2018/07/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「───Zzzz……」
街道から少し外れた場所の草原。
背の高い草に埋もれるようにして、変わった銀色のジャケットを羽織った金髪の男が、バッグを枕に仰向けで寝そべっている。
のんきそうな寝顔を青空に向かって晒し、すやすやと眠りこけていた。
その少し離れた場所では、男の連れなのだろう、馬具を装備した鹿毛の馬がもそもそと草をついばんでいて。
■エレイ > ──諸事情により暫く王都を離れていた男を出迎えたのは、街道にまで漂う異様な雰囲気だった。
街道を往く人々の数人に話を訊き、その理由も簡単にではあるが程なく知ることができた。
王国軍第七師団の、魔族の国への遠征。
将軍の戦死、師団の敗走。
国民の間に不安が蔓延するのも無理からぬ話である。
男自身も、そこらへんについて思うことがないわけではない。
が、所詮は異邦人(ヨソモノ)でしかない男があれこれ考えたところで詮無いこと。
今後何が起ころうが、普段どおり己に忠実に動くのみ。
「とゆーわけでとりあえず……寝よう」
そう結論づけ、男は昼寝に興じることにした。
──そうして今に至る。
■エレイ > やがて、男は馬に頬を鼻先で突かれて目を覚ます。
茜色に染まりつつある空を眺めながら大欠伸をかまし、ふらりと立ち上がると馬に乗り。
まだ少々寝ぼけ眼のまま、王都までのんびりと向かっていくのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエレイさんが去りました。