2015/10/10 のログ
■ティネ > 「えへへ、いいでしょ、魔法。
ボクのは、生得したものだから、教えてあげることはできないけど」
そう、得意げに応えるが――少しばかり胸が痛む。
事実とは少しだけ異なるからだ。
純粋そうなこの少年に嘘をついて平気でいるほど、ティネは悪党ではない。
本当のことを言っても困らせてしまうだけだし、仕方ないのだが。
火種をより大きなものに移す。
大きくなった炎が燃え移ったりしないように気をつけて、遠くの草の上に
自分の衣服を置く。
完全な裸となってしまったが、それはしかたないだろう。
「んっと……住所不定ってとこ。
あっちへふらふら、こっちへふらふら……根無し草だね。
人間世界ってやつは、小さい生き物には厳しいみたいでさー」
恥ずかしそうに頬を掻く。
うかつに人間に近づけばろくなことがないのは先日実証されたばかりだが、
かといって人里から離れて生きられるほどの野性味はなかった。
ぴゅう、と一陣の風が吹く。
小さなティネの身体は転がって、テルヴェの脚の付け根あたりへとぴとっとひっついた。
「くっついてていい? 飛ばされちゃいそう」
■魔王アスタルテ > (堂々と街道を突き進む魔物の一団。
その中心にいるのは、馬代わりに黒竜が引いているいかにも魔王が乗っていそうなデザインの漆黒の馬車だ。
そしてその馬車の周囲に、数十もの魔物が歩いている。
それはオークであったり、人型スライムだったり、竜人や悪魔であったりと様々。
明らかに統率された魔物集団である)
(その魔物の一団は、服を脱いでいるテルヴェとティネの傍で一斉に止まった。
二人に襲いかかろうとする気配はない。
馬車から、一人の少女が降りてくる。
魔王アスタルテだ。
それに続き、アスタルテ直属の配下たる四天王も次々に馬車から降りてくる)
「どうしたの?
川に落ちちゃった?」
(魔王が二人に、気さくに話かける)
■テルヴェ > 「根無し草、かぁ……大変だね」
同情の声を掛ける。
『大変だね』、自分の発した言葉の軽さと、この小人が実感している苦難の間に大きな乖離があることは十分にわかるが、それを言葉にする力はテルヴェにはない。
また、無理に言葉にしたところで実る物はないだろう。不和の種になるかもしれない。
テルヴェは口を結び、焚き火にあたるティネさんを悲しげな目で眺め……一糸まとわぬ姿に、再び目を逸らしてしまう。
そのまま考え込むような仕草をし、押し黙ってしまう。いや、実際に彼女の苦難について考えを巡らせてはいるのだが。
……しかし、コロコロと転がってそのまま自分の足元まで来る姿には、思わず全身を緊張させ、目を見開いてしまう。顔は真っ赤だ。
とりあえず手を添えてそれ以上風に流されないように抑え(裸体に触れているその手指は小刻みに震えている)、指先で軽く砂を落としてあげる。
「……い、いいよ、僕が持っててあげる。飛ばされちゃったら、大変だもんね」
健気に答えるその声も震えている。
そのまま手でティネさんの身体に触れるか触れないかの力下限で覆うように押さえ、風からの防御を作ってあげる。
……薄手のレギンスの下、細い脚の間で、男の子のソレが鎌首をもたげ始めた……。生理現象です。>ティネさん
街道を闊歩してくる馬車の姿には、なるべく半裸姿を見られないように身体を縮こまらせるが、どうやらその乗り手には気にされてしまったようだ。
「は、はい。ちょっと、川で探しものをしていたら……転んじゃって……」
問いかけられればそう答えるが、応答の語調は尻すぼみだ。馬車を囲む異形の群れに気付いたからだ。
半分くらいは名も知らない恐ろしげな怪物だが、ひとつは知っている。討伐対象のスライムって、あんな感じの魔物のハズ……。
その不気味な一団、それを統率する怪しげな少女に、テルヴェは恐れとも警戒ともとれる視線を投げかける。
その歯はカチカチとなっており、少女のほうまで響いてくるかもしれない。>アスタルテさん
■ティネ > 「大変大変ー。
でも、キミみたいな優しくしてくれるヒトもいるからね。
捨てる神あれば拾う神あり、って感じ~」
気さくに軽い調子で笑う。
別に彼に受難や苦労を分かち合ってもらおうだなんて思わない。
それぐらいの気丈さは、この小さな身でも持ち合わせている。
手に包まれる感じが心地よい。
悪意や害意なく握られるのは、結構悪く無い。ホッとする。
「ん、あれ……」
目を凝らす。
あれは俗に言う魔物の群れ……というか軍隊ではないか。
(なんでこんなところに……)
「そだよー。いま、お洋服乾かしてるとこ。
キミたちは何? ボクらを食べに来たの?」
どこか冗談めかして、少女にそう応答する。
虚勢ではなく、怯える様子はない。
それは自身が人間からは外れた存在になってしまったことと、
目の前の少女から、剣呑な気配を感じ取ることができなかったことに起因していた。
(だいじょーぶだよ)
恐怖を気取り、安心させるように、テルヴェのおなかの上に乗って
ぎゅっと身体を押し付ける。抱きしめてやることができればよかったのだけど。
■魔王アスタルテ > (この少年から歯がカチカチなっている音がするよ。
まあこの魔物の集団の前だからねー。
冒険者かな? それとも騎士とかかな?
とりあえず分かる事は、彼の腹部に淫紋が施されているという事だ。
どこぞの魔族の仕業だろう)
「川で探し物って、何か落っことしちゃったのかな。
それは、大変な目にあっちゃったね。
でも、その姿だったら突然、野賊とか魔物に襲われた時、危険だよ」
(まさしくその魔物の集団がテルヴェの前にいるわけだが。
現在魔物達が大人しくしている理由はもちろん、魔王が襲撃命令を下していないからだ)
(おちびちゃんの方は、怯えた様子はないようだ。
人間のようには見えないし、妖精の類だろうか?)
