2022/07/15 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にピーターさんが現れました。
ピーター > 「やー……ひっでぇ目に遭ったわホーント。」

どんぶらこ どんぶらこ
水遊場の流れるプールを気儘に流される少年が一人。
メグメールにてプチ遭難体験を経て、すっかり疲労困憊なピーターである。
どうにか王都まで帰り着き、その足でギルドに向かってキャンキャンとクレームを吠え立てたところ、お詫びとして水遊場の利用券を渡されたのだった。

「たかだかプール程度で許すと思うなよってんだよなー……」

けどまあ、くれると言われたものはは有難く頂戴して使わせて頂くのが妖精としてのポリシー。
ゆらゆらと水面を漂いながら、時折すれ違ったり軽くぶつかったりする女性客に鼻の下を伸ばしつつ、のんびりと疲労回復中。
気力はともかく、魔力はそう簡単に回復してくれないのだけれど。

ピーター > 「そういや、他の連中もちゃんと帰れたんだろか……」

仰向けに浮かびながら眩い日差しに目を眇めつつ。
思い返すは共に依頼へと出掛けた初級冒険者の面々。その中で見た目の年齢はピーターが最年少であったが、揃いも揃って学生気分の抜けていないような歳の少年少女達であったのだが。

「クレーム入れた時の反応見る限り、死んだって報告は聞いてないみたいだけど……
 ま、事実確認とか諸々頼んであるし、もし無事で水遊場のチケット貰ってたらまた会えるかもなー……」

案外今この場に居たりして、と考えてそれは無いか、と自分で否定する。
そもそも命に関わる危険な思いをした直後に暢気にプールに来るほど神経が太いのは妖精くらいなものだ。
俺も一日二日間開けてから来れば良かったかなー、と独り言ちながら流される。

ピーター > 「はぁ……今度は出来ればそれなりに経験のある人らと組んでみたいもんだ。
 出来れば女性で。大抵の事はやってくれて。
 そんで適度にチヤホヤしてくれたり。ハーレムみてえなパーティ組みたいよな!」

俺だって男だもの、ハーレムくらい夢見たって良いじゃないか。遭難上がりなんだぞ。
そんなよく分からない理屈をごにょごにょと呟きながら流されていく金髪碧眼の子ラッコ。
はたしてハーレムパーティなんて組めるのかどうか謎だが、夢を見るだけなら自由である。

「4人パーティで3人お姉様ならもう言う事ないじゃん。
 まあ百歩譲って一人未成年が混じってても許そう。……いやまあその未成年枠どう考えても俺だけど。」

大人の姿でパーティ募集するのも良いかもなー、と水面で揺られながら嘯く。
今現在大人化する魔力は残念ながら無いので、ひとまず魔力の回復を最優先にしていきたいところだ。