2015/10/20 のログ
■シオン > (音をしてならが乳首を吸い、喘ぎ声の中に褒められるような言葉を聞けば、これが気持ちいいのだろうとそのまま胸を吸うことを続けていれば、布ずれの音が聞こえて視線だけをそちらへとずらせば、秘所が目に入り誘われるように指をその形をなぞるように這わせていく)濡れてる…本当に感じてくれてるんだ(そのまま指を沈めてもっと感じさせてあげようと膣内をゆっくりとかき混ぜていく。その間も脚に性器を擦り付けて先走りで脚を汚していく)
■イルミ > ん、んっ……ぅ、あ……ぁ……(子供を産んだことはないけれど、自分より小さな男の子に胸を吸わせていると、子供に乳をやる母親の気持ちを疑似体験しているような錯覚を得ると共に、彼のことを利用しているという罪悪感が湧いてきたが)っ……あっ、ぁ、シオンくん、そこ……んんっ、あ……!(彼の指が膣内に入ってくると、それだけでビクリと身体が反応してしまう。どこを触られても気持ちいい、というくらいに敏感になってしまっている以上、元から性感帯である膣内は触られるだけでも痺れるほど感度が上がっていた)
■シオン > どんどん溢れてくる(目で確認しなくても手に感じる感触と、女性特有の匂いでかんじていることが分かる。特にその匂いは蕩けきっている頭を余計に蕩けさせる香りでどんどん意気が上がってきて、胸元から視線を上げて見上げるようにして)イルミお姉さん、もう我慢できない…入れちゃっていい?(ゆっくりと身体の位置をずらして、秘所に自分の性器を擦り付けるようにしながら尋ねるが、先がゆっくりとだが膣内へと入ろうとしていく)
■イルミ > ん、ん、く……っ、ぁ……(だんだん意識があやふやになり、目の前の彼のことと、より大きな快感を得ようということしか考えられなくなっていく。魔法が自分にまで作用してしまっているんだろうか、と思っていると、秘所に熱い感触を得て)……っ、ん……いいよ、シオンくんの、好きに、して……(すんなりとそんな言葉が出てきたのは、早く犯してほしいという本能に近い本音のせいだった。入り口からすでに押し込まれかけている感触は、彼の体格の割にかなり大きい気がしたけれど、それは自分が興奮しきっているが故の錯覚かもしれない)
■シオン > イルミお姉さん、いくよ…(一度喉を鳴らすように息を呑んで、待ち望んだ快楽を得るために腰をそのまま押し出していく。秘所に飲み込まれるように奥へと入れていけば、興奮が高まっていた所為か腰が砕けるような快感が身体を襲い、抱きつくように背中に手を回して、少しだけ息を整えると腰を動かして膣内を擦りあげていく)はぁっ…んっ、気持ち…いいっ(熱い息を吐きながら快楽で蕩けた表情を向け、腰を動かすたびに熱い息が漏れていく。それを見れば、その快感の度合いがかなりのものであることが分かるだろう)
■イルミ > ……っ!あっ、ぁ……ぁっ、あ……!(息を呑んで待っていると、やや強引に、身体の奥まで彼のものが押し込まれて来た。しかし、それに痛みや苦しさのようなものはほとんど感じず、口元から溢れる声はただ快感だけによるもので)あっ、あ、ぁ、すごいっ……こんな、にっ……ひ、ゃ、あっ、ああぁあっ……(抱きついてきた彼の身体を乳房に押し付けるように抱き締め返すと、膣内は必死に快感を与えようとするように締め付け、絡み付いた)
■シオン > (身体が震えるような快楽を感じながらも腰の動きが止まることは無く、何度も奥に打ち付けるように腰を動かしていく)はぁ、はぁ…んんっ…(胸に顔を埋めながら、快楽を得ようと腰を必死に膣奥に押し付けるように動かして、胸に埋めた顔を擦りつける様に振って胸に甘えるように舌を這わせる。どちらの行為も自分が快楽を求めるものでただ相手を求めていく。身体は何度も震えるがもっと欲しいとでも言うように身体全体で快楽を感じていく)
■イルミ > あんっ!ぁ、あっ、ぁ、ぁ……っ!(奥をがむしゃらに叩かれる度、押し出されるように喘ぎ声が上がる。男が自分の上で必死に腰を振っているという光景はサキュバスとしての本能を満足させ、男の子が胸に甘えてきているという事実は母性本能を満たしてくれて)っ……気持ち、いいっ……!はあっ、ぁ、あ、シオンくんっ、もっと、もっと……あっ、ぁ……!(漏れる声も、締め付けたり緩めたりを繰り返す膣内も、頑張って突き上げてくれている彼を煽り立てるように、止むことなく続く)