「君、ちっちゃくてすっごくかわいいよね。
そうだねー、食べちゃいたくなるよ」
(態々この場に立ち止まった目的、理由はまさしくそれだ)
『ちなみに食べるっつーのは、口の中にあーんと放りこむんじゃなくて、めちゃくちゃに凌辱したいって事だぜ。
ゲヘヘ』
(引き連れている魔物の一人たる獣人が態々補足する)
「態々説明しなくてもいいよ、そんな事」
(と思わず、呆れた様子でつっこみを入れてしまった)
■テルヴェ > 「食べッ……」
ティネさんのそのセリフに、思わず中腰になってしまいそうに脚に力が篭もる……しかし両脚とも震えており、立ち上がるに至らない。
冗談のつもりで言ったのだろうが、テルヴェにはその言葉に怯えるに足る理由があった。
お尻を地べたに付けながら、半勃ち状態になった股間を隠すように膝を閉じる。
合わせた膝さえもカチカチと打ち合って、歯の打鍵音と情けないハーモニーを奏でている。
手の中にいるティネさんは強気だ。根無し草という発言はホントのようで、こういった状況にも場慣れしているに違いない。
……とはいえ、小人だ。あの取り巻きの魔物のうち1匹にだって太刀打ちはできないだろう。この子を守るのはテルヴェの仕事だ。
左手のみで包み込むように抱え、とびっきりの不安の中にちょっぴりの勇気を湧き立たせた視線で、妖精と恐ろしげな少女の様子を交互に伺いながら、右手を傍らのショートソードに伸ばす。
(自分だって、あのモンスターの一匹にだって勝てないだろうけど、でも……)>ティネさん
少女の声には、ショートソードに伸ばし掛けた手が目に見えてビクッと震え、止まる。
「……お、お気遣いなく。濡れた服のほうが戦いにくい……から……」
なおも力のこもらない声で反駁する。とはいえ、危険には変わりがない。
情けなさと恥ずかしさで、意図せず顔が紅潮し、目の端には涙が滲み始めている。
さすがに街道をうろつくような魔物には鎧なしでも遅れをとるつもりはないが、目の前にいる魔物達からはそれを逸脱した雰囲気を感じる。
そして、その魔物と平然と語り合い、下衆なセリフを交わす様子には、ようやくテルヴェも実感を持つ。
(……この人は、魔族だ)
その事実を実感するにつれ、テルヴェの四肢からはさらに力が抜けていく。ティネさんを守るように握られた手も、徐々に開かれていく。
テルヴェは、魔族には勝てないのだ。そういう運命なのだ。たとえ目の前の相手が敵意を見せていなくても、自分は蛇に睨まれた蛙そのものなのだ。
全身に冷や汗が滲み始める。他方で、股間のソレはさらに硬さを増していく……懸命に脚を閉じ、それを隠そうとする。>アスタルテさん
■ティネ > 「えっ、ボクー? 確かにかわいいけどさー、えへへ、
もうちょっと肉付きのいい子が良いと思うなあー、アハハ」
少女の本気を感じ取り、さすがにティネの表情も強張る。
なけなしの勇気を振るうテルヴェとは対照的に、
脳内のそろばんを弾いてなんとか策を立てようとする……。
まだ自分は恐怖には呑まれてない。大丈夫だ。
脅かし方はそのへんのチンピラと同レベル、アマチュアだが……
チンピラの数百倍ぐらいは強いし剣でどうにかなる相手ではない。
強すぎる存在は、脅かし方にこだわる必要もないということか。
なんというか交通事故である。
低レベルキャラに魔王が襲いかかるとはあまりに空気読めてない。
自分だけなら飛んで逃げられないだろうか?
しかしそれが成功した場合彼女らの怒りはテルヴェへと向くだろう。
逆に、自分が身を差し出せばテルヴェは助かるかもしれないが……
この少年の目の前でむざむざリョージョクされるというのは、大変気が進まない。
というかリョージョクされること自体がイヤだ。
「ボクがイヤだって言ったら、どーするの?
弱っちくて裸のボクらを数を頼んで犯すの?
なっさけなーい!」
特にいい考えも思い浮かばなかったので、口を尖らせて煽ってみた。
これはそれなりに虚勢である。
■魔王アスタルテ > (震える少年。この状況だし、無理もない。
だが少年は、ショートソードに手を伸ばしていた。
やる気かなぁ?
でも、冒険者一人で魔王率いる魔物の軍隊と戦うなんて無茶だよね)
「無意味な抵抗はよしなよ。
大人しくしてたら殺したりしないってー」
(まあ、気分が変わればその限りじゃないけどね)
「あはっ♪ 少年が泣いてる泣いてるー♪。
怯えているなら、素直にしてなよ」
(少年を馬鹿にするように無邪気に笑う魔王。
そしてアスタルテは、テルヴェの股間に目を移すと、またクスッと笑みを浮かべる。
それは隠そうとしても、中々に難しい)
「へぇー、そんな小さな身体なのに、立派なもの持ってるんだね。
凌辱って聞いて、欲情しちゃってるんだね。
身体は正直だね♪」
「肉付きのいい子はいい子で、ちゃんと可愛がっちゃうよ。
でも今日は、小さな小さな君をいじめる気分になっちゃったんだよね。
この機会逃したら、いつ可愛い妖精ちゃんに巡り合えるか分からないからね」
(子供のような笑みで述べる。
可愛い子を見つけたから犯そう、そんな軽い感覚だ)
「そうだよー♪
弱っちくて裸の君を、あたしが満足いくまで可愛がっちゃうよ。
でも、この状況で虚勢を張れるのは立派だね。
ますます、食べちゃいたくなっちゃうよ。
それとも何? あたしの事誘ってるの?」
(煽りには、これまた陽気な笑顔で返す。
集団がなさけなーい、と思うぐらいなら魔物を統率する魔王なんぞやってない)
(アスタルテがひょいっと指を動かすと、先程の獣人がティネの身体をがっしりと掴もうとする。
同時に、竜人と人型スライムが二人がかりで、テルヴェの両腕をがっしりつかみ、抵抗できないようにしようとする)
■テルヴェ > 「弱っちいって………」
恐怖で緊張しきった神経に、妖精の無邪気な言葉がくすぐるように分け入って来て、テルヴェは思わず表情をほころばせてしまう。
(……そうだ、ティネさんはともかく、自分だって弱い。とんでもなく弱っちい)
きっとここでどれだけ勇気を振り絞って立ち向かっても、この軍勢に対してはきっと……かすり傷ひとつも、わずかでも苛つかせることすらできないに違いない。
そう割りきってしまえば、むしろ気は楽になる。魔族の餌だったときの記憶が蘇り、心が平静を取り戻していく。
(……こうなれば、あとの望みは、この魔物の群れと統率者が興味を失うなどして去ってくれることのみだ。
そのための口八丁ならティネさんのほうが得意そうだし)
とはいえ、か弱くて無害なコドモを装うのはそれはそれで、ちっぽけな男のプライドが許さない。
剣に伸ばす手は引っ込めたが、魔族の少女のことは口を真一文字に閉じ、キッと真っ直ぐ睨み続ける。
ティネさんを守る手にも力を込め直し、暖かな体温を締めすぎないように防御しながら……。
それでいてどこか、責任を押し付けるかのように、魔族の少女に見えやすい位置に手を軽く掲げる。ここは無意識だったかもしれない。>ティネさん
少なくとも、テルヴェにもう抵抗の意思はない。女の子2人の言いなりになるのは癪だが、抗う術はない。
しかし、勃起を始めたソレに気付かれれば、すでにぴったりと閉じた脚をさらに閉じようと無意識に力を込めてしまい、逆に滑って膝を交差させてしまう。
大変にみっともない。
「ち、違うッ! 欲情なんかしてないッ! これは……これは、違うからッ!
