2017/04/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > (久しぶりに受けた護衛の帰り道。
夜の風が少し冷える今日の夜は、月も隠れてしまっていた。
おかげで夜道は、明かりがないと道を見失ってしまいそう。
ノーガルトは、カンテラの明かりを下げながらマグメールへの帰り道を歩いていた。)
「ううっ……冷えるな…。早く帰って、シチューでも作ってもらおうか…。」
(別に、腹が減っているわけではない。
ただ、春先で日中が温かいということもあり少し今日は薄着の服を選んでいた。
黒外套はそのままではあるものの、その下は動きやすい薄手のシャツ。
少し風が吹けば、隙間から入るそれに体が震えてしまう。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシンシアさんが現れました。
■シンシア > 家にいたけど…帰る時間をすぎても帰ってこない。
どこかで迷子なのかもと…
遠方に出てるはずの彼を迎えに出ていた、道どおりに帰ってくるならこの道かも?と
王都から出ての郊外の道を進みいく、手にはカンテラの明かりだけブローチのついたストールを胸元で抑えながら
■ノーガルト > (シンシアの遠方に、確かにそのカンテラの明かりは揺れていた。
だが、その足はマグメールとは別の方向にむいていた。)
「……おかしいな、そろそろマグメールが見えてきてもいいはずだが…。」
『……またかっ!?』
(この男は方向音痴なのだ。
夜道にカンテラ一つだけでマグメールまで変えることは、難しかったらしい。
月明かりがあればまだしも、それがなければそれこそ朝になるまでたどり着けない可能性もある。
極度、という訳ではないのだが重度の方向音痴は、治りそうもなかった。)
「おかしいな…ちゃんと道通りに来たはずなんだが……。」
『道通りに来てなぜ迷子になるんだ貴様はっ!?』
■シンシア > カランカランと軽い音を揺らしながら、遠くに明かりが見える
また視線を足元に落とし、照らしながら道を辿り歩いていく…道を通りいくはずが
なんだか前方の明かりは道を逸れてるようにも見えるけど
国外の人か?この夜に出歩くのは危ないから怒られそうな気もするけど…
危険よりもお節介が勝る
「そこ…道じゃないけど、探し物?」
道から声をかける、危ない人かもしれないのに
くらいから、明かりだけで人影もわからないほどに
■ノーガルト > (道からどんどんそれていってしまう。
その方角は、ちょうどハテグの古戦場へと向かう道であった。
今でこそ休戦状態ではあるものの、その方角は少々危険である。
その道を、カンテラ一つ持った状態でノーガルトは足を進め、そして足を止めてを繰り返していた。)
『だからあれほど帰りは馬車を使えと言っているだろうが!いくら鍛錬のためとはいえ毎度毎度…っ!いい加減学習しろ、この方向音痴がっ!』
「…ええい分かった、わかったからもう怒鳴るな…。」
(そもそも、この方向音痴は今に始まったことではない。
そのたびにダインからのきつい言葉を投げられれば、さすがに耳に胼胝ができる。
手で耳をふさぎながらげんなりと、その言葉に反応していると…。
若い女の声、だろうか。
カンテラの明かりが見えて…しかもそっちは道じゃないと言われる。
ぎょっとして、あたりを見渡していた。)
「……え?い、いや……道じゃないのか…そうか…。」
『~~~~~~っ!!!』
(…ディンの大爆笑を耳に入れながら。
ノーガルトはバツが悪そうにそちらにカンテラを向けて…固まった。)
■シンシア > 2人いるのかな?と誰かと話してるような怒鳴る声は遠すぎて聞こえてないだけかど
さすがに、少し危ないかもと…気にしながらも
カンテラを揺らしてみたりして
…少し考えて、足を前にすすめる
男性2人なら逃げれないかもしれないけど、普通に困ってるだけかもと
「その方向は、危ないと思うけど…どこ行く人なの?」
少し距離を縮めながら声をかける、戦場にいくのなら止めないし、王都に向かうのなら方向くらいは教えられると思って
■ノーガルト > (そこにいるのは男が一人だけだった。
とても背が高くて、背中に剣を日本背負っている大男だった。
そのとこは、カンテラの明かりを逸らしながら暗がりに顔を隠す。
何しろその女性、声だけでもはや誰かなどすぐに察しが付く。
揺れるカンテラの明かりに顔を隠しながら、軽く咳払い。
理由など一つしかない、声をごまかすためだ。
ノーガルトの唯一隠している真実、それは方向音痴だということ。)
「あー、いや。お、俺…いや、ボクは……た、旅のものです。はい。」
『~~~~~~~~っ!!!!!』
(もし人間だったら、腹がよじれているところだろう。
ディンの大きな笑い声を耳に聞こえながら、明後日のほうを向きノーガルトは答えた。
今だけは彼女に顔を見られたくない、じゃないと隠している方向音痴がばれてしまう…。)
■シンシア > 「ノル?…なんだ、よかった」
近づいて、明かりが届くくらいの距離で見えた姿には見覚えもある
怖い男性でなくてよかったという安心から、ホッと笑みを浮かべて
「旅の人かぁ…じゃあ帰る家より宿に案内したほうがいい?」
その茶化した言葉に合わせるように
クスクス笑いながら隣にくるっと向きをかえれば、くらいし…嫌がられないかな?と
