2023/07/17 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエリシエールさんが現れました。
■エリシエール > この水遊場は万年夏仕様の施しが成されているので季節を問わず楽しめる。
だが、実際の気候も容赦がなく水遊びに興じたい者たちの多くが水着姿を晒して過ごす。
老若男女問わず、水練や運動の一環で訪れたり男女のデートとして仲睦まじく過ごしたり。
……無論、爛れた性事情に事欠かない王都を構成する一つ、それも裸身に近い肌を晒す者が
入り乱れる場所ともなればそれなりに”そういう”アクシデントはつきもの。
「…………♪」
ほんの少し頑張れば平民でも手が届く中層辺りの、それなりに設備が行き届いたエリアにて。
周辺は本物の砂浜や南国の樹を思わせたセットが季節を感じさせて丁度いい。
ビーチベッドに寝転がり、すぐ隣のミニテーブルへ置かれた、アイスボールの乗った
カラフルなカクテルを少量啜ればそっと置き直し、そっと静かに過ごす桃髪の美女。
足を組み、胸の上に腕を置いて乳首や秘部が見えないように過ごしているが、
よく見ると水着らしきものをどこにも纏っていない。
周辺の利用客も、『え……!?』と驚いた様子で見つめる者、ワンチャンあるかもと
狙いを定める者様々だが、本人はどこ吹く風といった様子でリラックスタイム。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にシアンさんが現れました。
■シアン > 川で魚釣りをしていたら焼き魚が釣れた。等という法螺話も、実は……? と、疑うほどの暑さ。
水遊場には人足が絶えず下層など十分な広さをもってしても尚人混み合い避暑を楽しむどころではなく、
こりゃいかん……と、追加料金を払って、一つ上の階層へと昇ってくれば一つ上というだけはある景観。一つ上というだけはある人入り。
態々海岸沿いから集めてきたのか砂浜の質感といい南国から持ってきたのか此処らでは見ない樹といい、
景観もよいのだが何よりも人でごった返すがゆえの熱気が少なく風がよくよく通って心地の良いもの。
「ほぉ~……」
感嘆の溜息もそこそこ。何処かで一先ず風に当たろうかと歩き出す。
シャツの前も開けっ広げに6つに割れた腹筋や2つにくっきり区切られた胸板を晒していると、
余り争い事に縁がなさそうな人も多い中ではいくらか視線が集まるが気にしないように視線は巡らせ。
「ん……!?」
どこか適当な場所。どこか視線が集まらないような適当な場所。
と、探していると何やら矢鱈視線が集っているのを見付ければ……
巧い事隠していてもどうにも隠しきれない全裸の女が寝そべっているのを、見掛けて。
「よ。あ、くつろいでるところ悪いんだが。ナンパだ」
カラフルなカクテルよりも美味しそうな豊満な肉付きは避暑を差し置いても声掛けるべきだろう。
と、機会を狙いつつも声掛け躊躇う男たちより先に近寄っていき、知古にでも声掛ける様な気楽さで手をゆるりと持ち上げた。
■エリシエール > 下層の平民向けエリアに比べれば、常夏の世界を表現する為の力の入れ具合も一回り異なる。
単なる水遊びに留まらず、風情を楽しみたい者や人気が多すぎるのはちょっと という者は
平民であってもたまの贅沢と言わんばかりにこのエリアへやってくる。
(ふふふ……視線が私の身体に集中しているのを感じます)
この水遊場自体が、いかがわしい目的を持って設計された箇所もあることから
全裸でいることは迷惑行為となる訳ではない。
ただ、脱がされたりアクシデントで水着を失う女性には偶然の眼福に喜ぶ者は多くとも、
はじめから全裸で堂々と過ごしている女ともなれば形容しがたいオーラさえ感じる。
ゆえに、卑しい目的を持った男であっても二の足を踏む者すら多い。
……だが、そんな中我先にと声をかけて来る男が一人。
「これはこれは……率直に”ナンパ”と申し上げられるなど。……卿は、随分と剛毅な方でございますね?」
カクテルを一口啜ってる中、ちら と視線を移す先には真っ二つに割れた胸筋とシックスパックが
野性味を放つナイスバルクな偉丈夫。
外見と言動の清々しい一貫性には、どこか愉快な様子で微笑を浮かべる女。
「見ているだけで声を掛けられぬというのも、寂しいお話ではございますから」
ミニテーブルのすぐ隣に置かれた、一人が座れる折り畳み式のチェアに目を向けて、
よろしければ と勧めよう。
「んん……」
同じ姿勢を続けていた女が脚を組み替えれば、股間が見えるとつるっつるの恥丘が丸見えになる。
■シアン >
胸の先端と足の合間だけは辛うじて隠れていても乳房から臀部から何処も彼処も、
むちっ♡ なんてオノマトペでも飛び出てきそうな肢体が惜し気なく晒されれば、
俺が、俺も、と、男の視線はそれは集める。何なら女の視線も集まる。が……