てぃ、ティネさんも勘違いしないで……」
ティネさんにも視線を向けて懸命に首を振るが、意識すると、手のひらの中で感じる幼い肢体の感触が生々しく神経に伝わり、さらにソレが硬さを増す。
裸の妖精を握りしめている興奮、魔族に虚仮にされていることによる本能的反応の羽交い締めによって、テルヴェの性器は触れられることなく責め立てられ続けていた。
「………う、うううううっ……もう、やだぁ……」
とうとう、声を殺しながらも泣き出してしまうテルヴェであった。
そのままティネさんを奪われそうになれば、庇おうと必死に手を逸らそうとするが、自分にも魔の手が及ぶともはやそれどころではなく、組み伏せられてしまう。
両腕の自由が奪われ、片方の手にスライムのヌメッとした弾力感を感じると、テルヴェの身体は弱々しく戦慄き……。
「………ぁ……」
すでに川の水で湿りきったレギンスの突端に、新たに白い染みが湧き出し始めた。>アスタルテさん
■ティネ > 統率者としてのプライドを刺激すればなんか好転するかな、
という期待がちょっとだけあったけど全然ダメだった。
テルヴェの手から、獣人の手へわしづかみにされて移る。
「わーっ、もう!」
うひょお、とその手をすり抜ける。
テルヴェの手とはぜんぜん違う、不快で優しさのない握り方だった。
広がる蝶の羽根、舞う鱗粉。
おっ今回はうまく飛べたぞーやるじゃん自分。
「レディーに触る作法も習わなかったの? けだもの!」
どうにか捕まることは免れる、が、これでは逃げ続けられやしない。
(あー逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい~~~)
高く飛翔すればあるいは包囲を抜けられるかもしれない。自分だけ。
鼠のような生き方に身をやっしこそ泥で暮らしていてもわかることはある。
自分に良くしてくれた人を見捨てるのは最低の虫けら以下、ということだ。
そして涙を流すテルヴェの上にすとん、と降り立つ。
もはや逃れるつもりはない。仁王立ちだ。
「ほら、もう、好きにしなよ!」
魔なる少女へ宣言する。ヤケクソである。
「……って、あっ」
テルヴェの下半身の異変に気づき、
場違いに気まずそうな表情で顔を紅潮させてしまった。
■魔王アスタルテ > (少年は、抵抗をやめるようだ。
それが良い判断だよ、無駄な血を流さなくて済むね。
それでも少年は、アスタルテを睨みつけてくる)
「そんなに否定せずに、正直になりなよ。
そのちびっ子ちゃんは、ティネちゃんって言うんだね。
ティネちゃんが凌辱される姿を想像して、立っちゃった?
すっごく、えっちぃ少年だねー。
エロの権化だねー」
(笑って少年をからかう)
「あはっ♪ ついに大泣きしちゃった♪
可愛らしいティナちゃんの前で男の子が泣いちゃうなんて、かっこわるいよねー?」
(アスタルテはすぐ隣に居る腹心の手下たる四天王の一人にそう質問する。
その四天王は『まことにかっこわるうございますな』と返していた。
そして、竜人と人型スライムは、少年の両腕を捕え、身動きとれなくする)
(しかし、残念ながら、獣人型の魔物はティネを握る事ができなかった。
ティネは獣人の手をすり抜け、空を舞う)
『なにせ、お前が麗しいものでね。
礼儀作法なんぞ、忘れちまったぜ』
(などと、獣人はゲスな笑いをしながら返す。
このまま少年を見捨てて逃げるティネの見苦しい姿を見るのもいいものだ。
自分だけが助かれば良い、そう思う人は多かろう。
どちらにしても、逃がす気はないけどね。
だが、ティネは諦めて、少年の上にすとんと降り立った。
へぇ~、結構素直なんだー)
「なら、お言葉に甘えて好きにしちゃうねー」
(と、満面の笑み)
「ではまず、その少年のパンツ脱がしちゃうね。
自慢のソレ、ティネちゃんにしっかり見せてあげようよ」
(魔物の一人、オークはテルヴェのパンツを脱がそうとする。
そして、ティネは先程の獣人が汚らしく握りうとする。
その後、少年の硬くなった肉棒を近くで見える位置に、ティネをもっていった)
■テルヴェ > 僕はどうなってもいいからティネさんは逃げて。……そう言うべきであったが、もう遅い。
裸の妖精さんはテルヴェの何倍もの勇気を持っていて、巨躯の魔物に手籠めにされそうになってもペースを保ち、あまつさえ身を委ねようとしている。
きっとテルヴェが不甲斐ないせいで、逃げるチャンスを失わせてしまったのだ。守るはずの小さなティネさんに、逆に守られてしまったのだ。
……そう考えると、テルヴェはなおのこと惨めな気持ちになり、涙がとめどなく溢れ出す。
だらしなく下着を濡らしていく白濁液が、その凄惨な気持ちに拍車をかけていく。
「違うッ……違うからぁ……ティネさんに興奮したとかじゃなくて……うぅ……」
恩人とも言うべき妖精に対し、否定と言い訳、涙と嗚咽と精液しか出てこない。頭がガンガン痛み出して来る。
もはや彼女のことを直視できない。自らを囲む異形の群れ達も意識からシャットアウトするように、きつく目を閉じる。>ティネさん
魔物に羽交い締めにされ、もはや身じろぎもできないテルヴェ。真っ白の四肢、真っ白のお腹が陽光に晒される……そのおへその下には、何らかの紋様が光る。
どの魔物がどう自分に触れているのかも、目を閉じている今はわからないし、知りたくもない。
少女の指示でパンツが降ろされようとしていることがわかれば、精一杯の力を込めて腰をよじるも、むしろ情けなさが強調されただけであろう。
「……ふぁ…」
湿ったレギンスが下ろされると、勃起しきった肉棒がぴんと屹立して太陽を指差す。
半分皮の剥けたその先端からは泉のようにこんこんと白濁した粘液が湧き出し続けており、ぽってりと中太りした竿の全体を汚している。
そのサイズは体格に比べればやや大きめといえるが、それでも大人のソレには程遠い程度だ。
オークの鼻息が亀頭に降りかかると、まるで感電したかのように全身がぴくりと波打った。
「……やだ……みないで……みせないでぇ……ティネさぁん……」
オークの鼻息をティネさんの気配に勘違いしたのか、ぴゅっ、と一塊の精液が天に向けて放たれ、また勢いを失って湧き出し始める>アスタルテさん
■ティネ > 「ううん……いいの。
むしろ……うれしいよ」
