2016/06/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアヤメさんが現れました。
■アヤメ > 「よっこいしょ――っと、あれ、ここにもいないのかぁ……」
街道からわずかに外れた、川岸の岩場に少女はいた。
持ち上げた平石の下、探しものの姿はない。
近くの岸辺には釣り竿が一本、仕掛けのように立っている。
竿の先、木製の針には何もついておらず、湿ってすらいない。
釣りを始める前段階、というのは一目瞭然だ。
「むむむ、あれがいないと釣りできないんだよなぁ」
少女の探し物――それは、岩の下にいるはずの小さな川虫だ。
普段は直ぐ見つかるのだが、今日は中々見つからない。
気配で逃げられてしまったのかしら、等と思いながら、ごとごと、と時折石を持ち上げては、落胆を繰り返す。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にハナビさんが現れました。
■ハナビ > 「んー、雨もあがってちょっと蒸し暑いかも…」
耳はぺたんと落ち尻尾も元気がない様子で街道をテクテクと歩いていると、なにやら某~の伝説のように岩を持ち上げては落とすを繰り返している人影を発見した。
「なんだろう、ルピーでも集めてるのかな?」
そんなものがあるかは置いておいて、気になったから近づいてみることにした好奇心旺盛なお年頃。
「…ねぇ、どうしたの? 何かなくしもの?」
■アヤメ > もぞもぞ、ごそごそ。
岩をゴトゴトと動かしてみるも、未だに探し物は見つからない。
このままだと餌無しで釣りか、なんてしょんぼりしつつ、また一つ石を持ち上げた。
そこには隠れ住んでた蛙こそいたものの、釣りの餌になるわけではない。
そっと石を戻し、再び蛙を元通りに隠すと、後ろからふと声がかかった。
振り向けばそこには、何やら可愛らしい女性の姿。
ともあれ少女は、ふむ、と首を傾げながら。
「ん、こんばんは。探し物――というにはあれだなぁ、釣りの餌探しなんだけど」
などと言いつつ微笑んで見せる。
■ハナビ > 「釣りの餌? あぁ、こんな夜だと確かに見にくいかもね…雨上がりでミミズとかけっこういそうなものだけど」
ふむ、と唸りつつも月明かりで見える少女の顔をチラ見。あ、結構可愛いかも、と内心呟いて。わずかではない下心をとりあえず我慢しつつ、近づいていく。
「よければボクも手伝おうか? ご飯を探してるだけだったらボクの食料をわけてあげるけど…釣りがしたいだけなら餌がないとどうしようもないしね」
■アヤメ > 「ん、いつもはいるんだけど、今夜は中々見つからないんだー。今日は雨降った後だから良いのが釣れるかなぁって思ったんだけど」
川面には、月の灯をチラチラと反射しながら、ゆらゆらと泳ぐ川魚の姿が見えている。
少女の料理人としての見立てでは、あの川魚達は丸々太ってなかなか美味しそうなのだ。
これは一つ釣ってやろうと思ったにも関わらず、しかし運には恵まれていなくて。
「ん、んー……それはちょっと気が引けちゃうかな。だって、君の服汚れちゃうし」
良い食材を前に後ろ髪は引かれるものの、嘆息するとそっと釣り竿をしまい始める。
釣りは諦めて、素直に別のものを食べよう。そんな気分にかわるのである。
取り出したるは竹の包み。中身は近くで狩った猪の肉だ。
それを近くの焚き火に持ち寄ると、ふと名案を思いついたかのように。
「あ、もしご飯まだなら一緒に食べてく?昼間に狩った猪の肉を味噌漬けにしといたんだけど」
などと誘ってみるのである。
■ハナビ > 「そうだね…見たところいいサイズの魚が結構泳いでるみたいだし」
横目に川を見つめる。自分なら、クマのごとく中に入って直接手で掴むものだが、流石に釣り人の手前でそれをやるのは風情にかけるものがある。
石同士を叩いて気絶させるなんて論外だ…やめておこう、と自己解決。
