2017/01/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にリューゼさんが現れました。
リューゼ > 王都からそこまで離れていない場所。
もう少し進めば丘陵地帯や森林が広がっているだろう。

交通の要所となるこの辺りでは、街道脇に幾人もの冒険者が使ってきたと思われるキャンプ場所があった。
とは言っても風避けになりそうな大きな木の元、煉瓦で組まれた簡素な竈があるだけだ。
その竈にぼんやりと火が灯り、傍らには座り込んだ青年の姿がある。

「ひの、ふの、みの…。うん、こんなもんか。」

ギルドより増えすぎた狼系モンスターの間引きの依頼を受け、出てきたのが朝。
丘陵、森林を巡りつつがなくその依頼を済ませ、戻ってきたのが夕方。
とっぷり暮れてから歩く事を嫌った青年は、ここでこうして狩猟した後の牙や獣皮を数えていたという話。

装備品の洗浄は日が暮れる前に済ませてきたし、このままゆっくりかな。
そう思いつつ、竈に長めの枝と小さな鍋を引っ掛け、冬の夜の無聊を慰めようとお茶を用意していた。
遠目にも竈の火は見えるだろうし、嗅覚が良ければ茶の香りも届くだかもしれない。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にイルミさんが現れました。
イルミ > 「さ、さ、さ、寒い……」

冬の夜が寒いのは当たり前。分かっていたことだし、それならそれなりの備えをしてくるべきだったのだけど、新しく暖かい上着や外套を買うような余裕はなかった。そのまま外に採集に出た時点で大きなミスなのだけど、その上に自分は森の中で道に迷うという最悪のミスをやらかした。
あわや凍え死にかと思ったまさにその時、木々の合間から見えたかすかな灯りはまさに天の助けのようで、疑ったり躊躇ったりする余裕も発想もなく、

「た、助かったぁ~……あっ、ええっと、ここ、こんばん、は」

茂みを乗り越えるように飛び出して、まず真っ先に火に手を差し出して温める。そこにいた先客が男であると気づくこと、そしてその事実にやや動揺するのはその後だ。
ひきつった声の挨拶は、体温の低さも相俟って言葉もろくに知らないかのようにたどたどしくなる。

リューゼ > がさがさがさという音。
近くの茂み、それに連なる草むらから鳴る音。
一瞬で警戒態勢となった青年は僅かに腰を浮かせ―――。

まろび(or飛び)でてきた人っぽい何かに目を点にした。

「………。あ、はい。こんばんは。」

声からすれば女性のようだ。
随分と寒がっている…というか当たり前。
いくらマントの防寒性が高かろうが、そんなローブでは寒かろう。
体質的に寒冷耐性のある種族でなければ自殺行為というものだ。

…なんて事まで考えたけれど、それを口に出すような青年でもなく。
やや呆れたようなため息を一つ吐くと、荷物から真鍮のマグと毛布を取り出した。

「夜まで歩くなら、準備はしておくべきだね。」

若干苦笑交じりの温和な笑みを浮かべると、竈に近寄る。
男性恐怖症なんて事は知らないので当たり前だが……無造作に手を伸ばし、掛けていた鍋を手にとる。
こぽこぽとマグに温かな湯気を立てるお茶を注ぐと、それを女性に差し出した。

イルミ > 「……ひっ」

男性が向こうから近づいてくる。怖い。でもその手には温かいお茶を淹れたマグが握られていて、それをこちらに差し出してくれている。その厚意を無下にするのは憚られて……何よりも、温かい竈の前から離れたくないので、悲鳴を上げて飛び退きそうになるのをなんとかこらえた。

「あっ、ああああ、ありがと、ございま、ふ……」

自分でも平時なら笑ってしまいそうな奇妙な声でなんとか返事をしつつ、マグを受けとる。凍えて震えているせいだと思ってくれればいいけれど、と思いながら、ゆっくりと口をつけた。体が温まる実感に安堵して、今さっきまでの不安と心細さを思えば隣に男の人がいることくらい……と自分に言い聞かせる。