首を振ってそうテルヴェに答える。
彼は小さい自分のことを侮らず、ちゃんと対等に扱ってくれた。
それがとても嬉しい。自分の忘れていた人間らしさを、思い出せた気がするから。
「わあっ……」
屹立した肉の柱が目の前にあった。
若い潮の臭いが、鼻孔を満たす。
小さなティネには、脈打つそれはひとつの生き物のように思えた。
「ボクに見られて……興奮してるの?」
陶然とした様子で呟くように言う。
卑しい獣人に自分が掴まれていることなど、忘れてしまったようだった。
鼓動が高まる。身体の芯がじんと熱くなる。
ひどく目の前のそれが愛おしくなって、身体をよじり、揺らす。
手の拘束から逃れようとしているというよりは、自らの熱を持て余すように。
なんとか彼のそれに触れられないかと、物欲しそうな表情で首を伸ばす……。
■魔王アスタルテ > (少年のおへそにある、魔族により刻まれた紋章……。
気になるところだけど、今は紋章なんてほっといて楽しんじゃおう。
とりあえず、オークがレギンスを下ろしたよ。
そのみっともなくも立派なものが露わになる。
わぁー、もう白濁とした粘液が出てるよ、この子。
えっちぃなぁ)
「ティネちゃん、遠慮なく見ちゃいなよ。
このみっともない、少年の姿をね。
あはっ♪」
(見られて興奮してるんだね。
凄い変態さんだよ)
『オークの鼻息で射精してるぜ、こいつ。
とんだ変態だな!』
(少年を羽交い絞めにしている魔物の一人である人型スライムも、テルヴェを嘲笑していた)
「ティネちゃん、もしかしてソレに触れたいの?
いいよー、あたしが許可してあげるよ。ねぇ、その妖精ちゃんを放してあげて」
『はっ!!』
(獣人は、アスタルテに言われた通り、ティネを解放する。
これにてティネは、自由の身となる)
「解放してあげたけど、ティネちゃんが逃げようとしたら、この少年がどうなるか分かってるよね?」
(オークは、手にしている槍を光らせる。
要するに、逃げたらテルヴェがただでは済まないという事を示している。
まあ人質とか取らずとも、ちびっ子一人捕えられないわけでもないけどね)
「それではちびっ娘ちゃん。
その少年を君の手で気持ちよくしてあげなよ。
そして、その少年の白濁とした汚い液体を思いっきり自分の身体に浴びちゃいなよ。
もう、その小さな身体の全身に塗れるぐらいにね」
(にこっと笑って、ティネに命令する魔王)
■テルヴェ > 魔物の掌中にありながらも、健気に自分を励まそうと言葉をかけてくるティネさんの様子に、テルヴェの緊張がにわかに和らぐ。
薄目を開け、忌々しい精液蛇口の向こうに佇む小さな少女の姿を認めて……テルヴェの表情が歪む。
「……ウウッ……そう、そうだよぉ……。ティネさんに興奮した……。
だって、可愛いんだもん……柔らかくて、暖かくて……」
震える唇から懸命に感想を絞り出し、ティネさんに打ち明ける。正直な感想であり、きっとそれがティネさんの心の支えにもなるに違いない。
……他方で、テルヴェの脳髄は新たな不甲斐なさに締め付けられた。
ティネさんに興奮したのは確かだが、理由としては半分だ。もう半分は、魔族に対するトラウマ、家畜としての本能的反応なのだ。
そのことは決して……少なくともティネさんには言えない。言ったが最後、男としてのプライドは砕け散ってしまう。
純粋に100%ティネさんに興奮してこうなった、と心から言えたならどれだけ気が楽になったことか。
そんな悶々とした本人の気持ちなど全く知らないかのように、テルヴェの肉棒はひくひくと脈打ち、異常とも思える量の精液をゆっくりと吐き出し続ける。>ティネさん
ティネさんに見られるくらいなら別にいい。いや、すでにかなりプライドは傷ついているが。
しかし、魔族の少女がティネさんに愛撫するよう命令するのを聞くと、嫌悪感と安心感のないまぜになった感情が脳内を走り、眉がひそむ。
ティネさんは決してこの手の行為が嫌いではないのだろう。そのことは今の口調で分かる。
でも、可愛くて綺麗なティネさんを自分の精液で汚してしまうことには抵抗はあった。
それに、それが魔族の指示であり、自分が人質となっての行為であるということは耐え難く苦痛であった。
醜悪な魔物に囃し立てられ、見下されながらというシチュエーションもひどく屈辱的だ。
……まぁ、とはいってもテルヴェには抵抗の術はないが。
「……うう、ティネさぁん……」
結局、妖精の気を遣うように儚げに声を上げることしかできなかった。
それは聞きようによっては、愛撫をおねだりするようにも聞こえたかもしれない。>アスタルテさん
■ティネ > 「そう……ありがとね」
微かに笑む。
テルヴェに秘された半分の理由は、ティネの知るよしもなかったが
その言葉は確かな真実であって、ティネには充分なものだった。
「フン、いちいち釘を刺すなんて、小心者めっ」
せいいっぱいの減らず口を叩く。
もちろん、今更逃げおおせようなどという選択肢はない。
が、癪に障るものは障る。解放されたことを感謝してやるもんかという面持ちだ。
屹立した肉棒に、テルヴェの腹部に背を向けるようにして跨る。
軽く小さな全身を預けても、揺るぐ気配はない。
焼けた鉄のような熱が座した下半身に伝わる。
それだけでティネは絶頂に至りそうなほどだった。
秘部からこぼれ落ちた雫が竿に垂れて、テルヴェの精と混ざり合う。
「だいじょうぶだよ。きもちよくしてあげるね……」
肉の巨柱に、うつ伏せになるようにして抱きつく。
そうして、自分の貧相な胸や秘部をこすりつけるようにして、奉仕を始めた。
テルヴェの陰茎のもたらす熱による汗と、欲情による愛液を垂れ流す。それが潤滑剤にもなり。
抱きつく先端からあふれだす夥しい量の粘ついた白濁が、頭部にかかる。
それを嫌がるそぶりは見せない。顔は白にまみれ、ストロベリーブロンドにも絡みつく……
■魔王アスタルテ > 「ティネちゃんが可愛いのは全くの同意だよ。
気が合うね、少年」
(アスタルテはテルヴェを馬鹿にするように言う。
ティネの事が可愛いと思っているのはその通りだが、その方向性は違う事だろう。
それにしてもよく出るねー、白い液体。
(こんなにも可愛いくて綺麗なティネちゃんが男の汚くドロドロとした白い液体で汚される。
もう、たまんないよね!
