2023/03/02 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にアルスさんが現れました。
アルス > 今日も今日とて、一座の団員は娼館に通っている。
人が多いだけあって金は落ちるし、王都に滞在し続けることは別に文句無いのだが…
娼館に興味のない少年はこうしてプールに足を運び、泳ぎがてらストレスを発散していた。
今は、広々としたプールサイドのデッキチェアに寝そべりぼんやりと他の客たちを眺めている。
勿論、耳や尻尾は魔法で隠蔽している。

「………つまんね」

一人で遊ぶにも限界はある。
こんな時、同じ団員に同年代の誰かがいれば理想なのだが…
生憎と一座は年上の所帯持ちばかりだった。およそ30~40代といったところか。

「ふあぁ……」

欠伸も漏れる。
くしゃくしゃと片手で濡れ髪を掻き回し、見るからに退屈そうな雰囲気を垂れ流す。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にジーゴさんが現れました。
ジーゴ > プールサイドで、懸命に床掃除のブラシを動かしている少年。
誰かがぬめぬめとした何かを大量にプールサイドに撒き散らしたらしい。
転んでしまうと困るからなんとかそれらを排水溝に流してしまおうとしている少年は、水遊場のバイト。
制服と称して着せられている水着はぴったりとして、羽織ったシャツは汗だか、水だかに濡れてどことなく体に貼りついている。
小さな水着は鼠蹊部をぎりぎり隠しているかいないかくらいで、
まだ伸び代のあるしなやかな足がのぞく。
最も、今はその足元もヌメヌメに覆われているけれど。

冬でも暖かくて、基本的には溺れそうな人がいないかを見張って、軽い掃除をするくらいの簡単なバイトなのだけれど。
今日は、目の前のぬめぬめと格闘している。
ぬめぬめは透明なのに、粘度は高く、ブラシでも流しづらい上に妙に温かい。

アルス > 思い思いに過ごしている客の中、ふと目に留まったのは自分とそう変わらぬ年頃の少年。
水着こそ身につけてはいるが、今やっていることからして従業員らしい。
ブラシで擦っているものが何かと視線を落とし、排水溝にゆっくり流れ落ちていく液体を見た。

「………」

ちょっとの間眺めていたが、どうにもはかどっていない。
どうせ暇だしな…と思いつつ立ち上がり、悪戦苦闘する少年に近づいていく。
とんとん、と肩を叩いてからブラシを握ろうとした。

「それ貸せよ。一人じゃ大変だろうし、手伝ってやる」

透明なぬめぬめに足を滑らせないよう気をつけつつ、首を傾いで提案するアルス。

ジーゴ > 「わっ!」
スライムとかいうマモノだって、こんなには硬くはないだろうな、なんて思考がちょっと遠くに行っていたから
肩を叩かれると驚いて思わず声を上げた。
体が小さく飛び上がると同時に、獣の耳が大きく上に伸びる。

「え…だって、おまえバイトじゃないし…?」
振り向くと見知らぬ少年の手がブラシに伸びている。
客に手伝わせたところを雇い主に見られたら面倒なことになりそうだという焦りが、
ブラシに込める力を強くする。
相手にブラシを取られないように引っ張ろうとした瞬間に、世界が反転しかけて

「あ…」
透明なぬめぬめに足を取られて、バランスを崩す。
普段の敏捷性は何処へやら、そのまま、ブラシを握りしめたまま、その場に尻もちをついた。

アルス > 厚意に対して反発で返された為、少しムッとして唇尖らせる。
とはいえ──相手の頭の上。伸びあがる獣の耳に視線が向いた。
同族ということがアルスの世話焼きに拍車をかけているのかもしれず。

「誰だか知らねぇけど、雇った側に見られなきゃ済む話だろ」

この場に目があるわけでもなし。
いいから貸せよ、と更に手を伸ばそうとした瞬間、目の前の少年が足を滑らせて尻もちをついた。

「あ。ったく、大丈夫か……ッ」

片手を差し出し身を起こす手助けをしようとした最中。
アルスもまたずるりとぬめぬめに足を取られ、体勢が大きく崩れた。

「ちょ、っ」

当然目の前には今しがた転んだ少年の姿……縺れるように倒れ込んでいく。

ジーゴ > 「あ…」
伸ばされた手に思わず助けを求めたのに。
まるで、ぬめぬめに引き摺り込んでしまったかのようにこちらに倒れてくる相手を前に小さく声を漏らした。
そこからは、相手を支えることはできずに、プールサイドに尻もちをついた自分の上に、見知らぬ少年が倒れ込んでくる。
ぬめぬめが衝撃を少しは吸収してくれるけれど、相手を全身で受け止めた。
上半身を起こしたままでは耐えきれなくて、プールサイドに転がり崩れる。

「ちょッ…オマエ重いっ!」
初対面なのに、ゼロ距離。
お互いの素肌が触れて、ぬめぬめ越しに体温が伝わる。
相手から離れようとして動いても、ぬめぬめが広がるプールサイドは立ち上がることはおろか、体勢を変えることさえ難しい。
相手との距離を離せないまま、下敷きになりっぱなしで、もがく。

アルス > 「っ、てぇ…」

眼前の相手に覆い被さるように、縺れ合うようにプールサイドへ倒れ込む。
衝撃こそ吸収されたものの、鈍い声を漏らして。
ゼロ距離、水着から露出したしなやかな脚が擦れ合うような有様。

「うるせぇ、今起き……れねぇ!滑る…」

もがく相手の上からどうにか退けようと床に手をつくも、ずるりと滑って体勢が崩れる。
結果、ぬめぬめの広がるプールサイド上で二人密着しながらジタバタもがくことに。

「ん……っ」

どうにか体勢を変えようとした拍子、ぴっちりとしたお互いの水着に収まった股間が一瞬擦れ合って妙な声が漏れてしまう。

ジーゴ > 背中の下に広がるぬめぬめと、触れ合う体から伝わる体温。
最初は慌ててもがいて、四肢に力を込めて動こうをしていたけれど。
接した腰回りが擦れて、相手から漏れた声に、男娼の経験も長い少年は敏感に反応する。

「えっちなきぶん?」
相手の耳−−魔法で誤認しているから人間と同じ耳の位置−−に息を吹きかけた。
ぬめぬめ越し、水着越しにわざと腰を押し付けて横に動かすから
また敏感なところが水着越しに擦れあって。
ぬめぬめを両手につけたまま、自分の上にある相手の背中に手を伸ばした。
わざとぬめぬめを擦り付けて、背筋をなぞり上げようとする。

アルス > 相手が男娼経験豊かだとは知らず、思わず漏れた声を誤魔化すようにまた四肢へ力を籠めようとしたのだが…

「んんっ…!」

耳元に息を吹きかけられればきゅっと瞳を瞑った。床についた腕から力が抜ける。
腰を押し付けられ、水着越しに擦れる性器。
徐々に首を擡げつつあるそれが、じわじわと固さを増して相手のものも刺激する。

「んだよ……お前もそんな気分?」

背に回る両手。ぬめぬめを擦り付けられれば興が乗ったのか、
アルスもぬめる両手で相手のシャツを掴む。そのままぐいっと上に引っ張ってぴったり張り付いたそれを脱がそうとしながら…

「お前がいいってんならシようぜ。…雇い主さんに見つからないくらいの工夫なら出来るし」

そう誘い込むように囁けば、ぐりぐりと水着越しに性器を擦りつけて勃たせようとする。