リューゼ > 「あぁ、すみません。」

驚かせた様子にきちんと謝罪をする。
ちゃんと凍えて震えた声だと認識をした様子。
差し出したマグを女性が受け取ると、少し安心した表情を見せた。

「気にしない気にしない。」

そして、これもどうぞ、と毛布を差し出した。
微かな火に照らされた毛布は清潔で、暖かそうだ。

「お腹は? 空いてないかな?」

パンと干し肉くらいしかないけれど、と様子を見ながら問いかける。

イルミ > 「んっ、んんっ!ど、どうも、重ね重ね……」

わざとらしい咳払いをすると、幾分滑らかに喋れるようになって、ペコペコお辞儀をしながら毛布を受け取る。片手がマグ塞がっているので、若干手間取りつつもそれを肩から羽織るようにすると、ようやく本格的に一息つける心地がした。

「あ、いえ、おかまいなく……本当に、助かりました……」

そうして余裕ができ、心の準備も整うと、ようやく相手を観察することができるようになった。自分より一回りか二回り背の高い男性……というより青年か。こんなところで一人野営していることといい、身に付けている防具といい、十中八九冒険者だろうと思う。とりあえずは親切にしてくれているし、柄も悪そうには見えない。安心して大丈夫、大丈夫なはず。

リューゼ > 「困ったときはお互い様。こんな場所だしね。」

片手で手間取る姿に、マグ置いてもいいよ、という事だけ伝える。
毛布を羽織り終えれば、ふぅ、と一息ついて自分の分のマグも用意し始めて。

「家は王都かな? どの道、もう暗いから夜が明けてから移動した方がいいけれど。
…まぁ、君がいいなら、ここで日が昇るまで休むといいよ。」

ず、とお茶を啜りながら笑みを浮かべる。
夜道の行軍は大変なのだ。という事はよくわかっている。
女性が嫌がらなければ、一晩くらいは付き合う事も考えるとする。

女性の視線を感じれば、温和な笑みを向け、?という表情をした。

イルミ > 「そ、そんな、悪いですから……へ……へっくしゅ!」

彼のありがたい提案を断ろうとして、みっともないくしゃみが出た。あわててハンカチで鼻をかむと、改めて断るのもなんだか気恥ずかしくて、そのまま毛布を被り直す。
実際、彼の言うとおりに夜を明かさないと、今度こそ凍えて行き倒れになるかもしれない。ここはお言葉に甘えておいたほうが良いのだろう。実際今も身体は先ほどまで凍えかけていたのが嘘のように内側からどんどん温かくなってなり、むしろ暑いとすら……

「……すっ、っす、すみません……これ、この毛布、あなたの、使ってた……?」

まさか、と思いながら彼に尋ねる。これは、この体温は、もしかして単に火の温度とお茶だけのおかげではなかったりするのか、と。この頬の熱さはまさか……

リューゼ > 「いいっていいって。どうせここから動けないでしょ。」

くしゃみをする女性にははと笑って答える。
毛布を被り直す姿を見ながら、どすっと自分は木にもたれかかるような態勢に。
上着を脱いで、胸元に被せる。眠るような態勢。

「…いや? さっき荷物から出したばかりだよ。
まぁ、普段は使ってるけど…きちんと洗ってるし。もしかしてそれでも寒いかな?」

どうかしたかい?とばかりに不思議そうな表情を浮かべる。
照れとかそういうものとは察していない様子。にぶちんである。

イルミ > 「そそっ、そうですか、そう、なんですか」

よかった、これは彼の使っている毛布ではないらしい。ならきっと、これは単にお茶のおかげ。頬の熱も、火に当たっているだけ。自分は断じて欲情なんてしていない。確かに、最近は精を摂取できていないが、だからって男の人に少し優しくされたくらいで……

「あ……もう、おやすみに、なるんですか?」

なんとか落ち着こうとしていた時、彼も改めて毛布を被るのが見えて、そう口に出した。それは単に疑問に思っただけの言葉……のはずだったのだけど、自分でも驚くほどの、『寂しいです』とでも言いたげな色がかかっていた。あるいは、『そのまま眠られては困る』かのような。

リューゼ > 「…? どうかしたかい?」

うっすらと赤い火に照らされているため、頬が赤いとまではわからない様子。
けれど、女性を見る目はとても優しげだ。
何かあるのか、と心配しているのかもしれない。

「いや、そういうわけじゃないけれど。体は休めておかないとね。
………何かあっても困るし、しばらくは起きているよ。」

寂しそうな様子。
安心させるような笑みを浮かべつつ、『何かあれば護衛します』との発言。
特に何も言わずとも、対価を払わずとも、いかにもひ弱そうな女性は守るべき対象と見ている様子。

