2017/12/06 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエウレリアさんが現れました。
エウレリア > 「―――はぁ…、退屈……、退屈ですわ。 お前たち、もう少しわたくしを楽しませる事は出来ませんの?」

そんな言葉は背後からドレス姿の豊乳を押しつけて、腰から回した長手袋も瀟洒な手指で相手の胸元を撫で擽りながらの物。
その蠱惑的な声音を耳元で聞く男は、貴族娘が身を寄せるには相応しくない、薄汚れて垢を浮かせた傷だらけの凶相も厳しいゴロツキである。
そして無精髭に覆われた口元が不意に「げふッ」と吐き出したのは、色鮮やかに泡立つ鮮血。
彼の胸元から生えた銀の切っ先がその原因。

華奢な細腕に携えたシンクレアにて追い剥ぎの一人を刺し貫いた貴族娘は、にゅるんっと処女の蜜壺にたっぷりと中出しした剛直を引き抜く様な淫猥な所作にて銀剣を抜き放つ。
その際、男の体内にて揺らした切っ先が心の臓を斬り裂いて、彼の苦しみを永遠に終わらせた。

月明かりに冴え冴えとした光を放つ金髪の貴族娘がいるのは、王都に程近い峠道。
華美な装飾の馬車回り、血溜まりに沈む山賊の数が10と1。
未だ立ち、滑稽なまでに震える剣先を向ける残りはたったの3人。
瞬きの間に終わってしまうそんな数である。

エウレリア > ウォームアップにもなりえない短時間の戦闘は、程よい暖気を保つ馬車を降りた労苦にはとても見合わぬ物だった。
とは言えやはり、他者の命を奪うこの瞬間―――特に、無力な女を欲望のままに嬲ろうとした男たちに戸惑いと絶望を塗りつけて刺殺する瞬間は心地よい。
冬の夜風に冷やされる長躯がいやらしい愉悦に火照り、ドレスの下の透けたショーツが蜜濡れて、猛々しい肉蛇がもたげた頭部をスカートの裏地に擦り付ける。

緩慢な動きで傾げた頭部、切れ長の双眸の中で気まぐれに流す紅瞳。
このまま斬り合いを続けた所で、愉しむ事など出来はしない。
ならばいっそ、この卑賤な男たちの肉棒を濡れた膣孔にて咥えこんでみてはどうだろう。
そんな戯れにちろりと唇を舐めた所で

『―――ひっ、ひぃぃぃい……っ!!』

武器を投げ捨て、女のような悲鳴を上げて遁走する追い剥ぎ達。

「―――まぁ、これで終いですの? 期待ハズレも良い所。 この疼き、どうしたものかしら……。」

エウレリア > 『追わずとも宜しいのですか…?』

控えめな問い掛けは、羽根付き帽を目深に被った黒尽くめの従者が溢した物。
先の戦闘、御者台に座して微動だにしなかった彼もまた、山賊の群れを一人で駆逐せしめる剣客である。
にも関わらず女主人に加勢しなかったのは、それが彼女の興を削ぐと知悉していただけの事。

「ふふ、構いませんわ。わたくし、そういう泥臭いのは好みじゃありませんの。」

何気なくも流麗に、ピゥンと風斬る銀の閃光。
血雫を散り飛ばしたシンクレアは、血油すら残さぬ真銀の輝きを残して鞘に収まった。

「はぁ……アリサかリーシャを連れてくるべきでしたわ。あの子達のおまんこなら、わたくしの疼きもしっかりと鎮めてくれたでしょうに……。」

切なげに細めた視線が記憶の内に見つめるのは、美しい猟犬と、愛らしいペットの姿。
とは言え、この場にいないのではどうにもならぬ。

エウレリア > 「―――たまには貴方の物も試してみようかしら?」

女剣士の紅眼が、濡れた薄笑みと共に御者の下腹を流し見る。
ブルリと小さく震えた彼は、しかし

『お戯れを……。』

と、摘んだ帽子の鍔を下げつつ、手綱を取った。

「ふふふ、だから貴方の事、好きよ。」

彼がもし先の提案に身を乗り出したのなら、冷酷にして理不尽な女剣士の銀閃がその首を刈り取らんと振るわれたはずだ。
そこからの斬り合いにて女主人が満足するまで生き残れたのなら無作法も許されようが、そうでなければ彼の生は幕を閉じる。
そして一人残された女剣士は、豪奢な馬車と従者の骸をこの場に残し、馬に跨り館へと帰るだろう。
そんな未来を回避した従者の知見に満足し、貴族娘は車室へとその身を戻した。
従者の手が翻り、手綱を振るわれた馬群がスムーズに馬車を進ませる。

後に残るは濃密な血臭と、無法者達の遺骸のみ。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエウレリアさんが去りました。