2017/07/04 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
カイン > 真昼間のまれびと街道。気持ちの良い風が吹き抜けるどこまでも続いていそうな一本道のただ中、
大きく3mほども上に張り出した岩の麓に座り込んで、一休みする旅人の姿があった。
今日は何かあったのかそれとも単にそういうめぐり合わせなのか、他に人影も見当たらぬ街道を眺めながら水筒の中から水を飲み。

「ふぅ…相変わらず風情はあれど随分長い街道だな」

少しだけ呆れのような声音の混ざった呟きと共に霞んで見える王都の方を見やり。

カイン > 「しかもこの時期は暑くて動きにならんときた。
 このまま延々と炎天下歩かされるのも中々辛いが、せめて曇りくらいになればな」

空を見上げて小さくぼやけば首を横に振って嘆息する。
本当に何もない一面の晴天は、本来であれば喜ぶべき天気ではあるのだろうが、
その下を歩く旅人の事を考えると少々億劫になるのも致し方なし。
水袋の中の葡萄酒を飲み干して腰にくくり直す。

カイン > 「――日がそろそろ傾いてきたか。
 これくらいなら歩いていっても苦には感じんな」

日差しの方へと手を出せば大分と温度が下がっていることを感じる。
それを見てから立ち上がり、荷物をひっつかんで背中に担ぎながら街道を静かに歩いていくのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。