2017/10/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にオルティニアさんが現れました。
オルティニア > 街道を外れて森に入り、人の足にて踏み固められた細い小路をしばらく進めば、木々の開けた小さな広場がある。
細い清流が傍らを流れ、石組みの即席竈やら、丸太を割って作った粗雑なベンチやらが予め用意されているその場所は、王都付近を行き来する旅人たちが利用することの多い野営スポットの一つであった。
時に数組が集まる事さえある野営地も、今宵の利用者は一人だけ。

竈にくべた枯れ木が淡く照らすオレンジの光の中、ポツンと建てられた小さなテント。
風雨を弾く白色の布地は上級将校の天幕にも使われる高級品だが、大きさ自体は大人二人が寝転べば隙間がなくなる個人用。
周囲に見張りの気配もなく、傍らに立つ木の下に毛並みも立派な白馬が1頭、しなやかな脚を折って横になり静かないびきを立てているだけ。

街道から程近く、モンスターに襲われる危険は少ないとは言え皆無というわけではない。
更に言えば、旅人が多く利用するという事は、山賊達にとっても狙い目であるという事。
にも関わらず、見張りも無しに煌々と火を焚いて、更には目立つ白テントまで立てているとくれば、気の利いた山賊ならば罠を疑って手出しを控える程の違和感を醸していた。

オルティニア > さて、そんな怪しいテントの中を覗いて見ることにしよう。

狭いテントの中、山賊狩りを生業とする凄腕の戦士が完全武装で瞑目し、外の気配を探っている――――などという事は全くない。

焚き火の明りを薄く透過させたテントの内に存在するのは、毛布にくるまる小柄な体躯一つだけ。
ダークブラウンの緩く巻いた艶髪と、恐ろしいほどに整った寝顔の印象的な美少女が、それはもう無防備にすやすやと寝息を立てていた。

先の尖った長耳が、時折ぴくぴくっとうごめくのは、眠りながらも周囲の物音に気を配っているわけでは無い。
むにゃむにゃと長閑に歪む唇の動きと大差の無い、緊張感に欠けた寝相の如き物に過ぎない。

「―――んぅ……、うふぅ……。」

寝返りに合わせて細身の腰から滑り落ちた毛布の裾から、眩しいくらいに白い脚線が滑り出た。
鎧どころか靴さえ脱いだ剥き出しの細脚は、可憐な足先や、柔らかそうな太腿だけでなく、下帯に覆われた恥丘の凹凸すら生々しく露出していた。

そんな少女の枕元、すぐに取れる位置に精緻な装飾も美しい細剣が一振り。
その奥には白銀の輝きも冴え冴えとしたミスリルの防具一式が鎮座しているのは物々しいが―――― 一人旅の最中にある剣士が晒して良い姿でない事だけは確かである。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にマヌエラさんが現れました。
マヌエラ > 怪しいテントの傍に怪しい影が1つ。
どうやってここまで来たのか、足音らしき足音もなくいつの間にか立っていた女。
たおやかな印象の顔立ちに穏やかな微笑。その身をいかにも魔女の装束に包んでいた。
由緒正しげな蹲る白馬に一礼をすると、女は微笑んだまま一歩を踏み出した。

つぷん、と水面に落ちるかのようにテントの壁面を透過して中に入り込む。表情はまるで悪戯を思いついた幼子。

そうすれば、中で無防備に寝こけている、このテントの主が目に入った。

「あら……精霊の歓びが聞こえたと思ったら、なんて可愛らしい方かしら?」

その無防備さに驚くでもなく、楽しげに呟きながら屈みこみ、愛らしい寝顔を覗き込んだ。

オルティニア > テントの周りを揺蕩っていた精霊の群れがざわめく。
『モンスターとか山賊とかが近付いてきたらすぐに起こしなさい。つまんない事でいちいち起こしたらお仕置きなんだからねっ!』といって眠りに付いたエルフの友を、起こすべきか起こさぬべきか判断に迷って右往左往する精霊達。
同様に気配に気付いた白馬は、片目だけを器用に持ち上げ、理知の漂う視線にて魔女の姿を見つめるものの、優雅な一礼に小さく鼻を鳴らしただけで再び眠りについてしまう。

「すぅ……すぅ……。」

妖しげな術技にてテント内へと潜り込んだ魔女に対し、暢気なエルフは無防備その物の寝顔を晒す。
形よく整った細い眉、色濃い影を落とす長い睫毛、小さな鼻先と可憐な血色に彩られた愛らしい唇。
近付く顔に触れるのは、花の蜜を思わせる甘い香りと、微かに混ざる汗の匂い。