「アハハ、優しいんだね。汚れて困るような服でもないけどさ」
服が汚れる、と言われればクスクスと笑ってそんな声。だっていつも誰かの愛液や精液が染み込んだ服。洗って匂いは取れても、汚れは決して取れない。
「あ、いいの? それじゃボクのご飯と一緒に食べようよ 山菜とかいっぱい採ってきてるからさ」
こくん、と頷いて笑顔。誘われたら乗る。それがポリシーでもあった。
■アヤメ > 「ん、いい感じだから余計に悔しいけど、きっと神様がお魚取っちゃダメだよって言ってるんだね」
などと苦笑しながら、ささっと釣り竿を畳んで仕舞う。
目の前の彼女は、何やら獣じみた鋭い視線を一瞬川に向けていた気もするが、良く良く考えると自分もミレー族なので気にしないことにする。
石を叩きつけて気絶させるのは、次のこの辺りで魚を捕る時に面倒になるからやめておくことにする。
「ん、いやいや。そうは言っても、女の子の服は大事だしね?」
同じく、くすりと笑う。彼女の事情は知らないが、ともあれ服は大事だっていうのが持論。
彼女が誘いに乗ってくれるなら、荷物から取り出した鉄串に、竹の香りのついた肉を差し込んで。
火で炙るように焼きながら、同時に鉄製の鍋を用意する。
川の水をカップに数杯取ると、先ずは真水に変換する呪文を行使。
ミレー族としての魔力の片鱗を見せると、綺麗になった水を鍋へ。
最後、用意しておいたカット済みの野菜をゴロゴロと入れていくと、特製の固形調味料を中に落として、グツグツと煮こむのである。
「っと、それじゃ一緒にー……あ、私はアヤメ、料理人だよー、よろしくっ!」
とりあえず、意気投合できそうだから自己紹介しておくことにする。
■ハナビ > 「ボクはハナビだよ よろしくねアヤメ」
焚き火の前に座るようにして、バックパックから山菜を取り出す。
手際よくアヤメが料理の準備をするのを感心しながら眺め、手伝えるところを手伝いつつ水で山菜を洗って、魔力を指先に込めてナイフ替わりにし、手刀で食材を切り刻んでいく。
「おぉ、アヤメって魔法使えるんだ。そういう便利な魔法使えるっていいなぁ…ボクはこういうことしかできないよ」
魔力というより闘気、覇気といった類のほうが得意な少女。気を纏って体を硬質化したりするのは得意だが、物体を変質させるような他者にかけるものは苦手としている…催淫系は別だが。
「いい匂いだね…それじゃ、こっちもよろしくだよ」
一口サイズに切った山菜をアヤメに渡していく。中には高価な山菜なども混じっているが、基本的には葉物の食材たち。
ただし中には催淫作用のあるキノコも混ざっている…果たして気づくだろうか。
■アヤメ > 「ん、よろしくねー?えへへー」
ニコニコと笑いながら料理再開。
目の前、彼女が手刀で山菜をサクサクと切っていく音が、なんとも小気味よい。
やがてしっかりと一口大に切られた山菜やきのこの山を渡されると、それも鍋に入れていく。
催淫茸なんて言うのは、こんな暗闇の中、焚き火の炎だけでは見分けがつかなかった。
「ん、そうなんだ?――私も、料理に使える魔法しか使えないしなぁ」
だから得意なのは必然的に炎と水の魔法になる。
熱と水分はどちらも非常に大切だからだ。
代わりに、直接攻撃したりなどはからきしである。
等と言っている間にも出来上がる、味噌漬け肉の焼き物と山菜汁。
どちらも東の方の調味料を使った、物珍しい一品である。
それを皿用に確保しておいた笹の葉っぱに乗せると、山菜汁は鉄製のカップによそって
「ん、出来たよー?どぞ、どぞ♪」
ひょい、と料理を差し出すのである。
その後、何も疑わずにどちらも平らげてしまった少女が、しきりにもじもじと腿をすり合わせるようになるのは当然のことだった。
■ハナビ > 渡された食器を受け取り、にこやかに口をつけていく。