肌の多くを晒すのが当たり前の場所でも肌の殆どを見せ付けるように晒すという大胆さ、
加えて派手な色合いであるのに流麗とも言える桃色の髪に何の遅れもない美貌とグラス一つ取り上げる所作にも感じられる気品。
俺が俺もと足を踏み出そうにも踏み出せずに躊躇する理由も解らないでもない。
「ハハハ。いやな? 色々考えたんだけどさ。台詞。どうにもな、態とらしいかなと」
肩を竦めれば喉を揺らして笑う。
卿、と、呼ばれて、黒眼鏡の奥にある視線が少し明後日の方向に向く。
卿。貴族感で使われるような尊称。やはりどこぞのお貴族様、なんなら王族の可能性だってある。
かといって、やっぱ止めます失礼しました! 等と踵返すわけもなく、
「ご親切に?」
椅子を勧められては眼鏡を外してお礼を一つ。それと、腰掛ければ、椅子と一緒にこちらもどうぞとばかりにつるっつるの恥丘を晒されてのお礼も含む。
椅子に少々無理をさせたかぎしりと軋ませながらに背もたれに背を預けながら。
「おいしそうだなぁ。あ、もうちょい。もうちょい足をこう……」
まじまじと遠慮なく注ぐ視線と、遠慮なさ過ぎる注文。ぱかっと開いて頂いて、等と。
■エリシエール > 腕で乳首は隠せても、豊満に実った乳肉はまるで隠せず。
それどころか、腕で寄せられた乳房はかえって、むぎゅ と膨らみを強調する程。
当人にも自覚はあったが誰も声一つかけないので、あえてそのままで過ごして試すように遊んでいた。
ようやく声をかけてきた偉丈夫に先を越されれば、釘付けだった男達が露骨に諦めた様子のそっとどこかへ離れていく。
「”素直な”殿方は好ましく思います。迷いのなさは高く買いましょう、ふふふ……」
あちこちから視線を向けるだけで二の足を踏んでいた男女に比べれば、よほど大胆で己にも自信があるのだろう。
桃髪の女……全裸でのびのびと過ごしているこの王女は野性味あふれる男へ上機嫌に微笑む。
己が促したチェアにどっしりと腰かければ、ぎしりと聞こえてくる音。
上品な所作の王女に反して、ナンパに訪れた男は一挙一動に力強さを感じる。
「……まあ、力強い目をなさっていますね卿は。……黒眼鏡で隠されていたのは、
お子様方を威嚇しない優しさ故のものでしょうか」
露わになった鋭い目にも臆する事なく、つり目気味ではあるが穏やかさに満ちた青く美しい瞳は全く怯む様子を見せず。
寧ろ、肉体美やワイルドさに違わぬ似合いの目に完成された野性味と屈強ささえ感じるのだった。
「足……ふふふ。足、でございますか?」
ナンパに訪れる剛毅な男だけあって、何を考えてるのかも明け透けに話す何とも裏表のない者だと面白おかしく感じた
王女は、わざとらしくとぼけて見せる。
カクテルを更に啜り、組んだ足をぶらぶらさせてどうしようかなと悩んだが、再びグラスを静かに置けば、
「んん……っ」
軽く左右の肩を軽くほぐして、腰をくねらせた後にそーっと、美しい脚を大きく広げて、秘部が丸見えの状態に。
釘付けになっていた他の客の中には、あまりの過激さから流石に見ていられないと視線を逸らすだけでなく場を移す者まで。
■シアン > あの乳を思いっ切り。あの太腿を思いっ切り……! なんて熱い視線の幾つかが消えるが同時に恨みがましい視線も感じる。
早いもの勝ちである。勝ち誇った顔まではしないものの可笑しそうな笑気が口から漏れた。
「嬉しいね。良い女に褒められると男は舞い上がっちまうもんだ。今はなんとか格好付けてっけどほんとに飛び上がったりしちまったら……
まあ笑ってくれ」
口元は綻び黒眼鏡で隠されていても目元も撓んでいるのが眉根の下がり具合で分かりそうで眼鏡を外せば案の定撓んでいる。
金色の瞳に釣り上がった目尻は造形そのものも鋭角で隈取りの様な化粧までしてあり一層強面の雰囲気がある。
睨みつければ結構な迫力はあるのだろうが彼女を前にしては人懐っこそうな笑みが浮かんでいるばかりである。
「ああ。わかってくれる? いや眩しいからってのもあんだけどもどーーーも目付きがキツくてなぁ。
実は結構寂しがり屋さんでお喋り好きなんだけど」
困ったものだ。と、態とらしく嘯くが、実際に困っていそうに眉根も寄った。
彼女が怯む様子もなければそれもすぐに楽しそうな笑みに戻るのだが。
「そ。足。そう。もうちょい……もうちょい……!」
両手を胸の前に合わせて強請る言葉は、要求の内容がこうとは思えないような気軽さ。
とぼける仕草に、ぷらぷらと揺れる足に、一喜一憂とばかり首が足に合わせて揺らいで、
誂われているのは解っているが誂われるのも面白そうに喉も肩も可笑しそうに揺れっぱなし。
「ふふっ♡」
そうしてぱっくりと広げられた秘部。つるりとした其処から括れる鼠径部に太腿。
順々に目を移していきながら顔には上機嫌ですと書いてある様で。
