2017/04/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に火棘さんが現れました。
火棘 > 歩きにくいはずの街道の道をヒールで歩いていく人影
遠目にも線は細く女であることはわかるほど

少しだけ風が吹いてるのか結い上げた長いポニーテールを揺らして
片手にはどこからか拾った細長い枝を持って
空気の暖かくなった昼下がり王都へと向かう方向へ進んでいく

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアッシェさんが現れました。
アッシェ > 街道のはるか上空より 一匹の燃え盛る炎、ではなくちっちゃな燃え盛る竜が飛んでくる。
体長1mにも満たない小さな竜だ。ぱたぱたと翼を動かしながら徐々に高度を下げていく。

その竜の足元には燃えていない焦げていない足環と巻物だろう的な筒があり、
一応飼われている的な風貌を持っている。

高度が下がってきて街道がよく視えるが、街道を行き交う商隊には目もくれず、
とある人物に目を止めて その人物の上をくるくると旋回する様に飛び回ろう。

火棘 > 「…?」

ふと、なにかに気づいて足を止めて空を見上げる、自分の進行方向の前には
特になにもなく青空と白い雲があるくらい、そのまま目線を高くあげると
自分の頭の上でなにか小さいものが飛んでいる

目を細め、口元に笑みを浮かべながら
持っていた枝をあげてみる、ただの細い枝だから鳥ならば停れるだろうもの
この小さな竜なら燃えてなくなりそうだけど
飛んでるものが鳥でないことくらい、気づいているけど

アッシェ > 丁度 チャイナ…帝国の方の衣装だろうか、その御召し物に身を包んだ女性の上を旋回している小竜。
女性の歩いている方向には王都があり、チャイナ服等身を包んでいる人物は少なくはない。
街道などで出会う事や見かける事は 単体ではない。女性の一人旅は画して厳しく危険であるからだ。
それが一人で枝だけ持って歩いている姿を見かければ興味を抱くもの。

かなり高度を徐々に下げまくった小竜が、飛びながら女性があげてみた枝の上に、
ふわりと留まった。燃えているのは小竜そのものだが、足環や巻物、枝に至るまで燃えていない。

『キュイ キュイ キュルル』

甲高い鳴き声を発して 燃え盛る小竜は女性を見定めるのだ。
外見は年若い女性だけど、中身は…人ではないやろな、と。

火棘 > 「かわいい…使いのものか?」

見た目には小さい竜が、枝を少ししならせてとまった。
同族の系統だろうか、似た匂い、感覚を受けると口元には笑みを浮かべたまま
その小さな竜と視線を合わせるようにして問うてみる
鳴き声は幼さの残る声

「このような所で、懐かしい声を聞けるとは…
 私も主と同じだよ…元の姿では驚かせてしまうしね」

一族の国ならば幼生の子たちの声とも似た鳴き方を懐かしそうに
火龍の炎なら、自分にとっても同じものを持ち合わせてるから
熱いなど感じることもない、流れる風と同じように炎さえも感じて

アッシェ > 見た目は竜にしては小さすぎる。だがこれで成体である。
これ以上大きくもならないので小回りは利くし、高速で飛べばそれはもう一種の飛び兵器だ。
見た目で年齢や強さが図れないのが竜(龍)の恐ろしさである。

枝にちょっこりと止まっている燃え盛る竜。不死鳥の様に絶えず燃え盛っており、
足環がきらりと燃え盛る火を反射してきらりと光る。

『キィル キュルル キュウ』
(使い…一応 まぁ 使いや…)

『キュイ? キ。 キュル? キュリ キゥキィキィ?』
(懐かし? そか。 竜なんなん? ヒトの姿なろか?)

異世界からやってきてしまった竜であるので 彼女とは竜は竜でも
出身は違うかもしれない。竜の鳴き声を発し 竜の姿からヒトの姿になってみよか、と提案を発す。
周りに迷惑を与えない炎を身に宿しているが 今後の季節柄暑苦しい…。

火棘 > 「ふふふ、主の好きにしたらいい」

人だろうと龍だろうと、姿がちがうだけで気にしてる様子もない
対話もできてるし、苦になることはなにもなく
ただ、地上にも龍が普通に生活しているのには驚いてた

「そう私も龍ではあるけど、ここより遥か遠方の国だからね」

時々飛んで、時々降りてと繰り返し下界を流れていく旅の途中なとこ
澄み渡る空の向こうを示すように視線を龍から空へとむけながら微笑んで

アッシェ > 『キュ』

ヒトの姿の方が慣れている。撓っていた枝から飛び上がったかと思うと
瞬きよりも速く、竜は一瞬燃え盛り 炎が掻き消えたかと思うとストンと
降り立ったのは 小柄な少女だった。女性より格段に背の高さが低かった。

「ども。竜になってはるより こっちの方が慣れっちゅうから。」

竜の時にあった足環はなく、巻物は辛うじて右手で持っていた。
彼女の周りをさっとというか軽く歩いてから元の場所で足を止めると

「そかそ…龍。遠方…ほなら 遠路はるばるようこそやろなぁ
 こっから先は 王都があるぇ。色々と楽しいとこや。旅はええなぁ」

余り竜化をしない小娘は 少し微笑んだかともうとしみじみとしたり。
表情が目まぐるしく大人びて居たり 子供じみて居たり落ち着きは ない!

