2018/01/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にオルティニアさんが現れました。
オルティニア > 傾いた太陽が間もなく世界を茜色に染めるだろう時刻。
王都とゾス村をつなげる主街道。
モンスターや山賊の出没も押さえられた比較的治安のいい道とは言え、都から既に3日も離れた位置となれば旅人とすれ違う事もほとんどない。

そんな人気の絶えた丘上の街道を、雪白をかぶった山脈の連なりを背景に、蹄の音もゆったりと白馬に跨る少女の姿。
眼下に広がる平原と森を眺める双眸は、エメラルドめいて澄んだ翠瞳と、深く影を落とす長い睫毛も美しい切れ長の二重。
ツンと尖った小鼻といい、ピンクの血色も可憐な唇といい、美少女と言っても過言ではない整いを見せている。
三つ編みを頭頂にてくるりと纏めた夜会巻きの髪は暗く沈んだ黒茶の色合いなれど、その顔立ちはピンと誇らしげに伸びた長耳が示す通りのエルフらしい代物と言えた。

小柄な体躯もまた森の妖精族らしいスラリと華奢な物だったが、その一点、大抵の者の目を整った容貌よりも先に惹きつけてしまう胸元だけが、アンバランスなまでの豊穣を湛えていた。
少女の頭部と大差ないボリュームを誇る柔塊が二つ並んで、白馬の歩調に合わせてたゆんたゆゆんっと揺れたわむ様は、圧巻としか言いようがない。
そんなたわわな肉果実を覆うのが、ベルト調節で無理矢理に纏った小さな薄銀の胸当てとなれば、その食い込みと歪みは猥褻そのもの。

そしてこの小娘、冒険者らしくはあっても淑女としては失格と言わざるを得ない大股開きで馬の背にまたがっている。
下肢を覆うタイツがきっちり根本までカバーしているならまだしも、その黒皮は膝上であっさりと途切れ、細くともふんにゃりと柔らかそうな白腿を覗かせていた。
そして、丈の短いチュニックスカートの薄暗がりの奥、恥溝もくっきり浮かせた下帯の純白までもが見せつけるかの様に晒されている。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にウェスタさんが現れました。
ウェスタ > そんな街道の道中。
大きな岩に腰掛けて、休息している司祭服の少女が見える。

シスター服の上からでも分かるほどに押し上げられた胸元は薄汚れた革鎧に包まれていて。
その腰にはベルトが回され、重々しい鉄球のようなメイスがぶら下げられていた。

そんな彼女は干し肉を咥えたまま、ふとやってきた白馬の方に目を向けて。
数度まばたきをする。

オルティニア > 「この丘、登りきったトコ、だったわよね、たしか。」

王都を拠点に冒険者を初めて早数ヶ月。
この街道も既に何度も往来している。
その記憶によれば、丘を登りきった先に丸太で組まれた野営所があったはず。
簡素なかまど以外は寝台一つ置かれていない小さな丸太小屋と言え、雨風を凌げ、朝には霜の降りる地面に寝転がる事になる野営に比べればよっぽどマシである。

問題があるとすれば、まれにタチの悪い旅人と一晩同じ部屋で過ごさねばならなくなる事くらい。

「――――ん?」

ぶるる…と軽く嘶く愛馬の声に落としていた視線を上げれば、街道脇に突き立つ大岩に腰掛ける柔和なシルエット。
エロッちぃ身体つきの若い娘。

「―――って、魔族……っ!」

咄嗟、鞍に掛けていた弓を手に、矢筒から数本の矢を引き抜きつがえる。
弦を引き絞りはしないものの、瞬きながらこちらを見つめるその娘の挙動に鋭く細めた翠瞳を向ける。
背上の主の緊張感を感じ取ったのだろう。
のんびりと歩んでいた白馬も馬首を巡らせ、岩上の女からある程度距離をとった場所での回避が出来る様、街道に横腹を向けた。