■シオン > (耳に聞こえる喘ぎ声は脳髄を痺れさせるかのように染み込んで聞こえ、求める声に何度も腰を叩きつけるように腰を振っていく)はぁ、イルミお姉さんっ…もうそろそろ、僕っ…(先ほどよりも強く抱きついて、最後に向けて激しく腰を振っていく)はぁ、ぁ、気持ちいい…でもそろそろ、出ちゃう(まだ終わりたくは無いけど、もう射精はすぐそこまで来ていて身体を大きく震わせて)もう出していいっ…もう我慢出来ない(相手もイカせようと射精を堪えているがそれでもそろそろ限界を迎えようとしていた)
■イルミ > んっ!ん、ぁ、あっぁ、あ……っ!(彼が腰を動かし、膣内を抉るスピードが上がれば、その分だけこちらが感じる快感も、口から溢れる声の大きさも確実に増していく。もうここが外だということもすっかり忘れ、ただひたすら激しく快感を貪り、)シオンくんっ、シオンくんっ……もう、もぅ、私っ、も……っ!ぁ、あっ、やぁ、ああぁあぁぁっ……!(彼の射精が近づけば、それを察した身体はより一層彼から精を絞り出そうと必死に締め付けを強め始める。それは自分が感じる快感もますます強めるもので)
■シオン > んんっっっ…もう、イクッ!(限界だった射精感は締め付けが強くなったことですぐに限界を向かえ、一番奥へと腰を押し付けた状態で膣内で一段と大きくなり、激しく膣内へと射精をしていく。一回で収まることなく、何度かに分けて最後の一滴まで膣内に出していく。出しながら何度も身体を震わせ、相手に抱きついてその胸に顔を埋めて、大きく息を吐きながら射精が終われば甘えるように身体を預けていく。射精の余韻浸るように何度も荒く息を吐いていく)
■イルミ > っ……!…………!!!(最後の、一際力強い突き上げと同時に頭が真っ白になった。最大級の快感の余韻の中、彼のものがビクビクと震えて精を吐き出していくのがハッキリとわかり)はあっ、ぁ、あっ、はぁ、はぁ……ぁ、ん……っ、ありが、とう……(胸に甘えるように息を整えている彼の頭を撫でながら、自分もゆっくり息を整えていく。一度絶頂を迎え、文字通りお腹いっぱいに彼の精を注がれたので、冷静な思考が少しずつ帰ってきてはいたのだが、甘えてくれる彼の姿を見ているとあまり悪い気はしていなかった)
■シオン > (暫くすれば少しずつ頭に思考が戻ってきて、今の自分の状況と体勢に先ほどまでの行為を思い出して顔を赤くした。別にその行為自体が嫌いなわけではない、と言うよりは気持ちよかったのですきなのだが流石に恥ずかしさがあった。ここが外であると言うこともある)えーと、イルミお姉さん…大丈夫?(身体にまだ余り力が入らないが、少しだけ重い身体を起こして激しくしすぎたかもしれないと相手も声をかける)
■イルミ > ん……うん、私は、平気……ごめんね、迷惑かけて……(むくりと身体を起こすが、ほとんど裸のままの身体をすぐには隠そうとはしない。それは単に全身がだるかったからというのが一番だけれど、彼も一度射精して魅了がすっかり解けているだろうと判断したからでもあったのだけど)えっと……き、きもち、よかったよ、ありがとう……(何か言わなければ、と思って真っ先に口から出てきた言葉がそれで、急に恥ずかしくなると傍らに落ちていたマントで身体を覆った)
■シオン > 迷惑…?(その言葉に暫く考え込んで、そう言えば薬草の香りで行為に及んだんだったのだと思い出すが、気持ちよかったので迷惑だとは思えなかった。相手のお礼と感想に笑顔を向ける)その、僕も気持ちよかったです、ありがとうございます(軽く頭を下げて、ズボンを履きなおして)えーと、そのまま帰すわけにも行かないですし、街外れに僕の泊まってる宿があるのでそこでお風呂とか入っていきますか?家に帰るのが大変だったら、泊まって行っても良いですよ(自分が相手のほうを向いたままだと、マントでそのまま隠してないとだろうと背を向ける)
■イルミ > あ……ありが、とう……(お礼の言葉が少し詰まってしまったのは、彼の親切心のため……ではなく、気持ちよかった、という言葉が嬉しかったからで)……ううん、その……家はこの近くなの、街道沿いの魔法店……こっちこそ、いろいろ、洗ったりとかしてあげないといけないし……あ、なんなら、占いとかもしてあげるけど……(男性恐怖症の対象になりづらい幼い子供ということもあってか、成り行きのセックスを通してすっかり彼を気に入ってしまったらしく、服を着直しながら彼を誘い返す。そのうちまた魅了の魔法が発動してしまうかも、なんていうことは考えもしないで……)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からイルミさんが去りました。
