2017/07/06 のログ
■レナ=ミリイ > 「………っ」
恐怖により身体が思うように動かず。
獣に見下ろされた状態で、死を覚悟していれば、唐突に魔獣が自分の上から降りて、幼獣とともにどこかに歩いていくのを見届けながらもしばらくその身を動かすことが出来ず。
虫の音色が聞こえてきたころになってようやく体の緊張も取れてくれば深く息を吐き出して体を起こし。
痛む肩を気遣うようにしながら立ち上がり、落ちていたクロスボウを手に取って破損具合を確かめたのちに背負い。
「これじゃ、違約金取られるな」
失敗の報告をしなければならないことを思えば眉を寄せてため息をつくも、命あったのが幸いだと考えることにして。
周囲にほかの獣の気配がないか確かめてからその場を後にしていき。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からレナ=ミリイさんが去りました。