ウェスタ > 「…………」

干し肉を咥えたまま、弓を番えられそれを眺めたまま瞳を細めてから。
もぐもぐ、と干し肉を咀嚼し終えて。

そのままそっと、両手をあげて降伏の様を示した。

「敵対するつもりはありませぬよ?」

そうしてから小さく首を傾げて。

オルティニア > いともあっさり両手を上げるその様子に毒気を抜かれ、刃の様に細めていた翠瞳が若干の緩みを見せる。
それでも距離は詰めぬまま、弓と魔法の距離を維持したままで

「――――あんた、こんなトコで何してんの?」

魔族娘に弓手を向けた横向きの細身が問いかける。
その声音は緊張感を纏った硬質な物。
無論、魔族すべてが人に悪意を向ける存在で無いことは知っている。

とはいえ、オルティニアはかつて魔族に掛けられたふたなり化の呪いで未だにあれこれ苦労しているのだ。
油断など出来ようはずもない。
纏う聖職衣と人畜無害といった穏やかそうな雰囲気が、友人の魔族の雰囲気によく似ているが、それで緊張を緩める訳でもない。

ウェスタ > 「? 休憩中です。ちょっと休んだらこのさきの丸太小屋で夜を明かそうかと思っていたのですが……」

嗚呼、そういうことじゃないですよね、と首を傾げてから。

「巡礼司祭……と言うかそういう類のことですね。
 私は魔族なのであまり良い目では見られませんけれど。
 色々な村を巡って司祭の真似事をさせてもらってるんです。」

干し肉をおろしていたバックパックにしまい直せば立ち上がり。
悠然と佇むその様は、特に敵対的な意志は見えないが……。
けれど、攻撃をするのであればいつでも反応出来るようにも見えた。

オルティニア > 使い込まれた革鎧の下に着込んでいるのは女物の修道衣か。
むっちりと肉付きのいい腰に吊るすメイスも彼女が聖職者なのだろう事を示しているが、魔族が信仰する神など邪神の類に決まっているし、そもそも魔族は人を惑わすために様々な姿を取るものなのだ。
えっちで柔らかそうな身体も罠に違いないのだから、油断してはいけないのである。
友人に似た聖女然とした雰囲気と、おっとりとして淑やかな美貌、そして同性ならではの安心感に、気を抜けば緩みそうになる緊張感。

引き結んだ口中でぎゅっと奥歯を噛み締めて、霧散しそうになる敵愾心を維持し続ける。

「………………………。」

―――とはいえ、問いかけに答える様子に怪しさはなく、その所作にも敵意は見られない。
確かに魔族は油断のならない存在だが、だからといってそれを理由に駆逐しようと思う程オルティニアは尖っていない。
つがえていた矢尻を弦から外し

「――――その丸太小屋なんだけど、他の誰かが既に入り込んでるって事はなかった? たまにタチの悪いのがいたりするから油断出来ないのよね。」

その声音には未だ多少の硬さは残しつつも、エルフ娘は矢を筒に戻して、弓も鞍へと掛け直した。
利口そうな白馬が、ちらりと主たるエルフに目を向けるも、それに小さく返す頷きを見れば、改めて彼女に向けて蹄の音を響かせながら近付いていく。

ウェスタ > 「……」

んー、と思案してから、まあいいか、と言えば。
女物の修道衣も随分旅をしてきたのか、かなり使い込まれていて。
メイスの方も相当な量の殺生をしてきたことが目に取れる。

「人はいませんでしたけれど、タチが悪いのが潜り込むと言えばこれからですよね。
 私とかタチ悪いのですし」

首を傾げながら自白をしてしまいつつ。
自身で自身がタチが悪いと言うのだから、お人好しなのか、天然なのか。
こちらも敵愾心を残され続けるのならば、いつでも"逃げる"準備は整えていた。
それが分かるかどうかは彼女の察しの良さ次第ではあるのだが。