■シオン > (その後相手の家へと寄って何があったかはまた別の話である)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシオンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にホムラさんが現れました。
■ホムラ > 「さて――。」
馬車を降り、街へ戻って行くのを見守りながら。
昼下がりの街道にて呼び出し主を待つことにした。
黒い兜に黒い手甲、黒い足甲を身に着け、黒灰色のローブコートで身を包んだ黒ずくめの男とも女ともわからぬ風貌の者。
背に黒い大剣を背負い、鉄網を縫い込んだマントを身に押さえつけながら、周囲をゆっくりと、頭を動かして見渡した。
(まさかこんなにも早く呼び出しをもらうなんて……腕試しとしては最良のお相手だけど。)
先日、山賊の襲撃に苦戦を強いられていた頃、突如として現れた貴族を名乗る騎士と黒狼によって救われた。
その時に再度、いずれ手合せしよう、という話になっていた。
『スレイ』として、ホムラとしても想定外だったのはこんなにも早く呼び出しが掛かった事。
悪い気はしないが、残念ながらろくに対策も講じられていない。
ぶっつけ本番という事になるわけだが、それが故に心配であった。
(動きの鈍い此方に対して動きの素早いあの剣捌き……さて、どうしたものかな。)
考え込むように無意識に腕を組みつつ、呼び出し主が現れるのを待つことにした。
昼の明るい街道は視界が良く、付近にいるのであればすぐに『スレイ』の姿を見つける事は可能だろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にロトさんが現れました。
■ロト > 昼間 通り掛かる馬車が狼狽した無理もない。街道を歩く人一人載せてもびくともしない大きさの黒狼とその上に乗っている少女が通ったからだ。
ぐるると鳴きつつも馬車へと意識はむけずに乗っている主人に忠実な乗り物兼護衛?な黒狼は、命じられるがままにてってって、と約束の場所へと急ぐ。
因みに 手合せだと言うのに少女は防具は身に着けていても武具がないのが違和感あろう。手合せその場で出す気か?
(なにがいいかのう、小回り利くもので行くか、対等の獲物で参るか、の)
先日の対峙した際に見たのは大剣を使いこなす黒兜の存在。性別は多分女性だと思うが確信は揺らいでいる。
どうしたもんかの、と仕合う事態に何の抵抗もない上に、今日は楽しめるかの?と
うきうきわくわくという顔でもう少しでその場所につくだろう。
「…待たせたかの? とう!」
遠くからその大きさで目立っただろう黒狼とその狼上の少女が止まり、狼の上から とうっと威勢よく飛び降りて来ように身を翻し地面へと着地をして見せた。
■ホムラ > 考え込むように兜の下から手甲で顎を触れつつ、思考を巡らせている。
――そうこうしている内に、獣らしき足音が耳に届く。
顎から手を離して緩やかに視線を向けると、遠方より見覚えのある黒狼と、相変わらず戦闘をする者とは思えない姿の少女――ロードの姿があった。
黒い大きな狼は兎も角、彼女単身だけを見るならあの山賊戦の実力は本物であったと疑う者はいてもおかしくはないだろうな、と思いながら実際の戦闘を目にしている『スレイ』は微かに戦慄を覚えた。
「やあ。…なに、丁度君への対策を考えていたところさ。尤も大した案は浮かんではいないんだが。」
軽く上体を右に傾けつつ僅かに肩を竦めて見せる。
兜の隙間から見えるロードの表情はさぞ楽しみにしていたかのような表情を浮かべているように見え、これは失望させるわけにはいかないな、などと思考を巡らせながら。
(しかし、今日は武具を持っていないようだけど…。)
防具こそ身軽ではあるが身に着けているのが見て分かったが、はて武器はどこに、と姿勢を戻しながらも首を傾げて様子を見るように視線を送った。
