2015/12/17 のログ
■サタン > 血肉は爆裂する魔力が生み出す熱量の前に蒸発し
自身へと降りかかる前に全て灰すら残さず。
職務に忠実だった男は、一片すら残さずにこの世から消えた。
しかし男はそんな運の無かった人間の事など、既に眼中どころか意識すら無く、燻らせたままの葉巻を吸い、香りを味わっていた。
「――…これでは酒の味が不味くなるな…。」
一仕事終え後の一杯こそが楽しみであり
気分を害された上に余計な手間を取らされた男は
そう呟きを残し、王都への帰路を再び取り暗闇の中へと姿を消した――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からサタンさんが去りました。