イルミ > 「そ、う……です、か」

彼は初対面で、それも一方的に押し掛けてきたこちらをここまで気遣ってくれている。申し訳なくもあるけれど、ありがたいし、嬉しいことでもある。
ありがたい、嬉しい……。心の中で反芻するように呟いて、だんだん熱が高まっていくのを感じる。これは『恋』に類する感情なんだろうか。わからない。仮にそうだとして、自分にできる表現は……

「っ………!」

下腹部が疼いて、溢れる魔力が抑えきれなくなる。まるで何かの糸が切れるように、魅了……あるいは、欲情の魔法が飛び出して、目の前の『オス』に向かっていく。どう我慢しても、どう美しく言い繕おうとしても、本能には敵わない。

リューゼ > 「…?」

どもるような口調。
何か苦しそうな様子を感じて、立ち上がる。
体を冷やしていたのなら、風邪という可能性も――。
そう思って近づいた瞬間、飛び出た魅了の魔法に晒された。

「…ッ…!?」

かぁ、と頭に血が上る感覚。
それとともに、心のどこかで『この女を犯せ』という声が聞こえる。
わずかばかりの魔力抵抗が、微かに理性を推しとどめる、が…。

「き、君は……。」

がく、という動きと共に片膝を付く。
もし誘惑するなら好機…に見えるかもしれない。

イルミ > 「あ、あぁ……」

やってしまった。魅了の魔法は彼を直撃して、既にもう身体が『準備』を整えつつある……もしくは、もう終えているかもしれない。恩人に対してなんてことをしたんだ、と良心が責める一方で、体の支配は既に本能と欲望が占めてしまっていて、

「あのっ……その……私、お金も、何にも、なくって……だから……お礼、なんて……これくらいしか……」

男を誘惑する妖艶な淫魔……とは程遠い、おどおどした口ぶりのまま、毛布と外套を地面に落とす。身体はもはや寒さなど感じず、ローブを押し上げる巨大な乳房を優しく触れさせるように、彼の方へとすり寄っていく。落ちこぼれなりの、精一杯の誘惑だった。

リューゼ > 「い、いや…お金は、要らない、けど。」

抵抗しながらだと少し苦しそうな声になってしまうかもしれない。
は、は、と荒い息が漏れる。
体が熱い、頭が熱を持ったようだ。

「…っ……。」

そして、女性が白い肌を…その豊かな乳房を晒すと、視線は釘付けになってしまう。
近くに来れば、女性の肌の香りが柔らかく鼻をくすぐる。
その乳房に触れてしまえば………もう限界であった。

がば、という動きで女性を抱きしめようと手を伸ばす。
腕の中に収めてしまえば…ゆっくりと、その唇を奪おうとしていくだろう。

イルミ > 「あっ……っ!」

彼の腕に抱き締められて、また恐怖症がその首をもたげてくる。しかし、その恐怖すら、自分が被虐的な喜びを得るためのスパイスにしかならないまま霧散していき、

「んんっ!ん……ん、ふう……ん、ちゅ……」

ろくに抵抗もしないまま唇を奪われて全身を強張らせたのも、たった一瞬のこと。次第に体からは力も抜けていって、少しずつではあるけれど、自分から求めていきさえする。
その間にも、身体がわずかに離れたり近づいたりしても乳房は絶対に彼の胴に押し付けられたまま、吸い付いたように離れなかった。実際は、単にそれだけ大きいというだけなのだが。

リューゼ > 温和な雰囲気に反して、青年の腕は筋肉によって案外硬くたくましい。
力もかなり強いだろう。冒険者である事を感じさせるかもしれない。

「ん、む…はぁっ…ちゅ…。」

何度も何度も口付けを交わす。
たくましい胸板に押し付けられたままの柔らかな乳房が、さらに青年の情欲を煽る。
その乳房に手を回し、むにゅ、と指を沈めていく。
なんて魅力的な柔らかさだろうか、と頭のどこかで感じた。
どこまでも指が沈んで行きそうな、そして指に吸い付くような感触。
キスを続けながら、むにゅ、むにゅ、とその感触に虜になったように何度も乳房を愛撫する。
いつしか、青年のズボンの股間辺りはすっかりテントを張ってしまっていて。
小柄な女性の腹部にそれが当たっているのがわかるかもしれない。