あまじょっぱい味噌汁と、香ばしい味噌焼き。臭みもなく、まともな料理を野外で食べるのはハナビにとって久しいことであった。
「あむあむ…んっ、美味しい♪ アヤメって凄いね、ボクはこんなに上手に料理は作れないや…大抵焼くか煮るだけなんだよね あとお塩」
それ以外は、誰かにたかるのが常の旅娘。おかげで家事スキルは全く身につかず、誘惑の術ばかり身につけていく。ほら、今だって目ざとく少女の変化を見つけ、事情を察知した少女はにこやかに体を近づけていくのである。
「ん?どうしたの、アヤメ どこか痛いの?」
肩が触れ合うほどまで近づき、顔を間近に近づけていく。目を覗き込むように青と黄の二色の瞳で見つめ、手をそっと膝の上に乗せ、そのままもじもじしている内股へ這わせるとさするように撫で回していく。
ゆっくりと、焦らすように。
淫らなフェロモンを体から放ちながら、アヤメを逃がさないように背中を抱くようにして支えて。
■アヤメ > ほのかに竹の涼やかな香りがついた肉は、季節の風情が混ざったもの。
汁物も甘めの味噌が程よく全体を支えており、山菜のシャキシャキした歯ごたえがアクセントを添えていた。
料理人である少女としても、満足行く出来栄えの料理。それを振る舞うと、喜び様に少女の気分も上向いて。
「ん、そうでもないよー。私は、皆が他の事をするための時間を全部料理に費やしてたから、その分うまくなっただけだし」
だから、武術が得意な彼女が少し羨ましい少女である。
ともあれ料理を食べ終わって少しした頃、何やらお腹が妙に疼いて熱くなってくるのを感じる。
呼吸が荒くなって、どこか熱っぽくて――其の原因が山菜であることに頭がまわらないほど、少女の中に毒が浸透していく。
いつのまにやら下着はぐっしょりと濡れていて、感覚が僅かに麻痺してしまったらしく、視点がおぼつかない。
顔を間近に覗き込まれると、少女はビクリと驚きながらバランスを崩して、そのまま彼女に倒れこんでしまう。
そのまま撫でられながらフェロモンに充てられると、徹底的に調教され続けた尻穴が自然に緩んで、ひくつき始める。
蜜とは違う、しかし発情したと明らかにわかる腸液の匂いを振りまきながら、かくかく、びく、と体を震わせて。
「にゃ、ぅぁっ、急に、お腹……熱いの、来てっ……♪」
下腹部では貴族達に貼り付けられた魔淫の呪符が明滅しており、少女に発情と屈服を命じ始めていた。
■ハナビ > 「ふふ、こんなエッチな匂いだして、ボクを誘ってるの?アヤメってばエッチな悪い子なんだから」
鼻に香る牝の香り。淫らな香りと動く腰の動き、体内に巡る魔力の流れを目で見つつ、指先を臀部に這わせて揉みしだくように、しかし決して菊座には触れずに焦らし続け。
「ふふっ、アヤメ…ご飯のお礼に、とっても気持ちいいことしてあげる…その気があるなら、テントにおいで?」
そっと体を離し、立ち上がってから手を差し出す。魔性の手、それを取れば…待ってるのは悦楽の地獄。
少女の手を取ることができれば、いつの間にか立てていたテントの中に入ることだろうか
■アヤメ > 「ち、ちがっ……これ、茸の、せいじゃないか、なっ――んぃ、ひぅっ……♪」
体内、燃え上がるのは情欲の炎。解れきった肉穴はくぽん、と緩み開いて、奥の粘膜をのぞかせている。
しかし弄ってもらえない。そんな、意地悪な愛撫に少女の理性はたやすく負けてしまう。
なにせ、少女の体は、容姿とはかけ離れた淫乱さを仕込まれてしまっているのだ。
手を取り立ち上がると、少女はどこか夢見心地の状態で。
「ん、ぅ、テント、行く、ね……?」
こうして少女は、彼女の誘いに乗り、淫欲に身を落として行く――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からハナビさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアヤメさんが去りました。