それも、愛撫を強要されているんだよ?
きゃはっ♪ もうゾクゾクしてくる……。
抵抗できないとは言え、少年も愛撫をおねだりするような声を出すようなもんだから、余計にだよ)
(少年に対しては結構素直だけど、口悪いなぁー妖精ちゃん)
「その反抗的な態度もまた、凄く愛らしいね。
あぁ~、もうゾクゾクしてくるよ」
(生意気なティネを見て、その目をハートマークにさせる。
この状況で減らず口が叩けるだけ、ご立派だね。
ますます可愛がりたくなる。
実際、人質を取らずとも逃がすなんて思ってないので、小心者という言葉にも単に、愛おしいと思うのみだ)
(ティネが少年の肉棒に跨る。
わぁ~、肉棒に跨る小さな妖精ちゃん。
とてもステキだよー。
それもティネの綺麗な愛液が男の汚らしい白い液体と混ざり合っているんだよ。
もう、興奮せずにはいられない!)
「そうそう、早く気持ちよくしてあげてよー」
(思わず急かしてしまう。
小さな胸や秘部が肉棒にこすりつけられてる。
わぁ~、綺麗なティネちゃんが男の汚らしい液体で汚れたよ。
その瞬間、変態魔王の息がハァハァと荒くなる)
■テルヴェ > ティネさんの魔族に対する罵りに併せ、テルヴェも心のなかで精一杯に呪詛を吐く。
(……いつか、すごい冒険者になって、魔族にも負けない力を身につけて、魔族共を懲らしめてやるんだ……今に見てろ!)
当然、その呪詛は声にはならないが。
そして、つかの間うなりを上げた憎しみの炎は、陰茎に触れる暖かくて柔らかい感触によってすぐにまた洗い流されてしまう。
「ひゃあああっ!?」
テルヴェは思わず目を見開き、周囲の醜悪なモンスターが目に入ればすぐにまた薄目になって、真正面だけを捉えるようにする。
そこにあったのは、自らの陰茎に抱きつく小人の背中、羽根、おしり……。
そして同時に竿の背に感じるのは、ふんわりと柔らかなお腹、ツンと立って血管を引っ掻く乳首、そして竿の中腹を舐めるように上下する湿った感覚……粘膜の熱さ。
思わず、腹の上で肉棒が踊る。ぴり、と音を立てて半剥けの皮が広がり、桜色の亀頭が徐々にその全貌を現し始める。
「あっ! あああ! ティネしゃん!! らめっ! ……ふあああ……! ……っく!」
健気なその後姿を侵略するように、精液が溢れ、垂れていく。艶やかな髪も、薄い羽根も、穢れとは無縁そうなお尻さえも、汚濁が塗りつぶしていく。
テルヴェに去来するのは、深い自責の念、悔しさ、小さくも強い妖精を愛おしく思う気持ち、そして……その美しい姿を汚していくことへの恍惚。
……はじめて抱く感情に、戸惑うテルヴェ。きっとこの感情を悟られれば、ティネさんには嫌われ、この魔族の少女にはなおさら付け入られることであろう。
懸命に嬌声をこらえようと歯を食い縛るが、ティネさんの全身を用いた愛撫には耐えられない。
全身を震えさせながら、だらしなく精液を垂れ流し続け、川辺に白濁の水溜りを作り始めるテルヴェであった>ティネさん
「……気持ちいい、気持ちいいからぁ……ティネさん、気持ちいいっ……!」
魔族の嘲笑には、あえて相槌を打って答える。ティネさんへの励ましであると同時に、魔族の欲求を早く満足させようと言う焦りでもある。
当然、とっても恥ずかしい。白い顔も四肢も桜色に染まり、肉棒はさらに卑猥に脈打つ。
モンスターを視界に捉えないようにしつつ、魔族の少女にも恐る恐る視線を向ける。
ひどく興奮しているようだ。これは、自分の情けない姿に興奮しているのか、ティネさんの痴態に興奮しているのか。
できれば前者であってほしくはない、というのがテルヴェのちっぽけなプライドが求める答えである。
小さな妖精、憎き魔族、醜悪な魔物の群れに見下されながら搾精されているという現状に、テルヴェは再び涙を滲ませる。
……と同時に、どこか懐かしい感覚も覚え、涙を伝わせながら自嘲的に笑みを浮かべてしまう。
結局、テルヴェはいつまで経っても、どこに行っても、こうやって魔族の……強者の餌になる運命なのか。>アスタルテさん
■ティネ > あくまで泰然とした態度を崩さない、見た目は年端もいかない魔族の少女に、
うんざりとしながらも、どこか落ち着くような感じを覚えてしまう。
強いものが、弱者にかける憐憫と優越の眼差し――それが、いやになるぐらい腑に落ちる。
(……考えるのはよすんだ)
できることは、さっさとこの悪趣味なショーを終わらせて、満足いただくことしかない。
「わわっ」
跨る竿が跳ねて、振り落とされそうになって強くしがみつく。
粘液に濡れた小さな乳房や腕がぐちゃぐちゃと押し付けられる。
暴れ馬に乗れば、ちょうどこんな感じになるだろうか?
けれど、今全身を委ねているのは幼い少年の身体のほんの一部でしか無い。
その倒錯が――ティネの知らぬうちに欲情を高めさせた。
(あ、もったいないなあ……)
あふれだす精液を、露出した亀頭に口を付けて舐めとる。
その男性機能の結実を口に含んで、ティネの全身に稲妻が走る。
(おいしい……)
子供らしい色をしたそれは、小人が対しても悍ましさには欠ける。
しかし子供らしくもなく弾力に富む白濁は、小人が飲むのは少し難しい。
下手をすれば窒息してしまいそうなそれを、んぐ、んぐと噛みながら嚥下する。
「おいひい……おいひぃ!