わざとカンテラを持ってないほうの手をつなごうとして
方向音痴の誤魔化しとは気づいていなくて
■ノーガルト > 「ぐっ……。」
(ばれないはずがないのだ、むしろばれないほうがおかしい。
致命的に嘘が苦手なノーガルトは、あっさりと観念してしまった。
ただ、この暗がりは非常に助かった。
おかげで赤面しつつ、苦い顔をしているのを見られなくて済む。)
「…いや、帰る家で頼む……。」
『~~~~~~~~~!!!!』
「いい加減黙れ、ディン!?さっきから笑いすぎだ!?」
(もちろん、手は黙って繋がれる。
誰も見ていない場所ならば、ノーガルトだって手を繋ぐことくらいはするのだ。
カンテラを持っていないほうの手は、この寒い中ではさすがに冷たかった。)
■シンシア > 「はい、じゃ帰ろ?よかった遅いから…心配した」
暗がりで並んで道へと戻りながら
安心の言葉と最後は少し落ちた言葉
風の子のことがあって、帰るとわかってても
1人が長くなると考えてしまって不安だったから
待ちきれずに外に出たこと
繋いでくれた手は大きくて、冷たい
ずっと歩いて帰ってきてたことは隣に寄り添えば
その衣の冷たさも感じるほどで
■ノーガルト > 「……すまんな、鍛錬のつもりで歩いて帰ってきたから…少し遅くなってしまったか。」
(嘘ではないが半分くらいは嘘だ。
歩いて帰ってきたのは訓練のためなのは間違いない。
しかしここまで遅くなったのは、ただ単に道を間違えて迷子になってしまっていたから。
最近嘘つきになっていている自分に、少し罪悪感を感じる。
しかし、方向音痴という癖はどうしても隠したいのだ。)
「…アンセルはどうした?一緒じゃないのか?」
(シンシア一人だけで迎えに来たのだろうか。
この辺りは山賊や盗賊も少ないとはいえ、女一人での夜道はあまり好ましくはない。
特に月も出ていない暗がりだと、気づいたら…なんてことも。
それがすこし、ノーガルトも心配になってしまった。)
■シンシア > 「ん、もう大丈夫。ちゃんと寄り道せずに帰ってきたものね」
チクッと悪気はないものの、心配で出てきたことと……少し前のことの心配も
また…となると自分のヤキモチにも、いやだったから
ギュッと握って、声は少し楽しそうに声のトーンがあがる
「アンセルね、今日、お肉屋さんとこの子犬ちゃん、調子悪くなってるみたいで…」
家にいろと釘をさされてたけど、不安のほうが勝ってしまったから
外に出たのは内緒にしててと、小声で告げて
■ノーガルト > 「別に、この間も寄り道したわけじゃないんだが……。」
(何のことはない、少し小腹の空腹に負けて狩人飯をご馳走になった。
それだけの事だったのだが、心配性の彼女のことだ。
またいろいろと考えてしまって、不安になったのはわかる。
さすがに、もう長く一緒にいるのだからそのくらいはわかるのだ。)
「ああ、そうなのか……。」
(肉屋で可愛がっている子犬、ノーガルトも幾度奏でさせてもらった。
だが、その子犬がすこし具合が悪いとなると父親代わりのアンセルも、心配になるだろう。
調子が戻るまでしばらくは家に戻ることはない、と踏めば。
今日で一通り依頼を終わらせておいたのは、正解だったかもしれない。)
「シンシア、明日はどこか二人で食事にでも行くか?」
(そんな誘いが、自然と漏れる。)
■シンシア > 「…わかってるもん」
怒ってないけど、わざとらしく頬を膨らましてみる
「うん、私もいくわけにいかないから、アンセルだけね」
なついてた子犬を思い出し、心配にもなるけど
押しかけるわけにもいかない
並んで歩きながら左右で揺れるカンテラの明かり
「外で食べるの?…いいの?」
いつも家での夕食が多かったから、その誘いには少し嬉しそうに
隣の彼を見つめながら
■ノーガルト > 「…ならもうそんなに拗ねないでくれ……。」
(わざとらしい、すねたような態度にノーガルトも苦笑を投げる。
一応お詫びはしておいたが、こういう付き合いはこれからもあるだろう。
彼女にはちゃんと説明してからと、少し考えもしたが。)
「そうだな、さすがに大挙して押しかけるわけにはいかないか…。」
(だが、子犬のうちから大きな病気でもしたら大変だ。
今度、町で獣医でも探してみようかとは思わなくはない。
アンセルを見てもらう居場所も必要だし、まだまだ生活が安定しているとは言えない状態だった。
だが、それでも外食する余裕くらいはある。
ようやく、依頼のほうもたまりはじめてノーガルトにも回ってくるようになった。
とはいえ、ほかのパーティと合同という形となり、報酬は幾分目減りする。
其れでもないよりはまし、ただ飯ぐらいにならないならと…。)
「まあ、たまにはな。…いつも作らせるのも忍びないし。」
■シンシア > 「………わかった」
それ以上言うと…また嫌な気分に落ちそうだったから努めて明るく
「そだ、私もお仕事もどるから…もっと貯めることできるよ」
今でもほとんど出費はないものの、堅実さがある彼の金銭感覚にあわせるように
困らないくらい貯まっているのだけど
贅沢をするわけでもない3人だから、他の家庭より経済的余裕はあることを管理してるから
気づいてはいるけど…
「それに…もし、よかったら、ノルと一緒にできればなと思って」
前は、兄と組んで依頼をこなすことも何度もしてた
その相手に今度は彼と…ならどうかと伺うようにチラッと覗いて