火棘 > 「(随分かわいらしい)」

姿をかえて目の前に現れた娘、先ほどは枝の上にいたから、見上げてたけど
今度は視線が明らかに下にさがってた

一回りして戻ってくる彼女を前に

「ふふ、後ろをまわったとて尻尾はだしていなからね
 この先が王都、そうらしいね…主は…その王都にすんでいるの?」

龍では表情がわからないものだけど
人の姿なればその口調・表情などから雰囲気はより伝わる

アッシェ > 背丈は小さかった。小娘とか小童とかに称される外見であった。
小さくてもそれなりに強い方です、多分。大きい武器は持たずに剣?を二つ下げナイフを下げ
単体でもやれるようにしている。今の姿はシノビ的な格好なので露出度が高いけど。

…彼女の後ろを確かに回ったが 尻尾はなかった。
いや、後ろ姿とかみたのは尻尾の有無ではなくその御召し物が気になっただけ。
特に深い意味はない 深い意味は。

「いんや、尻尾やなくて…服が珍しか。 うち?うちは今はそや、王都の一角で住んでるわ。とあるヒトに飼われておるんや。
 そのお使いもしておるけど、これとか…」

くるくると巻物を弄んでいたが 懐にしまう様に?羽織の内側へと入れるような仕草をし、
どうみても羽織の内側に入れた筈なのに その後の微風に羽織がめくられても巻物は存在していなかった。

「街道には 色々 おったりするけど ねーはんは…強か(つよ・か)?」

龍ならば 総じて強いと思うけど 何となく見定める様に上目遣いで見より

火棘 > 彼女より少し高いけど、ヒールの分もう少し高くなってるかもしれない

「服??この近くにも似たような服の国はあったな…」

自分の服が珍しいという身体をねじり後ろを向いても、足を少しあげても
これが普通としてただけに、その言葉に不思議そうに返してた

「飼われておる?……そうなのか」

この先の王都で龍が飼われるとは、そういう国なのか?とも眉を寄せながら考えていると
こちらを見上げる彼女の問いかけに強さの基準はわからないけど
多少の謙遜をこめながら

「んー…そこらの娘よりは?まぁ…私に手を出すようなモノ好きはいないだろうよ
 骨身を燃やされる覚悟がないと」

枝を持ったまま軽く腕を組んで

アッシェ > 然し 背丈の差もあるが、彼女の背が見上げる位でよかった。
例えで言うと背丈差50cmはかなりの拷問だ、それと比べれば見上げる位で済むからよかった。

「ちゃい…何なんか、うん、王国やろな、滅ぼされた帝国っちゅう国の文化と服装に似ちゅう。
 海隔てておって、そら、大量の難民や亡命があったっちゅうよ?
 うち ヒトの国の争い 傍観してんから、余り知らなかよ。」

何かえろう薄くてスタイル映える服やな、と現状露出度が高い小娘は
ツッコミっていうか、聞いた事がある帝国の事を彼女に教えておこう。

「うん、契約っちゅう縛りで飼われとる。」

ただ飼われているのではなく 契約の名のもとにいるという事。
普通 竜と契約の際は代償が必要だが 余りそこまで縛りはなく、
何とも緩い契約である、飼われている、は小娘の表現の狂い模様だった。

「業火に燃やされんヒトやったら えーのか…。火耐性あったらどないするん?
 そこは うちより強くないとあかん!とかないと好きものいっぱい殺到するぇ??」

あかん モノ好きはおるで、と腕を上下に上げ下げしながら
何とも落ち着きのない態度全開。見た目が子供だからか…

火棘 > 「そんな国も…
 衣を重ねるのは苦手でね、動きにくい気がするからね
 これなら足も上がるし走ることもできる」

下界の歴史も国それぞれ、まだ知らないことも多いし
発展途上の国や滅んだ国も、滅ぼされたという話に、どこも多い…と息をついて

「契約…飼われる?ここには不思議な縛りもあるのか…」

契約といえば対価を、飼われるとなれば主従のという関係とおもってたけど
彼女の口調の軽さなどから、それもココでは違う関係もあり得るのかもしれないと
自分の中とは違う気がしながら聞いていて

「そんな者、今まで出会ったこともないな
 スキモノ…?そう軽い女ではないつもりなのでね、こちらとて選ぶ権利はあるだろうよ?」

落ち着きない様子なのか、初対面の自分を心配してくれてのことなのか
この国として先の住人の彼女の言葉の端々には、モノ好きが多い国なのか?とも考えられて

アッシェ > 「走る…おねーはん、歩法使えへんの?
 縮地っちゅう技法あるん、あれやったら衣ぎょーさん着とっても
 えらいはよ動けるぇ、影移動とか えーのあるけど」