「いや、ほんっとおいしそう。むしゃぶりつきてぇんですけど、よろしいか、あ、えー……。
悪い。気ぃ取られ過ぎたわ、先に名乗っとくべきだったよな。シアン。シアン・デイエン」
彼女を呼ぼうとして名を知らないのも名乗りも済ませていないのにはたと気付く。
ご開帳していただく前に済ませるべきだった。何とも間抜けな話で照れ臭くって、ごめん! と、お強請りの合掌をもうちょっと高く上げて謝罪にしながら名乗る。
■エリシエール > 己の女体へ一番乗りを果たした男は満足そうに、対面を果たす悦びを包み隠さず露わにする。
隠せぬ喜びを抱かせる程に己の肉体が性的魅力に満ちた美貌として評価されているなら、こちらも決して悪い気はしない。
この男なら人目もはばからず本当に言葉通り飛び上がるかもしれない……
だが、退屈な男よりはよほど良い。王女は好意的なのか、にこやかな笑みを返した。
「卿は、女の私からも特段力強い殿方に見えますから。
……尤も、仰る通り口を開かれれば存外……愛想に溢れた一面もおありのようです」
女の人を見る目は決して節穴ではない。情欲こそ隠さぬ、良くも悪くも素直な男ではあるが、
その声調や語気には殺気だったものではなく寧ろ面倒見や情の篤さを感じさせる暖かみさえ感じる程。
恐らくは鍛えた体躯が仕事に活かされるような職なのだろうと暗に男のバックグラウンドを想像し。
まるで怪しい映像の撮影のような、もうちょっと とせがむ男の声。
欲深い男を見る目は挑発的で、面白おかしく微笑みながら、とうとう惜しげもなく股を開いた。
瞳を閉じて、小さく口角を上げて笑う女はどこか余裕さえも感じる程。
「……まあ、しゃぶりつく などとはしたない御方でございます」
くすくす と、再びカクテルを口にしながらやんわりとした口調で。
既に大胆に開いた下半身はそのまま、グラスを静かにテーブルへ戻せば男の名を耳にすれば、
そっと目を開いて顔ごと振り向く。
「ええ、構いません……シアン殿。私の身体が、それだけ卿を興じさせた……という事にしておきましょう」
己の美貌には一定の自信があるのか。あなたをそうさせてしまったのも仕方がない と自負する女は
そっと上体を男の方へ傾け、腕で支えた乳房を小さくたぷ……と揺さぶってじっと見つめる。
「シア とお呼びくださいませ。
卿とは、名の響きがたいへん近しいので親しみを感じられますね?ふふふ……」
王城で知れ渡っているエリシエールの名ではなく、ミドルネームを口にする。
シアンと名乗った男とは、そっくりな名を。
■シアン > 腹芸が出来そうにもないともいうぐらいの、喜色、好色。
彼女が嫌な顔を一つでも見せればまた話も違うが彼女ときたら好意を載せた微笑みを返してくれるのだから、
目元口元の締りが悪いだけにとどまらずにそろそろ鼻の下まで伸びてきそうな表情筋の緩み方をする始末だ。
おっと。何て、流石に顔がだらしなさすぎると気が付いて、大きな掌と太い指が軽く顔を揉み解し。
「見た目で損するタイプってやつさ。まあ? 見た目通りのワイルドさを期待されてガッカリされる事もあるが。
気に入ってもらえて良かったよ。こんないい女逃したら俺泣くぞ」
分厚い体躯に、分厚い指。掌の皮まで固く掌同士を擦り合わせればかちかちと音が鳴りそう。
彼女の推測は正しくで、且つ、彼女の観察力なれば荒事に関連しているとまで見抜けようか。
「しゃぶりつきたくなるぐらい良い女相手だ、まあ勘弁してくれ。
あ。そこだけじゃなくて。そっちとかも。是非」
くすくすと溢れる笑いに喉も肩もまた揺れてよく笑う。
彼女の自負に一つの異論も挟まずに挑発的に揺れる乳房にもまた視線が向いては、
しゃぶりつきたくてたまりません、とばかり、喉元を指させば、ごくり、生唾を飲んでみせた。
「シア? そりゃあまた奇遇もあったもんだ。よろしく、シアちゃん?
それじゃあ早速。と、ここじゃいかんか、いやここでしゃぶりつきたいのは山々だが。あんま見せ付けると刺されそうだ」
シア。シアンとよく似た響きに片眉を上げて奇遇に感心した様な声を漏らす。
ちゃん付け、はおそらく貴族かはたまた王族か卿と呼んでくれる彼女相手に親しげ過ぎるが、
どうにも襟首正すような真似はそれもナンパなんてしておいて妙ちくりんだ。
勘弁な? と、片目を閉じてウィンク一つ飛ばしてから、じゃあ早速の前に。
恨みがましい視線は未だ感じるし冗談めかしているが後で絡まれそうなのも嫌だから、何処か人目の付かない場所へと親指立てて明後日の方向を指す。
■エリシエール > 【継続します】
■シアン > 【継続します】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエリシエールさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からシアンさんが去りました。