2018/03/12 のログ
ガラッゾ > 何とも素直で仕事に忠実な女騎士様だと笑い足りないが、木の棒に水飴が絡むようにいとも容易く罠に落ちる女騎士様が哀れで愛しく狂わせ毀したくなる……。

だが、それを表情に出すなどと獲物を前にして舌なめずりするが如き真似などせずに女騎士がついてくるのを時折確認しながら歩くが、想像通り謀った通りに短剣が効果を放つ際に感じる魔力を香りで感じると、右手を自分の顎に添えてニヤニヤと絡みつくような趣味の悪い笑みを浮べながら、ゆっくりと振り向いてみせる。

「オヤオヤ?オ客様。その短剣は護身用ノ短剣デシテ、持ち主登録をシナイト、短剣に盗賊扱いサレテ、防犯機能が………ナンテナ!教エテねぇヨナ!」

言葉の最初は客と店主と言った素振りで無礼なほどに丁寧な物言いを残りの後半は隠すことない素の濁った声色でゲラゲラと大笑いと共に唾液を撒き散らして答え、地面に膝を着いて麻痺の魔力に捕らわれた女騎士の方に歩み寄ると、懐から武具解体用のメスに近い細いダガーを取り出して、刃の切っ先を女騎士の方に向ける。

「ナニ、1時間モすれバ、動ケルようにナルだろウヨ。ソレまで腹一杯ご馳走をクレテやるから、安心シナ!」

短剣は握っている間は魔力を放ち続ける仕様であり、設置面からは怖気が走るような寒さが流れ込むだろう、それが麻痺の魔力であり、致死には遠く、完全に力を奪うには足りず、今の女騎士ほどに膝をつかせて動けなくさせる程度の麻痺の魔力である。

ヴァルファルニフル >  
 

 小柄な店主が心配した様子で近づいてきた。なんとか助かると思って安堵した表情で店主を見ると。いやな笑いを浮かべている。最初は慇懃に言葉を始めたが、途中から目が吊り上がりながら笑みを浮かべている口の端も吊り上がってきた。笑い声を抑えられないのか大声で高らかな笑い声をあげている。

 「なんだと、貴様…」 


 店主は手にどこかから取り出した小さな刃物を構えた。にやりと笑う姿は自信に満ちているけれど、武具としてはちゃちなものだ、なのにこの自信はどこからくるのか。あたしがこんなものでやられるとでも思っているのか。じっと見据えるように店主を睨む。背中には短剣を握った手の先から全身へと寒気が通り抜けていく。ビクビク、ビクビクと寒気が通るたびに肩と頬が揺れている。。

 「腹いっぱいなんて、なにもいらない。さっさとあの女好きのやさ男の居場所を教えろ。」

 体に力を入れようとするたびに全身を寒気が襲って、腕はほぼ固くこわばって動けない。足の先にはまだ力が入るようですこしづつ、すこしづつ、にじるように体を震わせながら立ち上がろうとしている。ふらつきながらなんどか膝が地面から離れようとするけれど、寒気がしてじわりと額から頬にかけて汗が滲んでいく。

 「教えないなら、お前の体にきいてやる。命はないものと思え」

 
 

ガラッゾ > 蜘蛛の巣に捕らわれた蝶かと思えばあの麻痺の魔力を全身で受けても膝から地面を離して立ち上がろうとする様子には思わず拍手の一つも打ちたくなる、がそれは今はやめておこう。

睨みつける眼差しを心地良さげに受け止めながら、女騎士に返す眼差しは好色に満ち溢れ興奮と昂ぶりにギラギラと輝く濁った茶色い眼。

その震えに近い麻痺の力を今も身体に受けている姿に抵抗してみろと言わんばかりに無防備に距離を詰めると、戦闘用とは程遠い武具を解体するときに使う細身のダガーの切っ先を女騎士の眼前からずらし、薄暗い森の中でも僅か中でも僅かな光源で輝くほどに磨かれた刃先を滑らせ手馴れた手つきで、まずは女騎士の着こんでいる厚手の騎士団服の首素から胸元を越えて臍の辺りまでスゥっと音もなく、皮膚も傷つけないような繊細な動きで切り裂き、中に鎖帷子を着込んでいようが下着を着用していようが素肌の僅か数ミリまでの距離まで裂け目を作り、まるで地図を描くか紙に筆を走らせる滑らかな動作でスカートのサイドをスッスッスッと刃を滑らせて、そのスカートを切り落とそうとする。

手馴れた手つき、躊躇なく刃を滑らせる様子。
それは女騎士と同様の被害者が何人も過去にいた事を想像させるような動作であった。

「オオォ、イイゾイイゾ、あれカ、オレの腰に跨って咥えこんで腰デモふって、媚でモ売りナガラ聞いてクレルノカ?」

是が麻痺毒が女騎士の身体を蝕む状況で無ければ恐怖を覚え、首が落ちる心配をしたのだろうが、現状はそれも強がりにしか聞えず、返す返答は女騎士への嘲笑と侮蔑と卑猥な言葉が混じるどろどろとした言葉だ。