オルティニア > 「―――っぷ、あんた、タチの悪い魔族なんだ? じゃあこの先も油断しちゃダメよね。」

くっくっと品よく忍び笑いを漏らすエルフは、長耳の角度もいくらか下げた穏やかな顔立ちを見せている。
その表情からは、彼女の発言を冗談と捉え、ひとまずは普通の旅人―――更に言うなら、同性の気易さと友人によく似た雰囲気への親近感を抱く相手として扱う事にしたのだと言うことが伝わるだろう。

「あたしはオルティニア。見ての通りの高貴なエルフ様よ。あんた、名前は?」

言いながら鞍上で腰をずらして前を空け、僅かに腰を曲げつつ繊細そうな白手を差し出したのは、先の謝罪も兼ねて山小屋までの距離を同じ馬上で過ごしましょという誘いである。
彼女がそれに応じるなら、己の細脚の合間に彼女の体躯を迎える形となるだろう。

ウェスタ > 「ええ、タチの悪い魔族ですよ。あんまり油断してはだめです」

こくん、と頷いて返して。冗談だと捉えられているようだが。
この司祭は心底自身をタチの悪い魔族と……そう、自認しているのだ。

「ウェスタと言います。地母神を信仰しています」

深々、とお辞儀をしてから、差し出された手を見やり。
数瞬、目を瞬きをしてからその手を取り。

「よろしいのです? 私はタチの悪い魔族だと申し上げましたけれど」

そう告げてから、なお彼女が受け入れると言うのならば。
共に馬上の人となることを受け入れて。

オルティニア > 「ふふっ、あたしの友達の魔族も、すっごい善人面してんのにヤる事結構えげつないのよね。あんたもそっち系だって思っとくわ。」

よもや魔族が自身のタチの悪さを自覚しており、更にはそれを初対面の相手に素直に伝えるなどとは思っていないエルフ娘は、その言葉をどこまでも冗談として受け止める。

「―――ハ、これくらいで怯んでちゃ、これから一晩あんたと過ごせないわよ。いいから黙って乗んなさいな。」

そういって彼女の体躯を、力いっぱい引き上げる。
その膂力は棒きれの様な白腕のビジュアルのままの非力極まりない物なので、彼女がタイミングを合わせて飛んでくれない限りはスムーズに乗ることも出来ないだろう。

ともあれ、馬背に上がった彼女を出迎えるのは、鞍に残ったオルティニアの体温と、銀鋼の鎧の硬さ、そして鎧に押さえつけられた豊乳の柔らかな弾力である。
背後から彼女を抱きしめるように手綱を握り直し、彼女が馬上慣れしていない可能性も考慮してもう一方の手はするりと彼女の下腹に滑らせる。
そして拍車の付いていない脚甲で、ぽふんっと愛馬の腹を叩けば、流れる様に上品な足取りで蹄の足音が進み始める。

ウェスタ > 「ええ。まぁ……そっち方面の魔族ですから」

その力の引きに合わせ、とん、と跳躍しするり、と馬に跨り。
こてん、と首を傾げながら下腹部に手を滑らせられれば。
女性らしい柔らかい弾力を押し返して。
背中に感じる感触に役得感を覚えながら馬上の人となる。

「随分とお上手なのですね……私はそこまできれいに馬を操れなくて」

その流れるような上品な乗馬術に感嘆としたように呟き。

オルティニア > 「んで、タチの悪いあんたは、どんな神様につかえてんの? やっぱりエッチな変態神? あ、エルフを供物に捧げる邪神とかだったら、あんたの事滅ぼすからね?」

なんて軽口を叩きつつ、眼前でチラチラと揺れる空色の髪が邪魔なのか、彼女の肩に顎を乗せ、その首筋に頬を寄せる様な密着姿勢を形作る。
うなじを撫でるエルフの白頬が少しばかりの擽ったさを彼女に与え、黒茶の艶髪からほんのりと花の様な香りを漂わせる。

