2017/08/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にボブさんが現れました。
■ボブ > (王都から自分が住む山村へと帰る途中の若き木こり。
腰にはショートソード、肩に掛けるように槍を乗せながら、背中の背負い袋に買った村の人たちに頼まれた都市部でしか
買えない品々を満載させながら街道を移動していて)
「いやぁ~、みんな頼み物しすぎだよなぁ~。さすがに重たいぜ、これだけ買わされると…」
(村のみんなに頼まれた物が詰まった背負い袋を担ぎなおしつつ、男が軽くぼやいていると
男が進む街道の先に人の塊のようなものが見えて……何だ?…と思い、凝視をしてみせれば
布張りの屋根が付いた馬車の周りに剣を抜いた男たちが取り囲んでいるのを見てとれて)
「おっと……、どうやら盗賊の襲撃にめぐり合っちまった訳か……。
見てせざるは勇なき…ってなっ!!」
(余りにも緊迫した状況を視認したのにも係わらず、男から放たれた言葉は軽口を叩くような気軽な感じで、
肩に掛けていた槍を掴む手の力を込めていけば襲われている馬車へ……襲撃をかけている盗賊たちに向けて
ダッシュをし、頭数合わせであろう最後列にいる盗賊に槍を振りかざしていく男)
「おいおい……、そんなに力が有り余ってるんだったら戦にでも出たらどうだ?
捕まれば嫌々働かされる強制労働行き……、それが嫌ならまともに働いた方が真っ当に働いた方が身のためだぜ」
(最後列の盗賊を打ち倒した男がこれまた軽口を叩くような口ぶりで盗賊たちに話しかけていけば
これまた至極当然な展開だが頭に血を昇らせた盗賊たちは男に襲いかかってきて……)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアイリさんが現れました。
■アイリ > そんな様子を少し離れた気の陰から少女は見ていた。
お花を摘みにたまたま訪れた原っぱからの帰り道、偶然その場に居合わせたのだ。
ともあれ、明らかに危険な状況、自分のような無力な子供が居て良い場では無い。
さっさと逃げるに越したことは無い事くらいは分かるので、帰ろうと思ったが
遠目に見た孤軍奮闘する男の姿に、何処か見覚えのある事に気が付いて
「あ…あぁ…山小屋で…」
多勢に無勢、自警団を呼びに行ってももう間に合わないだろう
知らぬ顔でもなかったので気が咎めたのか、木陰に隠れて様子を見ていた
「大丈夫かな、殺されないかな…」
ハラハラしながら、隠れて経緯を見ていることくらいしか出来なかったが
もし此処で落命したら、お墓を立ててあげよう、と子供ながらに思うのだった
■ボブ > (男の口から放たれる余りにも盗賊たちを馬鹿にしているかのような口ぶりにいきり立った盗賊たちは
それぞれの武器を振りかざし、男に襲いかかってくるが……集団戦を考慮している訳でもなく、
怒りのままに攻撃をしてくる盗賊たちの太刀筋は単純そのものであり、
また……盗賊同士で肩や身体をぶつけ合い、まともに攻撃に入れないのをいい事に男は
突き上げるという剣のように振りかざす手間の掛からない戦法で盗賊たちの太腿辺りを貫き、機動性を奪い上げ、
乱闘に参加できる頭数を着実に減らしていく男)
「あんまり強情を張るなよ。
今、仲間達を担いで立ち去れば、まだこいつに貫かれていないヤツは五体満足で今後も過ごせるぜ……」
(太腿を貫き上げ、盗賊たちの血で濡れた槍の穂先を盗賊たちに見せ付け、忠告に似た脅しを掛けていけば
戦況が不利だと踏んだ大多数が逃げ出し……盗賊の中でも義理堅いヤツだけが怪我をした盗賊に肩を貸して