■ロト > 着地をした後、ゆっくりと身を起こすとぐぐっと伸びをし、一寸振り向いて 黒狼に向けて 「待機!」と短く言っておいた。
と、言われた黒狼は邪魔にならない場所にのそのそと移動をして―お座りをすると尻尾をぱたりと動かして待機をして見せた。
そうしてからホムラの方へと視線を向け、ドレスのスカートの端の部分を摘まんで淑女の礼をしてから後、
「ごきげんよう、なのじゃ。対策…あっても無駄じゃろが、大剣を使う主への対策が全くない、お互いさまじゃ」
ぶっちゃけ、考えながら来たのだが最後までどうしようと思いながら来てしまった事を零す。うきうきわくわくな顔色は変わらず浮かべ続け、
「の、大剣同士の仕合が所望か、違う武器同士の仕合が宜しいか 主が決めてくれぬか? 武具はここで出すのでな。」
召喚というか能力で出す事を暗に含んだ事を言い始めた、選ぶ選択肢は主にあるぞ、と仕合は臨んだがそれ以外はホムラに任せた気がするので、さ、選んでくれ、と掌を差し出すようなそぶりを。
■ホムラ > 「相変わらず、君に忠実なのだな、彼……いや、彼女か…?」
言い掛けてふと、黒狼の性別を知らない事に気付き思わず疑問形になってしまった。
大よそ戦闘に巻き込まれない範囲まで離れて行った様子を横目に、さすがは貴族らしい挨拶を見せるロードを相手に少々むず痒い感覚を覚えるホムラ。
(改まってこういう挨拶って慣れないな。)
そう思考を巡らせながらも、彼女もまた別段対策が練れているわけではないと言うのだから互いに同じ条件であれば少しは安心もする。
お互い乱戦の中で僅かに動きを見た程度なのだから、当然と言えば当然なのかもしれないが。
――それにしても楽しそうな表情をするな、とも思いながらも、武器をどうするかという問い掛けに理解が遅れ、少し間が空いてしまった。
「――ああ、召喚魔法を使うのか、君は。そういう事なら君の得意な武器で構わない。私だけが得意武器というのはさすがにフェアじゃないだろう?」
例え実力において相手が上だったとしても、折角の手合いなのだから此方が有利過ぎても面白みはないし、何より経験にならない。
無論、得意武器では『スレイ』が相手にならないというなら大人しく選ばせてもらう気ではあるのだが。
それに武器は大剣ではあるが、戦いにおいて武器が大剣だけの兵は少ない。
(あ、でも魔法使われるときっついな…。)
そしてホムラは自分で言っておいて後で後悔するタイプだった。
■ロト > 「うむ、我が育てたからの、これは雄だが。人の言葉は喋れんが言われるのは分るぞ、我と違い賢い。」
性別は雄だ、耳をぴんと立たせたり尻尾をぱたりと揺らしたり、待機はきちんと実行するようだ。
礼儀は大事だろう、此方が仕合を所望したばかりに、仕合場所や日時は丸投げしてしまったからこそ 一応の礼儀は示さねば。
(うむ、挨拶はしたな、後は)
全く対策を取っていなかった、ただスレイと名乗ったホムラが使う武具は大剣。それに対する動きは己が同じような武具を所望するからこそ厄介だの、と思うのであって。
彼女に選択肢を与えて、それに応じて出そうかと思っていたので、何となしに聞いて 間が空くと おや?と首を傾げ
「いや、召喚魔法とは一寸違うの。 そう、ならば。鉈一対」
手を徐に前へと差し出し腰に交差して回し その後ろは何もないと思わせておきながら 何処からともなくー手を基に戻した時には片手にそれぞれ鉈・マチェットを持っていた。
「…因みに フェアな仕合を望むので言っておこう。 我は 攻撃魔法が使えぬ。安心せよ」
(攻撃に転じる魔法は使えない。ちょっと大事な事は前もって宣言しよう、で二刀流でやるつもりらしい。
■ホムラ > 「成程…まぁ、背中に乗っても問題ないとすれば相応か。おや、謙遜を。」
性別が雄と聞けば今一度視線を向ける。相変わらず大人しくその場で待機しており、尻尾を時折揺らしたり、耳を動かしている様子が伺える。
――さて、挨拶を交わしたところで、彼女が別の武器を使うとなれば今までの考察は全く意味が無かったという事になる。
何しろ考えられたのはあくまで剣をベースにした話だから。
どうしたものかと思考しつつも召喚とは異なると言えば尚更気になりはする。
突如、として引き出された鉈を見れば兜の下で目を見張る。
(元々持っていたというわけじゃないみたいだし…でも魔法のようにも見えなかった。あれは一体…?)