「――――ん? あー……これはあたしの乗馬術がどうこうって言うよりも、こいつが優秀だからって方がおっきいかも。あたし、エンデルク以外の馬には結構舐められんのよね……。でも、あんたもシスター? の癖に、結構馬慣れしてない? 普通はあんな綺麗に乗れないしさ。」

主に褒められた白馬が、いくらか得意げに響かせる蹄音をBGMに丘上の丸太小屋が近付いてくる。
詰め込めば10人程が寝転ぶ事の出来るその小屋は、二人ならば十分すぎる宿となるだろう。

「とりあえず、小屋に付いたらあんたは薪集めして、火、起こしといて。あたしはちょっと森に入って、食べられるもん採ってくるから。」

ウェスタ > 「? 先程も申し上げた通り、地母神に仕えております。
 えっちな変態神……と言えばそうかもしれませぬね。
 豊穣と死を司る神様ですから、田畑の神様とも言えますし。
 同時に繁栄も司る神様でもあるので、言わば繁殖と言う側面も持ちますから。
 農業の神様でもあり、子作りの神でもあり、死神でもある。そういうものですね」

肩越しにかかる重さに苦笑しながら。
自身の中の魔族の性がどうにも高まる事に苦笑してしまい。
くすぐったそうに微かに身じろぎをしてから。

「優秀な……確かに立派な馬ですよね。
 嗚呼、それは遠い場所に赴く時は馬を借りたりも致しますから……。
 巡礼司祭の真似事、とは言いましたけれど、結構ちゃんとやっているつもりですから」

そうして丸太小屋にたどり着いては。
馬から慣れた様子でとん、と降りて頷いて。

「ええ、わかりました。
 エルフの方に言うのもなんですが、お気をつけてくださいね。
 夜の森はやはり危ういものですし」

オルティニア > 「ふぅん、やっぱりエッチな神様なんだ。でも、魔族にしては結構まともな神様信じてんのね。ちょっとホッとしたかも。」

身じろぐ彼女に悪戯心を刺激され、何気なさを装いつつも耳朶を擽る様に言葉を紡ぐ。
先程から何かと身体の触れ合いが多いのは、ふたなりの雄欲に影響されているエルフ娘にとって、いやらしくも柔らかな彼女の体躯が魅力的だから。
無論、それを指摘された所で高慢エルフは認めたりしないけど。

「それじゃあ、薪集めと火付け、頼んだわ。荷物も小屋ん中入れといて。」

夜の間も何があるかはわからないので、馬具のほとんどは付けたまま。
それでも手綱は鞍に巻きつけ愛馬の休息の邪魔にならぬようにして、白手をひらひら、矢筒を背負い、弓を片手に森に入っていく。

「ふふん、エルフにとっては夜でも昼でも森の中は庭先みたいな物なのよ。じゃ、後でね。」

――――小生意気なドヤ顔を残して森の暗がりに消えたエルフが小屋に戻ったのは、それから一刻近く過ぎる頃。
茜の日差しも山奥に沈み、夜闇の静寂が山小屋を包む中、一羽の血抜きを終えた兎と雑多なキノコを手にしたエルフが帰ってくる。

ウェスタ > 「うーん……私は他の神を信ずる魔族を見た事がないので、なんとも言えませぬね……」

そうされてしまうと、こちらとしても"疼いて"しまう。
獣欲がこみ上げてきて、この少女を襲ってしまいそう。
彼女が魅力的にこちらを捉えているように、ふたなりであり、淫魔たる自身もまた、彼女が非常に魅力的にうつっているのだ。
共に小屋に向かおうと言われた時はそういうことも期待してしまうほどに。

