2018/02/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
■カイン > 「はい、お勤めご苦労さん。
報酬は確かに受け取ったし、不足もないな。毎度あり」
心地よい風の吹き抜ける街道のど真ん中に上機嫌な男の声が響き渡る。
対話の相手は甲冑を身にまとった数名の人間、
報酬の対価として引き渡しているのも人間となれば、
まるで奴隷売買か何かの現場の様だが甲冑を身にまとった者達の
装備に刻まれた王国の紋章がそれを否定していた。
つまりは賞金首の引き渡しの現場である。
「街道の野党の盗伐でこれだけもらえるなら文句はいが、
人手はあんまり足りてなさそうだな」
あまり男に対して好意的ではない騎士たちに対して軽口をたたいて見せれば、
敵意交じりのまなざしを向けられお手上げとばかりに両手を挙げて見せる。
それを確認した騎士達が去っていくのを見送りなら軽く肩をすくめ。
■カイン > 「とりあえず、帰ったら酒でも飲みに…いや、今日は飯にしとこうか。
まだ完全に抜けきってない感じがする」
つい先日二日酔いになった挙句に前後不覚寸前になるという醜態を晒したばかりである。
自重を自分に戒めながら、それならばと手にした報酬を見下ろして思案顔。
正直な話金に困ってるわけでもなし、
仕事で手にした金は大体遊びに使っているのだがそうなると使い道が思いつかない。
「久しぶりに道具に金でもかけてみる、か?とはいえ大体手入れで事足りるしな」
何か足りないものでもあったかと思い返しながら指折り考えながら、
一休みと日当たりのいい張り出した岩に座り込み。
■カイン > 「ないものといえば鎧か盾くらいだが、正直使わないしなあ」
どちらも試してみた結果、性に合わないのは確認している。
根本的に重装備が好みではないので、
あまり重たい武器や防具の類を買うのは憚られる。
「となると護符とかそっちの魔具の類か、金が足りるかねえ」
今の手持ちで足りるかどうかは怪しい気がする。
もらった報酬の中身を指折り数えて困った顔になる。足りない気がする。
■カイン > 「ちょっとは商店街のほうにでも足を延ばしてみるか、
何か見つかれば儲けものだ」
久しく買い物のために散策するなどという事をしていなかったことを思い出しながら、
すっかり傾いた火を横目に体を伸ばしながら立ち上がる。
町のあるほうに体を向けて、しっかりした足取りで街道を歩き去っていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。