テルヴェくんの、すごくおいひぃよぉ……おいしいよぉ……!」
そう、快楽に叫んで――秘部から、汁があふれだす。絶頂に至ったのだ。
彼女の愛液は、テルヴェの精に比べればほんのささやかな量だった。
ぷは、と恍惚を吐息に混ぜる。
沢山飲んだつもりだけど――彼にとっては、わずか数滴に満たない。
だらしなく、弛緩しきった表情と声。
テルヴェのもたらす熱、精、そして嬌声が、ティネの理性を溶かしていく。
情欲に流され、陰茎に取り付き、貪るように白濁を、それに塗れながら舐めとるその姿は
――まるで虫けらのように浅ましく映るかもしれない。
「はぁ、はぁっ」
未だ収まらない様子のティネは、跨る位置を変える。
竿ではなく、その先端――亀頭、蛇口、その直上へ。
受け止めようとでも言うのだろうか。
もちろん受け止められるはずもなく、飛び出す白濁は
腹を、胸を、顔を、髪を、すべてを浸していく……。
■魔王アスタルテ > (相変わらず、この少年のせーえきってすっごーい。
男の子ってこんなにもせーえき出ちゃうものなの?
まるで、せーえきのホースだよ。
この少年、今どんな気持ちなんだろう。
想像しちゃうと、もう色々と惨めだよねー。
あはっ♪ あはは♪
すごく、おっもしろーい)
「えっちぃ妖精ちゃんにご奉仕されて、気持ちいいんだねー。
わぁー、二人ともすっごく変態さんだぁー。
えっちなカップル誕生だね」
(その言葉に、アスタルテはさらに嘲笑を重ね、羞恥を煽る。
無理やり犯されてるのに、全身桜色に染まっちゃってる、なっさけなーい。
テルヴェにとって幸いだったのは、アスタルテはテルヴェの情けない姿ではなく、ティネのえっちぃ姿に興奮している事だろう。
根本的にアスタルテが好きなのは可愛い女の子であり、男のテルヴェは単に馬鹿にしているだけの状況だ。
ティネのえろ~い光景を見るために、テルヴェが利用されているとも言いかえられる。
それにしてもこの少年、よく泣くね)
(逆に、ティネの方はとても勇ましい。
弱い立場でありながら、まだ落ちつきもあるようだ。
最も、逆らえる状況ではないという事は理解している事だろう。
肉棒に必死にしがみつくティネに興奮してしまう。
いいよねー、小さい身体ながらもああやって頑張ってご奉仕する姿。
ほんとに、かわいいなぁー。
えっちぃ妖精ちゃんだぁー。
一生このまま見ていていたいぐらいだよ)
「ティネちゃん、少年の白濁とした汚い液体、飲んじゃってるね。
そうなんだぁー、そんなにおいしく味わえちゃうんだね。
あまりにもおいしかったからなのかな、ティネちゃん今イっちゃったよね?
あぁ~もう、ティネちゃん、かわいすぎるよー」
(からかっているというよりかは、興奮している感じで言う。
というか、興奮しすぎて少しだけよだれが出てたりする。
品がないとか言ってられない。
もう、最高の気分♪)
「もう、淫乱妖精ちゃんだねー」
(絶頂後、弛緩しきった表情を見せ、甘い声を発するティネにそんな感想を、ゾクッと胸を鼓動させながら述べる。
だって、今の光景、たまんなくステキだからね。
正常でいろ、という方が無理だよ)
「少年のせいで、もうティネちゃんぐちょぐちょだね。
いいね、いいねー、その汚れ腐った、だらしない姿。
美しい妖精ちゃんが、だいなしだねー」
■テルヴェ > 貪るように絡みつく妖精の四肢。粘液のように陰茎を優しく覆う妖精の熱気。
やがて混ざり始めるのは、精液を嚥下していることを否応なく察知させる肋骨の蠢き。
初体験の『全身コキ』による痺れるような快楽と背徳感に、テルヴェは桃色の舌を突き出し、壊れた楽器のように喘ぎ声を上げ続けた。
「ひゃんっ……! ふぅ……ぁぁあああ……ティネしゃん……らめ、飲んじゃぁ……」
言葉とは裏腹に、精液はこぽこぽと湧き出し続け、ティネさんの背筋や二の腕を伝って、テルヴェの下腹部全体をベトベトに汚している。
青臭い香りが野草の匂いに混ざり、もうもうと周辺へと広がっていく。街道にさえ届いているかもしれないと想像すれば、被虐心がなおさら燃え立つのを感じる。
『おいしい』。その感想は実は言われ慣れたものだ。魔族の餌だった頃もよく言われたし、次もおいしいと言われるよう、童心ながらに体調管理に努めたものだ。
……そして、ふとした疑念が頭をよぎる。もしや、ティネさんとこの魔族は、グルだったのでは? と。
ティネさんはこの魔族の放った先手で、自分を手籠めにするための餌だったのではないか、とも。
そう疑うことに対する罪悪感に悩むだけの力は、色欲に染まったテルヴェの脳にはもう残っていなかった。
……まぁ、仮にそうだとしても、もうどうでもいいことだった。
自らの痴態を見て喜んでくれる人、自らの精液を美味しいと言い、ちんぽを愛撫してくれる人。快楽を与えてくれる人、自分から快楽を見出してくれる人。
そのような人々に相手にされているだけで、自分には価値はあるのだから……。うっとりと、その表情が緩んでいく。
だめ、だめ、と口走りながらも、テルヴェは腰をぐっと突き出し、骨盤を絞って尿道を緩める。
湧き出す精液の勢いこそ変わらないが、途切れる頻度が減ってきている。
もっと飲んで欲しい、もっと浴びせたい、もっと汚したい、もっと悦ばせたい……。口に出せない欲望を、かわりに精液の熱に替え、とめどなく放つ。
精液を受け止める場所を口から股間に変えるのを見ても、テルヴェはうっとりとしたまま。小さい体だ、どこを汚しても大差はない……>ティネさん
興奮の吐息とともに放たれる魔族の嘲笑に、陰茎への愛撫と別ベクトルから電気を流されたような錯覚を覚え、半ブリッジ状態の体勢から大きな陰嚢を震わせる。
「……違うッ……カップルじゃない……ティネさんとは、さっき会ったばかり……」
上ずった声で、深い呼吸を混ぜながら反論を放つ。
自分のような汚らわしく弱い存在はティネさんには相応しくないのだ。こうやって組み敷かれるならいいが、カップルだなんて、恐れ多い。
そんな気持ちがたどたどしく言語化され、唾液にまみれた唇を震わせた。
……とはいえ、声は届いただろうか。もはや、魔族の興味はティネさんのほうに注がれていることは瞭然。
ある意味でよい状況である。テルヴェはもう、ただの精液家畜……いや、精液家具でいい。
