2016/01/04 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルーフェンさんが現れました。
ルーフェン > 街へと商品を運ぶ荷馬車の荷台から飛び降りれば、馬車を操る気の良さそうな行商人に礼を告げ、
去っていく背中を見送った
さて、と周囲を見渡せば丘陵に茂る背の高い草を揺らす冷たい北風が吹き抜け、遠い北の故郷を思い出す

「いや、北の風はもっと凍てつくような風であったか…」

望郷の念があるわけではないのだが、薄っすらと故郷を思い出しながら外套のフードを目深に被れば道なりに歩き出す
行く宛など無いが、気の赴くまま進めばそこで何かしらに出会うだろう、と行き当たりばったりなのはいつものことである
街道の端をぽてぽてと歩きながら、時折、馬車に騎乗した貴族、そんなものとすれ違えば何となく視線を向けたり、
牧草を食む家畜を見ては空腹を覚えたりと何でもない事も自分なりに楽しみながら街道を進む