その場で生成した、というにはやはり魔法らしいそれではない。
何をしたのか、こればかりは全くわかる気がしなかった。
「……召喚でも魔法でもなく。どんな手品だい。」
内心は動揺しながらも、通常通り『スレイ』として問いを掛けてみる。
「フッ……そうか、それを聞いて安心した。魔法相手は少々苦手でね。」
内心、ワンサイドゲームにはならないで済むかな、なんて思いながら宣言を耳にして頷いた。
――ともすれば、右手を背へと持ち上げると、斜めに背負っている大剣の柄を掴み、緩やかに紐から引き抜けば両手で柄を握りしめた。
「ご存知の通り私が扱うのはこの大剣と肉体のみ。君の期待に答えられれば良いのだが。」
■ロト > 「うむ、もう一匹居ってな、それはこれの奥じゃ。今子守をしておる。いやいや、我 頭が弱いのでな」
これはもう番がおってな、と振り向かないが後ろには待機中のお座り巨大狼。
また 後ろへと下がって再び待機。じりじりと下がっているのはそれだけこの仕合派手になると無言の狼の行動。
召喚とは違う、何故ならこの能力 別名は異次元保管庫。
異次元に整理された棚から名称を言わないと思っているものと手にしたものが全く違うと言う珍事が起きる。
言わないで過去出てしまったのは ぴこぴこハンマーが筆頭。過去それで対峙した相手は爆笑したと言う。その結末はどうなったかは別の話。
鉈をそれぞれの手に持ちくるくると柄を回して持ち直し、
構えと言うか単に腰を低くした状態を構えと言うのであれば構えだが―
「答えは 仕合後に明かすので 許してくれまいか」
答えは今は言わない、っていうか詳細に答えられない。
問われたことに対して答えを後回しにしたいと含ませて
「魔法は卑怯でな。下手するとじゃが、遠距離一方攻撃になってしまう、あれは気に食わん。」
うむ、大剣VS二刀流。どう動こうか悩むではないか。
何か合図をな、と視線を大分離れた狼へと向け、「あれが吠えたら開始じゃ」と告げておこう。
「う、うむ。では、≪ウォーン≫…いいか、始めよう。」
言葉の途中で狼が遠吠えをしてしまった、おい、と思わず振り返らないが内心突っ込んだ少女、開始じゃ、とぐっと柄を握りしめ
■ホムラ > 「ほぅ、二匹か。夫婦という事か…? そうかな、謙遜だと思うよ、私はね。」
まだ他にもいるという言葉を聞けば、どうやら黒狼は家族を持っているらしい。
どうにも貴族というには野生児という印象を持ってしまいがちだが、頭が弱いなどという事は否定しておこう。
勿論見た限りでの発言であるので信憑性があるのかと言われればさて、となってしまうのだが。
此方の動きを察してか、狼もゆるく下がっているらしく、先程よりも少し遠くに居るように思える。
まぁ、武術と武術のぶつかり合いである為、余程広範囲の戦闘にはならないだろうと思ってはいるのだが。
さて、彼女の用いた技術について全く推測が及ばない。
答えは後に、という言葉を聞けばその場は納得して頷くとしよう。
腰を低くした様子を見れば前進するにおいては動きやすい姿勢のように思う。
構えかどうかは――我流の者も中には居る為、断言は出来ない。というより、『スレイ』は基本的に我流である故に。
「ではそうするとしよう。なに、そう言ってもらえれば仕合に集中できなくなるという心配はないから、大丈夫だよ。」
後に聞けるというなら気にするべきことは仕合の方向。
彼女の持つ二本の鉈、手数においては圧倒的に彼女が勝るわけだが。
「足の遅い相手であれば、遠方から打ち続けていれば体力を削る事は出来よう…ま、足が速ければその限りでもなかっただろうけれど。」
勿論相手によるが、遠距離から一方的に狙われるのは精神的にも体力的にもよろしくない。