立ち去っていくのを見送ってやれば)
「ふぅ~……とりあえず一安心だな。
そっちの方は大丈夫か? 怪我人がいるんだったら簡単な薬や包帯とかもあるから手当てすんぜ」
(盗賊が立ち去った後、襲われていた馬車へと近寄り、襲われていた人たちの無事を確認していく男。
襲われていた人たちへの心配に意識が向かっていて、その現場を見ている者の視線には気づいていなくて)
■アイリ > 派手な立ち振る舞いによる戦闘が行われているようだったが、勿論幼い子供にその内容までは理解が及ばない
分かった事はともあれ無事に男が勝利し悪漢は引き上げたという事だった
「あ…勝った、けっこう強い人だったんだ…」
戦いに関しては、そのくらいな感想である。
そんな事よりも関心があるのは、彼が怪我などしていないか無事を確かめる事だった
隠れていた木の陰からひょっこり出てくると、パタパタと小走りに駆けよって
「大丈夫…?お怪我しなかった?」
少し心配そうな顔で見上げながら、持っていた水筒からカップにお水を注ぐと
「はい…」
これ飲んで、と差し出して
■ボブ > (馬車にいた人たちの内、一番体格が良かった男性が殴られたり……
顔つきは十人並みだが体つきがかなり肉付きが良い女の子が盗賊たちのアジトに連れ去られてからの
淫らな展望を聞かされた所為でガクガクと震えているといった感じで済んでいるのを確認していく男)
「そっちの女の子の方は同じ女性陣に任せた。俺はこっちのおっちゃんの手当てにはいるから」
(さすがに盗賊たち…男どもに囲まれていた状態を脱したとはいえ同じ男である自分が接したら逆効果と思い、
馬車に乗っていた他の女性たちにフォローを任せた上で、男は怪我をしたおじさんの手当てをしていれば、
その男の傍にちんまりとした可愛らしい女の子が近付いてきて、男の顔を見上げてくるのを見つめ返していけば)
「ん? ああ、俺は大丈夫だ、それよりこっちのおじちゃんがねぇ~……。
んん? あれ?君……確かアイリちゃんだったよね?」
(少女が差し出したコップを受け取り、怪我をしているおじさんにその水を飲ませながら、
見覚えのある少女の顔を見て、その名を思い出したかのように少女の名を呼び、少女の顔を見つめていって)
■アイリ > 馬車に乗っていたであろう大人たちが何やら話し込んでいたが、皆怯えている事くらいしか分からなかった
見覚え有る顔の男は怪我人の手当てをしているが、本人は怪我は無い様子
こちらに気付いて声が掛けられ、自分の顔と名前を憶えていた様子に、大きな目で見つめ返す
「お兄ちゃんが怪我してないならよかったよ、うん、アイリだよ、久しぶり、山小屋以来、だね…えへっ」
応急手当の知識のない自分が居てもただの足手まといになるであろう
皆、遊んでいるわけではない、重傷者こそいないようだが子供にできることは無かった
取り合えずこの場が収まるまでは見ていたが、邪魔になるなら帰ろうかと思い始めて
ふと、道端に生えてる草を馬にやろうと路脇にしゃがんで草をむしる
「お馬さんいご飯あげたら、アイリ邪魔しないうちに帰るね」
■ボブ > (水をくれた少女の名を呼んで、大きな手のひらで少女の頭の上を撫でてみせていく男)
「アイリちゃん、ありがとうな。このおじちゃんも大きな怪我もしてないし、お水を美味しく飲んでくれたよ」
(山小屋の事は男にとって少し後ろめたい事でもあるのでそこには触れずに手当ての一環として
水をくれた事のお礼を少女に告げつつ、頭を撫でていって)
「ん?帰るってアイリちゃんの家にかい?
