ってか今更だわな」

別に、魔族同士だって殺し合い裏切りあい何でもありだから珍しくも無い。
ただのいち傭兵として参加するだけだし、まぁ稼げそうなら赴くのも有りだろうか。
頭の中で適当に算段をしつつ街道を歩くが、特に何事も無い…平和だが同時に退屈だ。