2人のサディストに組み敷かれ、言われるがまま、為されるがままにテルヴェは精液を噴き続けた。歓喜とともに。
腹部の淫紋が、扇情的な赤色の光をどんどん増していく。>アスタルテさん
■ティネ > 「うんっ、だっておいひいもん。
ボク、これだけで、いきていきたいにゃあ……」
テルヴェの脈動に揺らされながら、
魔族の少女からかけられた言葉にすら、素直に返事をする。
だって本当にそうなんだもの。
この満ち溢れる喜びを、憎たらしい魔族たちにすら分け与えたい気分だった。
充満した精液の臭いと、べたべたとした感触。口の中に広がる幸せな味。
まるで少年の精に、自分が溶けてしまったようだった。
両脚で亀頭を挟みこむようにして、しっかりと押さえつける。
「えへへ、いれちゃうよぉー」
緩んだ声。
すると奇妙なことが起こる。
ティネにとって到底受け入れられないはずのサイズの先端が、
徐々に、ずり、ずり、と、秘裂へと飲み込まれていく……
まるで、ペニスに合わせて形を変えるように、柔らかく。
「あっ、あっ、あっ……!」
先端から精液が噴射されるのにあわせ、
ティネの腹部も脈動する。
陰部ではなく、直接そこに注ぎ込まれているかのように。
さらに肉の塔が突き上げられれば、今度は腹がその形に浮かび上がる。
突き破られそうにも思えてしまうが――けしてそんなことは起こらない。
でたらめだった。
外も、中も、思考も、すべてがテルヴェのもので満たされていく。
絶望的なまでの悦楽と、奇妙なまでの安堵――
「あ、あっ、ああっ、あ――」
嬌声はそこで途切れる。
……叫ぶティネの喉から、白濁が溢れてきたために。
まるで、彼女自身がテルヴェの性器の一部と化してしまったかのようだった。
ぐりん、と白目を向く。ぶらん、と、枝のような四肢が垂れ下がった。
口、鼻、目、耳からごぼごぼと白濁を垂れ流しながら、二度目の絶頂とともに――失神していた。
■テルヴェ > 小さな身体にくっついた更に小さな頭部、美人ともいえる顔を精液で醜悪に汚した姿。それが自らの陰茎の上で踊る。
セックスの真似事で快楽を得ようとする淫蕩妖精の姿には微笑ましささえ感じるが、『いれちゃうよ』という言葉にはさすがに戦慄を覚える。
……そして、実際に自らの亀頭が『喰われていく』のを見ると、テルヴェの表情も恐怖の色が濃くなる。
「っえ!? てぃ、ティネしゃん……そんな……ふあああ♥ あ゛っ!? あああああ!!」
今まで抱っこによって竿の片側にだけ感じていた熱気が、今や亀頭全体を包んでいる。ぞわぞわとした舌がドーム状になって、テルヴェ自身を包み込んでいるような。
実戦経験もなくはない。今の感触はそのときに似ているが、自らの芯を押さえつけているべき『体重』が欠如している。その例えようのない違和感が、不安を喚起した。
目の前の小さな少女が、妊婦のようなシルエットに変貌した。お腹がいびつに膨らんでいる。その形は、カリの形そのもの……。
「だめっ! だめ、そんなことしちゃ………あああああああ!!!」
妖精のか弱い身体を案ずる言葉は、さらに深く呑み込まれる感覚……膣でも子宮でもなく『内臓』で扱かれる感覚で塗りつぶされた。
仰け反り、雄叫びを上げるテルヴェ。自らを押さえつける怪物の股間が視界をよぎるが、彼の視野には妖精がオナホに変貌する光景が焼き付いていた。
そしてその肉の筒に、テルヴェは容赦なく精を放ってしまう。尋常でない滑りと熱気と締め付けに、ぐぷ、びゅる、と尿道が音を立てて互いの骨盤を鳴らすのを感じる。
そして、汚されながらもかろうじて美しさを保っていたティネさんの顔から精液が四方八方に噴出する様を目の端に捉えれば、もはやテルヴェの理性は耐えられない。
(……ああ、花が咲いている。妖精さんが、花になった。綺麗だなぁ)
きっとテルヴェは壊れてしまったんだろう。こんなに残酷な感想を抱くなんて。そして、自己防衛反応がそれをすぐに正当化する。
これは魔族の策略なんだ。僕は幻覚を見せられているのだと。妖精が、小さめとはいえ人間のちんぽを根っこまで咥え込めるはずはないのだから。
なんて小癪な魔族なんだろう……チクショウ。
そこまで恨み言を並べたところで、テルヴェの意識はぷっつりと途切れた。ちょうど、ティネさんが失神するのと同時だ。
川辺には、壊れた噴水のように白濁液をとぷとぷと噴き続ける、意思のない肉体だけが残された。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からテルヴェさんが去りました。
■魔王アスタルテ > (少年のせーえきホースがまだまだ勢いが止まる事を知らない。
それどころか、テルヴェは快感からか、うっとりしている。
ティネのイった姿や、自分のせーえきで汚してしまった小さな小さな少女に興奮しているのかな)
「初対面なの?
それなのに、こんなにも肉体的にお互いを求めているんだね。
君が妖精ちゃんに『気持ちいい』って言ったり、ティネちゃんが少年のばっちい白い液体を呑んで『おいしい』と言いながらイッたり……。
もうどう見ても、淫乱なカップルだよー」
(精液家具でも、無視する事もない。
カップル誕生? 目出度い事じゃないの。
しかも、ものすごっくえっちぃカップルだよ。
今後が楽しみにならない?
そんな時、さっきまで無視していた少年の腹部の紋章が赤く輝きだしていた)
(さっきまでアスタルテに対して生意気だったティネが素直になる姿に、胸の鼓動がさらに高鳴る。
快楽に負けてだんだんと堕ちていく小さな妖精ちゃん……。
あぁ~、もうこの魔王アスタルテを興奮させて殺す気なのかなぁ?)
「あたしも、ティネちゃんのそのえろーい姿だけで生きていけそうだよー。
すっごく、快感……♪」
(満ち溢れた喜びなら、魔王含む魔族達も堪能していた。
このえっちぃ光景を見られて、他の魔物達も幸せそうにしている。
まあ、せーえきを味わうという方向性とは違うけれど……。
そもそもレズなアスタルテは可愛らしい女の子の愛液をおいしく飲んだとしても、男の汚らしいせーえきなど飲みたいとは思わない。
ティネの『いれちゃうよぉー』という言葉に、アスタルテはやや小首を傾げる。
その小さな身体で、どうやってあの大きな男の子のモノを入れるのだろう?