彼女からは見た目よりも何というか独特の気配を感じる。
恐らく竜としての地位は高いだろう、低くはあるまい!…勘だけど。

「うちだけやろ、契約の緩さわ。あんまり代償とか設けてなか。」

対価 必要なし。代償?いらん。 ゆるゆるの極みという契約。
いや、唯一縛りがあるとしたら魂の縛りだけか。最古の名縛りだけだ。
名と言う最初の呪でもって契約縛りをするのだ、偽名にしろ何にしろ
名と言う呪いでもって契約をする、解くまでは魂はうちのものという下に恐ろしい契約をする。

「衣食住は保証してもらうけど うちが全力で守るん。」

炎竜が守る対象は今の所 一介の商人だった。縁で契約中。

「軽い…選ぶ以前に 襲われたら逃げなあかん。モノ好きいっぱいおるぇ!
 うち 心配や、竜としては心配や…まぁ 大丈夫やろっていうのもちと思うけど。
 まぁ 初対面の小娘如きに言われたかなか!やったら 黙ってく。」

落ち着きなし。黙ってる…黙ら無さそう。
心配は一応する 竜繋がりとしては初対面でもこの国の恐ろしさだけは伝えないと!という事で。
色々とおるんや、とそりゃあもう わたわたと。

火棘 > 「魔法というものはよくわからないけど…炎に関するものくらいなら?」

生まれつき里でしか暮らしていなかったから、当たり前なことは魔法とか体質とかの区別がつかないままでいたから
改めて魔法となると自分のものが当てはまるのかわからず小首をかしげて
余裕そうにしている、というよりもキョトン顔

「食べ物と住むとこの心配がいらないのはいいな、そういう縁も大事なものだし
 いい縁に恵まれてるのだね」

話しぶりから、不満も不便もなさそうな様子に、いいめぐり合わせからの契約なのだろうと瞳を細めて見つめ

「心配?、ありがと
 襲われたら逃げるし燃やすし、きっと大丈夫
 黙ってなくていい、もっといろいろ話して?そう…私は火棘」

見た目には年下っぽいけど
龍の年齢はあってないようなもので見た目には判断しきれないけど
目の前の彼女は、その動きのせいで可愛くも思えてしまう、肩を揺らし笑いが抑えきれず

この街道の先は王都に続くという、それならと…彼女とこのまま話を続け歩き出そうとして

アッシェ > 「魔法やない、歩法は仙術に近かよ?飛ぶっちゅうより速いぇ。
 …まぁ 魔法っちゅうか龍やったら 魔力そのものがえらいから…」

いや、縮地は仙術の類、魔法ではない。影分身はアサシンなどの技能。
ほぼすべて魔法ではなくヒトに当てはめるとしたら技能 技だった。
小娘は一応覚えている限りのことを口にするが 多少間違っててもご愛敬?

「うち 家事 破滅的やからな…料理は出来るけど 他がもう。
 えーとこに縁が出来たんよ、屋根の下で寝られるのがもう!」

そりゃあもう かなりいいところに契約が結べている。
見た目は小娘 中身は…だが、にょきにょきくねくねを少ししたが姿勢を正し

「逃げ…もう容赦なく逃げるんやで!?
 うちに付き合ってくれるん? 火棘はんか うちは アッシェや。」

火傷しはるで!と炎を投げつける仕草をするが―小娘の振り下した手からは炎は出なかった。
偽名だけど通称で使っている名だ、ぴたっと手が止まり 瞬きをして名を名乗ってみる。

歩幅も此方の方が小さいので 少し小走りに?歩き出そう。
戻る先が王都の商人が多くいる地区だ 話しながら彼女を王都へ案内すべく歩こう。

「うち 普段 こないなとこに居るから 何かあったら宜し?」

何処からか取り出した折りたたまった王都の小さな地図ととある店の名刺を彼女に差し出して 今後の友人関係の繋がりにと。

火棘 > 「アッシェね、じゃあ料理でよければ教えようか?
 そのかわり…私にも教えてもらおう、王都でのいろいろやヒトのいろいろ」

料理くらいなら一通りできると、彼女の苦手としてる様子に口元に笑みを浮かべたまま返し

「わかった容赦なく逃げる」

歩き始めて隣を気にしたら、少しゆっくりめに歩き歩幅をかえて
到着するまで、もうしばらく王都の話、商人の話、地図と名刺を受け取って
最初にできた友人の彼女と話しながら王都へと入っていくことに

アッシェ > 「料理の他…掃除とかもう……ええん?
 ほなら 宜しゅう。色々でええん?いいで?
 犯罪すれすれはあかんけど、噂とか含んでなら。」

料理はイケるが 家事は料理だけではない。がーんと絶望に浸っている中一つの光が照らした、心の中で。
これで悲惨だった家事能力が上がるかも知れないと糸にも縋る気持ちで頼み込もう!

これで 竜繋がりで?友人が出来た気がする。
他愛のないうわさ話から 王都のきな臭さ文化度 交易などを話しながら
王都へと入っていった―

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から火棘さんが去りました。