あの悪い人たちがまだ近くをうろついているかもしれないし、俺が送っていくよ。
アイリちゃんが攫われたりしたら、お父さんやお母さんが悲しみ苦しんじゃうからね」
(一人で帰る……と告げる少女に対し、まだ危険があるかもしれないから少女を家まで送ると紳士な眼差しで見つめていく男)
■アイリ > 大柄な青年の大きな手でツインテールの頭をナデナデされて、嬉しそうな顔を見せる少女。
「どういたしまして、でも、お兄ちゃんも喉乾いてないかな?」
そう言うと水筒を手渡して、お疲れ様ですと労う。小さな心配りだ。
山小屋の出来事は、相変わらず特に何とも思ってない。ただ遊んでもらっただけだ。
「え…また遊んでから帰るよ?あそこで、お花積んでたの。
あー…まだ居るのかな、居るよね、仕返ししにまた来るかも知れないもん。
じゃあ、終わったらまた、アイリと一緒に遊ぶ?」
さっきまで遊んでいた木陰の方を指さして。まだ日は高く家まで帰る気は無さそうに。
ついでに言えば彼はアイリの自宅の場所を知っているので、遅くなっても平気だろう、くらいに考えていて。
■ボブ > (おじさんに水を上げてくれてありがとうと少女にお礼を言っていけば、少女は男にも水筒から水をくれて)
「そっか、それじゃいただくよ」
(少女の気配りを喜んで受け止め、男は美味しそうに水を飲んでいけば、替えるという発言をした少女の護衛を
しようかと提案していけば、まだまだ遊ぶつもりだと言われると男は軽く苦笑いを浮かべて)
「まぁ、こうして再会したのも何かの縁だな。 アイリちゃんの遊びに付き合うか」
(そう告げると顔を盗賊に襲われていた馬車の人たちの方へと向け、ここから先へ…王都に近づけば
自警団や衛兵の守備範囲になる事を告げていって、男は少女の手を取れば、少女の遊び相手になる為に花畑の方へと向かっていった)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアイリさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカタナさんが現れました。
■カタナ > 街道を往く商人の護衛。ありきたりで何時もの「用心棒」らしい依頼を終えた帰りの途上。
特に急ぐ用向きも無く、些か日は中天を過ぎて降りかかる頃合か。
それを茫洋と閉じた瞳で一度見上げ、緩やかに足音一つ立てずに街道を歩く。
「…ふむ、商人ならもう少し報酬を弾んでくれても罰は当たらんと思うのじゃがなぁ」
一度、歩きながら懐の革袋を探る。中には先ほどの依頼の報酬。その額は正直そんなに大した事は無い。
まぁ、用心棒なんてそんなものかと割り切ってはいるが、懐が少し寂しいのは事実か。
■カタナ > しかし、護衛の間に魔物や盗賊などを相手にしたが…矢張り味気ない。
別に積極的に”強者”を求めるとは言わない。ただ、これだと鍛錬をしていても腕が鈍る。
(…実戦に勝る鍛錬は無し…とはいえ、矢張り用心棒稼業では中々難しいかのぉ)
別に戦いに勝敗はそんなに求めていない。強いか、弱いかの二択。
強敵と戦えればそれで良い、という側面をしかし普段は表に出さない。
だが、出さないだけでその裏ではじわじわと不満が積み重なっているのも否定出来ない。
「……おっと。いかんいかん」
緩く頭を振る。もっと気楽に飄々と、そして緩慢に肩の力を抜かなければ。
100年程度生きてはいるが、まだまだ精神的には未熟もいい所だと苦笑する。
■カタナ > 「…とはいえ、安定した収入でないと矢張り厳しいかのぉ……うむ」
主に食事面で。霞を食って生きてる訳でも魔力や精気を吸収して糧とするでもなく。
不老の体質になって久しいとはいえ、脆弱な人間だ…食事はだから必要。
腹が減っては戦は出来ぬ。故郷にもある諺だったか。まぁ、現状はしがない用心棒稼業が続いている訳だが。
「…金持ちが羨ましいのぉ」
好き勝手飲み食いできそうで。だが羨ましいだけで、別に金持ちになりたいとは思わない。ただの愚痴に近い。
■カタナ > 空腹の虫が鳴り始めた。やれやれとばかりに吐息を一つ零しながら腹を摩る。
不老不死なら空腹も問題無かったのだろうが、自分は不老なだけの中途半端だ。
それでも、老いを気にせず鍛錬や強者との戦いに臨む時間が続くのに不満は無い。
…無いのだが、年を取らないだけで人間の生理的機能は結局ある訳だ。
手持ちの食料は、せいぜい干し肉と…あとは気紛れに持ち歩いている酒くらいか。
「……侘しいのぉ」
取り敢えず、空腹だけでも誤魔化そうと干し肉を取り出して齧りながら苦笑気味に。
まぁ、何だかんだこれも己の何時もの光景なのだろう。さて、もう少しでマグメールに戻れる。
…取り合えず、この報酬で少しは旨い物でも食おうと決めながら、一人街道を歩き去るのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカタナさんが去りました。