単純な仕合をしたい、というのであればこの際魔法は不要の産物かも知れず。
狼が吠えたら仕合開始である、そう告げられれば無言で頷くも、どうにもタイミングが合わないらしく狼が先に吠えてしまい僅かにその場が和んだ。
「フフ。……参る。」
ざ、と一歩前に足を踏み出す。
とはいえ――大剣ともなれば基本隙を突いた戦法が主流となる。ましてこの重量装備、下手に突っ込んで行こうものなら忽ち鎌鼬の餌食になろう。
(仕掛けてこないならゆっくりと距離を詰めるか。仕掛けてくるなら……そこからは根気が要るかな。)
通常の戦法が果たして通じる相手であれば、その二つを選択して問題はないと思考する。
何分相手の動きを一部しか見ていない、迂闊に仕掛けるのは命を投げ捨てるようなものだ。
地味だが、慎重に一歩、一歩と距離を縮めて行こうとするだろう、相手方に動きが無ければ、その動きの繰り返しとなる。
円を描くように、横に移動するように見せつつも距離を着実に詰めて行こうとする。
■ロト > 「うむ、拾い子と育て子、一緒にしていたら番になったわ。いや、…いいわ、謙遜でもないのじゃが」
一緒にほぼいるのは黒狼一匹(雄)、他は国に居る。
貴族にしては戦う貴族を自称しており、デスクワークは苦手じゃと暗に言って居る様なもの。
彼女にどう思われているかは定かではないがーていうか彼女 相当防具が黒尽くめだ、兜重くないのか?
突っ込みたい事はもう山積みだ 後で片っ端から聞いておこう、出来たら。
腰を低くしていつでも飛び出せる状態にしておきながら、開始といって行き成り飛び込むこともせず 先手は譲る気なのか
攻撃魔法は使えないと言っておいたが他は使えるのは伏せていた。ただ 仕合相手が魔法がどうも、と言っていたのを鑑みると。
「-どうぞ、なのじゃ」
踏み出したな?では 参ろうか。先手は譲ったがそこからは動こう。二刀流で飛び出すかと思ったら、
一本を腰に下げるや否や しゅっと疾風の如く一気に距離を詰めて近距離~至近距離へと詰めだそうと一直線に動き始めた。
そして鉈(マチェット)一本で持って 強めの薙ぎ払いを仕掛けようと腕を振るい、
「受けろ なのじゃ!」
その語尾取ってつけているのか 微妙な間が空く。
■ホムラ > (狼と共に生きて行く人生か、悪くないな。……にしても、そこまで自分で言う程なのかなぁ。)
仕合が始まったとすれば、それ以上の突っ込みは避ける事とした。
貴族の割には前衛系、印象としては不思議ではあるが存在しないわけではない。だから彼女の言う事には充分納得は至っている。
――仮に何か質問をされたとしても慣れているからと答えるところで留まるだろう。
ホムラとしては自らの正体に繋がる情報を、まして貴族を名乗る彼女に伝わってしまうわけにはいかないのだから。
しかし、腰を低くしたまますぐには突撃をしてくる様子の無い彼女。その動きは先手を譲ったというところだろうか。
しかし攻め入るにはこちらも準備や状況作りが必要となる。その為、ありがたく先制を貰うという事は出来ずにいた。
「――……むっ。」
一歩動いた事に合わせて、少女も動き出した。
二刀流による手数による攻撃を想定していた為、数を捌くべく腰を深く落とし大剣を柄を握りしめるが――その動きは想像を越えて素早い。
踏込が早いのだ、僅かの間も無く距離は至近距離へ、大剣で薙ぎ払うには近すぎる。
しかもあろうことか、彼女は手数によるバランス崩しではなく、一撃を叩きこむような大振りで仕掛けてきた。もはや、語尾が気になるなどと言っている場合ではない。
(手数じゃなくて一撃でバランスを崩しに来る!?)