「はい、わかりました」

そうして彼女を見送り、荷物を小屋に入れ込み。
薪を集め、火を灯した頃に彼女が戻ってきたのを見やる。

「……あの中でそれだけ収穫できたのですか?
 やはり、エルフの方は森とは相性がよいのですね」

驚いたように目を見開く。

オルティニア > 「ふぁぁ~……寒かったぁ……。今夜、雪でも降るんじゃないかしら。」

小さく震えながら戻ってきたエルフだったが、魔族娘の褒め言葉に長耳をピク付かせれば、んふーっと小鼻を膨らませて唇端を緩ませて

「ふふんっ、尊敬していいわよっ♪」

反らせた背筋が、それはもう得意気に豊乳をぱゆんっと揺らした。
そうして彼女が運び込んでくれた荷物の脇に弓矢を置いて、手際よく食材の解体と下ごしらえを進めていく。
鉄鍋にキノコとバラした兎肉を並べて背負い袋から取り出した乾燥ハーブの粉末をふりかけ、水袋からとぷとぷと水を注いで火に掛ける。
その手際はベテラン冒険者もかくやという非常に手慣れた物。
時折味見をしては、ハーブを足して味を整えられた鍋からは、程なく食欲を誘う良い匂いが漂い流れる。
そして完成した兎鍋は、ピリリと舌を刺激する辛味が冷えた身体をぽかぽかと内側から温める味わい深い見事な代物。
舌の越えた肉食エルフ娘は、もう一味足りない、お肉がもっと欲しかった、と文句を垂れるも、野営の際に出される物としては十分過ぎるごちそうであったはず。

「はふぅ……まぁ、ちょっと物足りなかったけど人心地は付いたわよね。」

と、革製の水袋から桜色の唇をちゅぱっと離し、魔族娘にずいっと勧める。

「さっき、森の中で湧き水見つけて汲んできたやつだから、革臭く無いわよ。明日の朝、あんたも案内したげるから、一緒に汲みに行きましょ。」

そうして彼女が水袋を受け取ったなら、エルフ娘はベルトを緩めて金具を外し、頑丈なれど窮屈な銀鎧を脱ぎ始める。

ウェスタ > 「……雪、ですか。相当に冷え込みそうですね」

小さく首を傾げてから思案して。
火に薪を一つ放り込みながら。
手際よくされる作業に、興味津々で眺めながら完成したそれ。
十二分にすぎるごちそうを頂きながら、不満げにこぼされたそれに小さく苦笑して。

「ええ……そうですね。夜を越えるには十分そうです」

ずい、と突き出されたそれを受け取れば、ありがとうございます、と告げてから一口もらい。
装備を外していくのをふ、と見やれば、その大いに実った胸に一度視線がいってしまい。
そこで自身も武装したままであったことに気づき、古びた革鎧を外していく。
たぷん、と言う音がしそうな程のそれは、革鎧で随分と窮屈な思いをしていたのか。
外す前に比べより大きくたわわに実ってるようにも見えた。

オルティニア > 外した鎧をゴトリガチャリと木床の隅に置き、簡易暖炉の脇に丸めてあった毛皮を敷く。
作業の合間、ちらりと向けた翠瞳が、たわわに揺れる彼女の膨らみにこっそり白喉を鳴らす。
ベルトを緩めた剣帯ごと枕元にレイピアを置いて白マントをふわりと華奢な体躯に掛けたエルフはぴらりとそれを持ち上げて

「―――――ん。」

なんて声音を出す。
目元にほのかに朱を灯す双眸は、翠瞳を逸し、桜唇はちょっぴり不機嫌そうに尖らせつつも、形作る表情はさも当たり前といった感じの物。
小屋の中といっても暖炉の火が消えてしまえば冷え込むのだし、彼女も己も女なのだし、身を寄せ合って、互いの体温を分け合いながら寝るのは冒険者としてあったり前でしょなんて言葉を、口にせぬままチラチラと彼女に向ける翠瞳が主張する。