なんと、信じられない事が起きた。
ティネの中に、少年の肉棒が飲み込まれていったのだ)
「すっごいねー。
小さな身体にすっぽりだよー。
あはっ♪」
(ちっちゃな妖精の身体が突き破れそう。
せーえきが噴射するたびに、ティネの小さな腹部も脈打って、その度にアスタルテも興奮でゾクッゾクッと鼓動しだす)
「ティネちゃんがどんどん少年で満たされていくね。
少年のために発するその嬌声も、すっごく可愛らしいよ。
もう本当に、君達お似合いすぎるよー。
あぁ~、もうたまんないなぁ~」
(妖精に少年を奉仕させたのは、本当に正解だった。
お陰で、こんなにもステキでえっちぃショーが見られたのだから)
(ティネの嬌声はいつしか途切れる。
白濁が口から、鼻から、眼から、耳から、垂れ流している。
そして白目を向きながら、小さな妖精は絶頂をむかえ、そのまま気絶した)
「気絶しちゃうぐらい気持ちよかったんだねー、ティネちゃん。
すっごくよかったよー。
そして、とってもえっちぃかったね」
(興奮気味に、ティネの気絶する姿を見守る)
「あはっ♪
少年も気絶しちゃったねー。
もうー、少年はカップルって素直に認めちゃえばいいのにねー。
妖精ちゃんは、こんなにも少年を求めてイっちゃって、気絶しちゃったというのにね。
それを突き放そうとするなんて、酷い男だよ」
(それでもまだ、このせーえきホースは途切れないんだね。
あはっ♪)
「そうそう、君達のえっちぃ姿は、ばっちり録画しているからねー」
(そうは言っても、気絶した二人にはもう聞こえていないだろう。
ちなみに録画というのは、四天王の一人、拷問機械メカルトの魔導機械としての機能の一つだ。
さて、アスタルテや手先の魔族達は十分満足した。
ティネはお持ち帰りしたいなぁ、とは思うけど、どーしようかな。
せっかくこの二人、変態でえっちぃカップルになれちゃったんだし、無理に引き裂く事もなく、このまま放置しちゃってもいいかもね。
その方が、今後楽しそうではある。
あはっ♪ ちょっと優しすぎるかな♪)
「それではえっちなショーを終えたところで、そろそろ行くよー。
その二人はそのまま放置で構わないからね」
『『はっ!!』』
(魔物一同、魔王の命令に一斉に返事をする。
魔王と四天王は漆黒の馬車に戻り、そのまま先へと突き進むのであった)
■ティネ > ………………。
いかばかりの時間が経ったろうか。
ティネが目を覚ますと、テルヴェのお腹の上に自分が転がっていることに気づいた。
全身はカピカピだが、もう陰茎は突き刺さっていない。
テルヴェが気絶した後しばらくして肉棒が萎んだ時に抜けたのだ。
川辺に残されているのはこの二人だけ。
黒塗りの馬車や魔物ご一行様はどこにもおらず、
残った轍だけがそれらが夢でないことを教えていた。
「…………」
首をひねる。
魔物たちにつかまり、奉仕を命じられてから……
どうにも記憶が曖昧だ。
「…………すごくはしたないことをした気がする」
実際のところ、はしたないという言葉で片付けられるような様ではなかった。
テルヴェは気絶しているが……どうやら命に別状はないようだ。
失神するほど激しい行為に走ったことだけはわかった。
「……逃げよ」
数分の黙考の末、テルヴェが目覚める前に、ここを去ると決めた。
巻き添えにしてしまって謝罪したい気持ちは強いが、意識を取り戻した
彼の言葉を聞くのが……今はとてつもなく恐ろしい。
干していた自分の服は、やっぱりというべきかテルヴェの精液の泉に沈んでいた。
まあしょうがないよね……と、汚れながらもサルベージする。
普通に自分なら泳げそうなぐらい出したなあ、この子。
ごめんね……と、眠るテルヴェに小さく声をかけて、
ベタベタのカピカピのまま、その場をすごすごコソコソと後にする。
もし今後逢えることがあったら、なにか埋め合わせをしよう。
ひょっとしたら軽蔑されてるかもしれないけど……。
「……というかあいつら結局見てただけだったけどそれでよかったのかな」
まあ、悪い魔物にもいろいろいるのだろう、と思考を止めたのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からティネさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から魔王アスタルテさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にシドさんが現れました。
■シド > 街道は走り去るのの獣もなく、飛び交う鳥の声もない。獣ならば既に夢見な刻に馬を歩ませていた。
代わり映えのしない光景から流れる眼差しはふと頭上に敷き詰められた星々に向けられる。澄み渡る秋空に映える星の瞬きは、変わらず向かうべき領土の方角を指し示す。
それをどれほど繰り返しただろうか。
未だに街明かりが見えぬ闇大海の先に、常に微笑み宿す唇がへの字を描いてしまう。
これなら、砦で一夜明かした方が良かったか…… 野宿も考えないと拙いな。
風にすすく草原には風雨されされ朽ち果てた廃村から荘厳な面影を残しながらも半ば崩れて朽ちかけた教会の痕がややも映る。
雨風凌ぐならば十分だが気に召す寝床が見つからぬ葡萄の眸は残念そうに閉じられて、今一度手綱を強く引いた。
空腹の不満に嘶く愛馬の鳴き声は街道の石畳を蹄が叩く音に掻き消されていった。
■シド > 早足の馬。まもなくして主を街外れまでに誘う。その鬣を優しく撫でては
偉いぞ。夜が開けるまでによく辿り着いた。ご褒美の餌を用意してやらないとな……ああ、腹が減った。
その姿は領土内にと入りゆき。やがて私邸に戻りくつろぎの時間で秋夜を過ごすことで。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からシドさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にミルトさんが現れました。
■ミルト > (王都に帰る道をお気楽な調子で小柄な少女は進む、お供も付けないで行う個人的な趣味のパトロールであり、時間を見誤って帰るのは朝になりそうな雰囲気なのはもう気にしていない) なんだか楽しそうな事がありそうって予感だったけど何もなかったねぇ。盗賊すら寄ってこないとか景気悪いのかなー。(帰るのが面倒だからって自分の頭をハンマーで殴るほど堕落してはいない。地道にのんびり帰り道を進む。誰もいないから上機嫌で鼻歌を歌いながら周りへの警戒心はすっかり失せてしまっていて)
■ミルト > 悪党を潰して遊ぶつもりだったのにアテがはずれたな。戦場だと勝手に突っ込んじゃだめって言われて思ったほど楽しくないしさ。(眠たげに目をこすり、大きくあくびをしながらぺたんこの胸に手を当てる。野営の準備はお供がしてくれる物なので少女はただ歩くしか無い) なんか馬車とかキャンプとかないかな。さすがに結構歩き疲れてきたぞ。脚が痛いし。つかれたー! (加護により子供ばなれした体力はあるものの、疲れるものは疲れる。ぺたんとその場にへたり込んでわがままに大声を上げる。繰り返すが少女に警戒心などという物は欠片も存在しない)