咄嗟に大剣を縦の構えから横へと刃を向きを変え、振られる鉈へ向けて両腕に力を籠めた。
剣を腹を少女へ向ける形となるが、叩き付けられる鉈の一撃は大剣の刃に激しくぶつかる事となるだろう。
――しかし、いきなりの重い一撃を防ぐ事は想定しておらず、足の構えが甘い。
重量が大きく傾いたとあれば重い装甲を纏っていたとしても完全には踏み止まれない。
踏み止まれないから、鉈から向けられる加重に合わせて両脚を横へと素早く踏込、一撃の威力を受け流して減衰し、食い止めようとしながら足元を整えて踏ん張る形を取ろうとする。
■ロト > そこまで頭が弱いのは理由がある。お互い突っ込みたい事はあろう、が仕合の最中は余計な事を考えない、それは正しいと思う。
既に貴族にしてお前本当に貴族か?と思われそうな前衛向き。後衛でのほほんとしているのは柄ではないと思っているし行動している。
彼女の名前…本名なのかどうかは分らんが、まぁ調べる伝は無くもない、答えてくれねば手段選ばなければ幾らでも、と少しわる物みたいな思考に為りかけたが置いておこう。
人の速さじゃないだろうその動き、と思わせんばかりの詰様。
二刀流の動きも出来るが敢て一本でまずは挑んでみようと動いたようだ。
初太刀を持って業を成す、的に動き様子を見ようと思って動き、鉈を振るった先は案の定 大剣の刃に当って火花が散る。
ぬ、と僅かに漏らし、柔軟に富んでいるのか空中でくるりと身を翻し腰に下げていたもう一本を抜くと
少し離れた所に ふわりと降り立とう。如何も一気に来ると思いきや少し離れたりと翻弄させるような動きをし始めている。
■ホムラ > 本名については冒険者ギルドを調べても『スレイ』で登録されている為に追う事は難しいが、本名を知る冒険者は零ではない。
探し方によっては彼女の名を知る事は出来るかもしれないが、そこまでする価値があるかどうかは、またさておき。
(あ、ああもう…貴族なんかより冒険者とかやったほうが名前有名になるんじゃないのこの人~~……!)
声には出さないが内心は悲鳴を上げそうだった。
さすがは修羅場を潜った人物というだけの事があり、動きが予測を上回っている。山賊の戦いでも身軽な動きであると思ったが、実際相手にしてみるとこうも違うものなのかと、焦りさえ浮かんだ。
しかし追撃はなく、初撃を咥えてから柔軟に身を翻して飛び退く彼女。
いや、退いたというよりは翻弄するような動きである。
それこそ舞うように。本来の姿であれば対等に渡り合える素早さを引き出す事は出来たかもしれないが、それに頼った時点で自らの敗北である。
「成程……素早くにして重い。てっきり手数で攻めてくるものと思ったが…考えを改めなければならないらしい。」
『スレイ』の余裕染みた口調。当然内心は正反対であったが、まだ『素』を出してしまう程の状況でもない。
――さて、考えを改めると言ったが明確な手段は思い浮かんではいない。あの身軽さであれば正面から突撃し、大剣を振るったところで避けられた上での反撃が飛んでくるだろう。
避けるとすればどちらだろうか、左か右かあるいは空中か、それともしゃがんで足場を崩してくるのか。
その全てを一瞬で行える技量がある相手、であれば大剣に頼った戦法など何の役にも立たない。
「では、今度は此方から参ろうか。」
大剣を――突きの構えに。
黒き大剣の刃はあまり鋭くはなく、ぶつかったところで殺傷力はないが打撃武器としては優秀だ。そして何より、受け止めるにはあまりに重い。
大地を足甲で蹴り上げると、馬鹿正直に見えるかもしれないが一直線に突撃して行く。避けぬのならそれはそれで良し。
しかし避けるのであれば――黒い兜の内側に潜む悪魔染みたエメラルドの輝きを持つ瞳が彼女を執拗に追いかけ、決して見逃しはしないだろう。
■ロト > お忘れではないだろうか これは一応貴族だ。手段は幾らでも選べるのだ、相手の最低限の情報を知りたいと言う欲求は一応取りたいのが理由なようだが、
別にそこまで調べる必要性とそれを後で思い出すかどうかは未知数だ。恐らく調べると言っておきながら忘れていくのが見えて為らない。
(語尾そろそろ ~じゃ 外したいわ。っていうかなんで付けたんじゃろか…ま、いっか)
冷静に自分の語尾についてセルフツッコミをしていた。
人の動きではない俊敏さと柔軟さを発揮し、翻弄する動きで持って相手の持続力を削ろうと言う妙な作戦。
なので攻撃、撤収 移動 攻撃 撤収…と長時間に持っておこうとする動きをせざる得ず、オンパレードかと思いきや、手数を増減という読めないように動く。
此方も本来の姿だったら 違う意味で戦場が焦土と化すので全くなりたくもないし 後が大変なので
くるくると鉈の柄を回して持ち直し腰を低くして構え
瞬きもせずに金色の瞳が彼女を、大剣から視線を反らさない。
と、突きの構えで怒涛の進撃を繰り出してきた、あの重量かつ大きい物体の薙ぎ払いや突きは受ければ一撃は重い。
仮に受け止めれば この外面細身の貴族像は崩れる、おまえ人じゃない説が確立してしまう。それはいかん!