ガラッゾ > 1匹と哀れな一人はその後はどうなったかは誰も知らない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からガラッゾさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にヴァルファルニフルさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からヴァルファルニフルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にヴァルファルニフルさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からヴァルファルニフルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にメンシスさんが現れました。
メンシス > 「クソが…」

森を中。林を掻き分けて一心不乱に前へ前へと進んでいく
事の発端は酒場で聞いた話だ。

メグメールにある森に高く売れる薬草があるという話を聞き、いざやって来た。
目的の薬草を見つけたは良いものの、無我夢中に採取し過ぎて気付いたら日が沈み夜の時間に。
その上入り組んだ森の中、目印を付けていたのならいざ知らず、そんなもの付けているはずなく完全に迷った。

これはマズイ、マズイと思い始めたのがつい3分前。
それからはとりあえず平原に出ようと森を掻き分けて進んでいるのであった

あークソ。誰かに道を聞ければ…!
ってこんな森の中に人なんかいねーよ。と心の中で反芻する。

メンシス > 「あー、こりゃ…」

段々森の中を突き進むのも疲れて来た。
いい加減、森の中で野宿をすることを視野に入れなければと思案する。
というか今進んでいる道は王都へと続いているのだろうか?
ふと立ち止まって頭を抱える。

「…どっちにしろ、ちと休憩した方が良さそうだ」

そういって近くに開けた場所があるのを見つければそちらへ。
服に引っ付いた葉や枝、虫を振り払い、大きな湖までやってくる。

こんな場所があったのか…
取り合えずこれで飲み水は大丈夫そうだな

そう考えつつ、湖の水を掬って一口飲む

メンシス > とりあえず、野宿かぁ…

そう思いつつ、野宿の準備をする。
寝れるように布か何かを地面に敷き、薪を集めるためまた森の中へ入っていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からメンシスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 神聖都市方面へと続く街道。太陽も高く登って朝晩に冷え込んだ大地はぬくもり、誰もが目を細めるよな陽気。
整備され、馬車の轍の痕がいくつも刻まれた街道を遊牧民がのんびり歩いている。

「んーっいい天気!
このまま晴れてくれたら、ヤルダバオートまでお散歩気分で歩けそうだね。
――あ!ちっちゃい湖が見える!
お昼も近いし、ちょっと休憩していこうかな」

明るいお天道様の陽気に片手をひさしにして微笑み。
街道のすぐ近くにきらきら眩しい湖畔見えたら、嬉々としてそこへ歩いていく。湖の前にあった、腰をかけるのにちょうどいい横長の岩に座ってリュックから取り出すのはワッフルやビスケット。水筒から紅茶をカップに注いで、神聖都市の冒険者ギルドへ挨拶しに行くという旅の途中でティータイム。街道脇でほのかに広がる甘いお菓子の香り。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 湖の上からこちらへ、ゆるやかな風が吹くと足元でさぁぁぁ、さぁぁぁ……。心地よい爽やかな音がする。
雑草が揺れる音だ。それにつられて、緑の匂いがする。前髪がそよぐ。開いた襟元から入り込む空気が心地いい。

ラスク、ブラウニー、時々紅茶。
くつろいでいると鹿の親子が遠くから現れた。彼らの水飲み場でもあるらしい。しばらく警戒の面持ちでこちらを伺っていたが、
遊牧民が欠伸をすると害意が無いというのが伝わったらしい。湖の縁に揃って口をつける。

王都を出立したばかりの街道にはひっきりなしに馬車や人通りが往来していたけれど、今は馬のひずめの音も
ロバのだく足も聞こえてこない。不穏な話が飛び交うまれびとの国の、ひとときの平和だった。

「うーん……。お腹が膨れると眠くなってきた……。
依頼の旅ってほど急ぐわけじゃないし……すこしだけ……」

必要でない時や休める時には自動的に眠気を覚えてしまう省電力体質の遊牧民。
手元の甘味で満足してしまうと瞼が重い。おまけに横長の岩は雨風にさらされてツルツルと触れ心地がいいときた。
ころんと横になれば、すぅすぅと寝息が立ち。

――ほんの30分ほどの休憩、と思っていれば午後遅くまで寝入ってしまって。随分傾いていた日差しに気づけば、やや慌てて荷物を纏めたのだとか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にリンさんが現れました。
リン > 夜の街道、から少し離れた木立。
枝の上、ランタンを傍に置いてリンは青色のバイオリンを構えて演奏をしていた。
この世の者が作った曲ではない、魔界の怪しげな旋律。
呪われた楽器が覚えている曲だ。

時折こうして《アクリス》の練習をするとき、
誰かを狂わせる音色を聴かせることのないよう人里からは離れた場所で行うのだ。

リン > 「聴衆がいないっていうのも退屈なものだな」

この呪物で奏でる曲は動物にも作用してしまう。
できれば本当は無人の広場やホールなどでやったほうが望ましい、
が、そういうわけにもいかない。

一度演奏を止め、ズボンのポケットに入れていたお菓子をかじりながら、
なんとなく街道のほうに視線を巡らせる。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からリンさんが去りました。