2018/01/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
カイン > 夕刻の街道。涼やかを通り越して冷たい風が吹き抜けるどこまでも続いていそうな一本道のただ中、
大きく3mほども上に張り出した岩の麓に座り込んで、一休みする旅人の姿があった。
今日は何かあったのかそれとも単にそういうめぐり合わせなのか、他に人影も見当たらぬ街道を眺めながら水筒の中から水を飲み。

「ふぅ…馬か馬車でも用意しておくべきだったな」

少しだけ呆れのような声音の混ざった呟きと共に霞んで見える王都の方を見やり。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にイーリスさんが現れました。
イーリス > 遠く王都の方から僅かに砂煙をあげ、蹄の音を響かせながら荷馬車は街道を進む。
嘶く馬はさほど若くはなく、年季が入った幌といい、なかなかの年代物である。
相変わらず雑多な荷物を積み込んで、のらりくらりな旅である。
快適さなどとは程遠いその乗り心地。
簡易な造りで揺れも酷いし、詰め込んでいる荷物は麻袋に入っているから、中身は知れないが、
兎に角嵩張っていて人員用のスペースは少なすぎる。

そんな幌の中で何度目かのため息を付く細身の男は、外の景色より積み荷が気になる様子。
そのまま、見知った旅人に気付かぬまま、荷馬車は進んでいく。
このペースなら、深夜にはダイラスにたどり着くだろう。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からイーリスさんが去りました。
カイン > 「姿は見えども近づいてる気がしないというのも難儀なもんだ。
 遠近感というんだったか?そういうのが見えたとおりだったら実に楽なのに」

そういう訳にもいかないらしいと困った様子でぼやきながら立ち上がり、
仕方が無いとちらりと通りがかった馬車を一瞥してその場を後にしていくのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。