「突きか ありきたりだが 避ける」
もう剣の切先が届く、という距離まで迫って来るのを待ち望み、動体視力がいいのか何なのか大差動きもせずに半身、ひらりと身を引いてみた。
とこれだけじゃ芸はない、あの剣を使う猛者だ、どうにかしてこれぞ一撃、というのを出さねば―ひらりひらりと舞う様に追いかけられ乍ら避けよう。
狼はー大分 遠くにまで逃げていたり。茂みの中に耳が立って居るのが見えるくらいの距離に。
■ホムラ > (本当に人間離れしてるっていうか……どんな修行をしたらあそこまで動けるんだろう。まさか実はミレー族とか言わないよね…。)
身軽な動きを見てはそんな想像を思い浮かべつつ、彼女の内心を知ってか知らずか。
幸い持久力においては山賊拠点で見せた通り。通常の人間であれはどれだけ鍛えていてもあの休憩所まで徒歩で向かい、戦闘を行うなど拷問に等しい。
『スレイ』はその中でも疲れを見せずに戦っていた――人間離れしているのはある意味お互い様かもしれないのだが。
さて、此方を弄ぶように逃れた少女目掛けての突進。
鉈持ち直し再び低く姿勢を落とした、そこへ勢いよく踏み込み、踏み込んで、踏み込み行く。
彼女は細身だ、直撃を受ければさすがに無傷とは行かないだろう。
だから、十中八九避けると読む。避けるならばどこへ至るか、さすがに跳躍して逃れられたならそれこそ疲労を待つだけとなってしまうだろうが――。
(それはありがたい。)
乗ってくれた――内心そう思った。
大きく逃れるでもなく、それこそ余裕を示すように、半身動く程度の回避。大きく逃れるにしろしないにしろ、大剣の突き立てる先は何も無い空間となろう。
だが大剣がこのタイミングで当たるなど、わざと受け止めでもしない限り有り得ない。
「――せいッ!」
突き出した大剣の勢いに任せて、刃を彼女が避けた方向とは反対側へと振り下ろす。
その動きに合わせて体は大きくバランスを崩すが、その刃は重く、地面へと埋まるようにして突き刺さり――その手前で既に『スレイ』は柄から両手を離した。
身軽となった体をしゃがみながら一回転、その動きは先程の愚鈍な動きに比べれば倍速に近いだろうか。
大剣を捨て、両手を地面に突き、大剣程ではないにしろ重量を持った足甲をその足目掛けて。
叫び声を挙げ終わるのは、砂埃を巻き上げながら身を捻り、彼女の膝裏目掛けて蹴りを放った直後となる。
■ロト > 人であると名乗っていない、見た目は確かにただの少女だ。ちょっとだけ腕の立つ自称戦う貴族である。
然し彼女に既に思われているかどうかは分からないが それだけじゃないだろうと。
見た目は細身だが中身は淫魔と鬼のハーフだ、能力的には鬼。男は筋肉粒々にして女は美形が多いと言うあの鬼族。
純粋な鬼だったら 物理的攻防力はあっただろうが、生憎の混血、微妙に淫魔の能力まで持ったので劣っている―打撃武器が使えないなどと言う制約が。
半身で避けた為距離は近い。 此処で跳躍したら 人じゃない説が濃厚になってしまう。っていうかもうその節崩れかかっているのだが。
「―なに!?」
逆に刃が振り下された その真意は何ぞ、と地面に突き刺さり砂埃が舞って一時的にだが視界が淀んで半減した為に
ーそれ位で見失うとかはない、剣は突き刺さっていると思う、が彼女は何処だ、といかん と自分が立って居た所に地面に向けて鉈を突き刺し、急いでその場から跳躍する様に―先程よりは距離を開けようと―
(…掠ったかもしれん。ちと痛いのだが。)
五体満足で少し離れた所に鉈一本持った状態で佇もう、が掠っただろう片足ーそれは右足だが、トントンと爪先を地面に立てて立って居ると言う―足甲のダメージ掠っても痛いだろうに折れた素振りはない そんな所。
「舐めて居った、訂正しよう。…ちと痛いな」