「――――……んっ!」

再び漏らす単音が、頬の赤みを広げながら、早く来い!と気恥ずかしげに命じている。

ウェスタ > 「…………」

無言の要請に、顔を微かに赤らめれば。
そっと側により、座り込めば体を預け。
受け止められたのならば、体重をそのまま預けていって。

「いいのですか? タチの悪い魔族なんですよ」

蒼穹の瞳が、エルフの娘をじっと見つめて。
再三の確認をするように、その瞳はじっと見つめ続ける。
そこには獣欲が微かに灯って見えて。

オルティニア > 「―――し…しょーがないでしょ、さ、寒いんだから……雪も降るかも知れないし……ゆ、油断してると凍死しちゃったりもするんだからねっ!」

じぃっと向けられる蒼瞳に頬の赤みがますます燃え立ち、気恥ずかしさに対する八つ当たりを向ける様に彼女の手をぎゅっと捕まえ

「い、いーからさっさと来なさいよっ!」

ぐいっと非力な細腕で彼女の体躯を引き寄せる。
そうして彼女の柔乳が、己の爆乳と重なり合ってその半球を撓ませたなら、後はもう思い切ってその手を伸ばし、細脚を絡ませて横臥の姿勢で彼女と抱き合う。
林檎みたいになっているだろう熱帯びた顔は彼女に見られぬ様に首筋に埋めて、白腕で抱き寄せる腰は豊乳だけでなくなだらかな曲線を描く下腹をも重ね合わせる。
マシュマロめいて柔らかな、それでいてばゆんっと強く押し返す弾力を内包する肉果実の奥、どきどきと高鳴る鼓動がダイレクトに彼女に伝わる事だろう。

ウェスタ > 「…………」

そうまでされて抱き寄せられれば、淫魔たるこの身は最早我慢も出来ず。
無意識に催淫の香……フェロモンとでも言えばいいそれを紡ぎ出してしまい。
普段は押さえ込んでいるそれは今や束縛もなく、この丸太小屋を満たしていってしまう。

「ふふ、暖かい、ですね……」

そうして絡んで抱き寄せられたのならば、そっと抱きしめ返して。
声に蠱惑的なものも混ざり始め、目の前の雌を犯したい、犯したい、と心の底から訴えかけてくる。
だから……催淫の香りをさらに強めてしまう。

オルティニア > 日頃は清潔その物といったエルフらしい華香だけを纏う細身も、今は旅の最中である。
旅の終わり頃の替えの下着もなくなった、汚れの凝縮されたタイミングに比べればマシとは言えど、その身体からはほのかに汗の匂いも香ってしまう。
恥毛の処理も出来ていない秘所や腋は、更に濃厚で生々しい匂いが滲むはず。
そんな羞恥を誤魔化す様に、空色の髪束に埋めた鼻先で彼女の匂いをそっと嗅げば、香水じみて空気に混ざる淫魔の媚毒がじわりじわりとエルフの体躯を侵食する事となる。

「……ん、ぅ……そ、そう、ね……あんたも、暖かくて……は、ぁ……ん……っ。」

豊乳の内側、弾む鼓動の速さは不自然な程。
エルフの白肌がチュニックの下で火照り、2対の拉げた柔肉の谷間に汗が滲む。
乱れた呼吸が「はぁ…はぁ……っ」と彼女のうなじを擽って、半ば無意識のままに滑らせた白手は、しゅるる…っと彼女の尻たぶの合間へと滑り込む。

ウェスタ > 「んん……は、ぁ……う、ん……♥」

生々しい匂いに自身もとうとう発情してしまい。
尻たぶを触られたら甘い声をあげながら、そのままそっと押し倒していき。
首筋に吸い付くように何度も唇を落としながら、足を絡ませていく。

「…………だから、タチの悪い魔族だって言いましたのに。
 ……もう、止まれませぬからね……♥」

獣欲に満ちた眼差しを向けてから、そっと身を起こし。
自身の尻を触れられながら、その淫らに育ったエルフ爆乳に手をつけて。
ぐにゅぐにゅ、と揉みほぐすように触れ始める。