マヌエラ > 「ん……」

精霊の間隙を突き、白馬の仮の赦しを得て忍び込んだ女は、それこそ花の香を楽しむかのように表情を綻ばせ。

「精霊に祝福されているからかしら……全てが全て、可憐ですね」

整っているがゆえに漂うエルフ族特有の儚げな雰囲気と、それとは真逆の溌剌さを同時に具えた姿に感じ入るように呟いてほうと吐息を漏らした。

「……あまりにも堂々としていて、かえって危険の方から避けていたのですね」

“モンスターや山賊”が入り込めばどうなるか分からない無防備さに、納得したように呟いて。

「……ああ、でも、逆かしら。これほど愛らしいから、精霊も加護を与えたくなってしまうのかしら。そうね、そうでしょう。そちらのほうが納得できるわ。私も、何かしてあげたくなるくらいだもの」

愛らしい寝顔を見て一人呟くと、その“何か”を始めた。
掌を返して上に向けると、そこからは幽かな紫色の光が漏れて、テント内に散ると溶け込むように消えて行く。

女は強い力を持っていた。それで精霊と同じように加護を与えようとしたのだ。
ただ、問題は、その加護は彼女を愉しませようという意志に基づいており、その楽しみの方向性は、極めて原始的な、発情という形態をとらせることだった。
清浄な空気が、情欲を呼び覚ます瘴気へと変質していく。

オルティニア > 脳天気に夢の世界を旅するエルフは、現実世界で気恥ずかしくなるくらいの褒め言葉を頂戴している事に気付いてさえいない。
エルフ耳が魔女の独り言に合わせてぴくぴくしているので、夢の中にて同様の褒め言葉を受け取って、得意気に胸を張ったりしているのかも知れないけれど。

そんなエルフに対して振るわれる不思議な魔法。
そこに悪意はなく、むしろ好意からの行動であるとわかってしまう精霊達であるからこそ、術式を阻害する事も、主に危険を知らせることもなく看過してしまう。

「――――……ん、ぅ………ぅ、あ……ふ、ぅ……?」

薄い紫光に満たされたテントの空気が、とろりと艶を帯びた物へと変化していく。
長閑な寝息が卑猥な瘴気を肺腑に送り、毛布に覆われたエルフ娘の下腹部を小さくひくんっと震わせる。
規則正しいリズムで響いていた静かな呼気が乱れ始め、ミルク色の頬にほんのりと朱の色が差していく。

「は、ぁ……はぁ……はぁ……ん、ぁ……はぁ、ぁ……。」

細身に生じた熱を逃がそうとでもしたのか、寝返りと共に毛布がはだけられた。
仰向けとなったその胸元、若葉色のチュニックに覆われたエルフらしからぬ豊乳がたゆんと柔らかな撓みを見せる。

マヌエラ > テントの中は、健康な少女剣士が休む安らぎの場所ではなく、淫靡な瘴気の満ちる閉鎖空間に変貌していく。
息遣いの変化。体のふるえ。それらを楽しそうに見遣り、くすりと笑う。

「どうぞ、お楽しみくださいね。可愛らしい方」

火照る体が翻ったとき、露になったのは、衣服に包まれた乳房。溌剌としてしなやかな印象を裏切る意外なほどの大きさ。

「まあ。エルフの方にも、いらしたのですね。こんな方が……素敵です」

性的魅力は愛すべきものであり、下品さなどと繋がる思考は持ち合わせていない。同時に、愛すべきものに躊躇する精神性も持ち合わせていない。

結果、女の掌は無遠慮に彼女の胸元に伸び、乳房に添えられた。チュニックの上から、形や大きさ、柔らかさを確かめるようにゆっくりと愛撫する。
ただし、その掌からは触れたものを淫靡に変質させる見た目だけは美しい光が未だ漏れ出ており、それを擦り込んでいくことになる。

「まあ……素敵なさわり心地ですね。ふふ……」

オルティニア > しどけなく放り出された細脚の付け根、秘園を覆う純白の布地にじわりと甘蜜のシミが滲んでいく。
乱れた呼気は、今や熱にうなされる病人の様に苦しげに。
しかし、紅潮した頬と切なげに皺を刻んだ眉根の形作る表情は、やけに淫靡で蠱惑的な物。

淫熱が華奢な肢体を媒介としてテントの空気を生暖かく淀ませる。
チュニックの胸元を苦しげに張り詰めさせた豊乳の谷間では、早くも汗が滲んで卑猥なぬるつきを生じさせていた。

「んぁっ……は、ぅんん……く、ぁ……はぁ、ぅう、ん……っ。」

薄衣のシャツだけを下着として身につけたエルフ娘の豊乳は、底抜けの柔らかさにて魔女の手指を歓待する。
ぷっくりと尖り始めた乳首の硬さがチュニックに浮き上がる中、指戯に合わせて歪む柔肉が昂る体温と若々しい弾力性を彼女に返す。

乳嬲りの悦楽がなだらかな曲線を描くエルフの下腹部をきゅんっ、きゅんっと収縮させる。
意識は未だに夢の中。
にも関わらず、媚毒に犯されつつある少女の肢体は浅ましく感じてしまっているのだ。
エルフ少女の目蓋が小刻みに震える。
彼女の術が眠りを持続させる効果を持たぬなら、暢気なエルフも流石にそろそろ目を覚ます事となるだろうか。