2022/07/09 のログ
■ピーター > 「はー……やっぱ暑いときは水ん中で涼むのが一番だわー」
ふよふよ、仰向けに浮かんだまま器用に人と人の間をすり抜けながら水面を漂うピーター。
以前の様に当たり屋まがいの接触行為を、とも思ったが前回に比べ圧倒的に人の多い今回は、余計なトラブルが生じる可能性も高い。
それであれば何も考えずに水面を漂流するのが最善と見て、余計な動きはせず、ただ水の気の向くままに任せ漂う姿はまるでラッコ。
奇抜なフレームの色眼鏡を掛けた金髪碧眼の子ラッコが波間を漂っている。
「もう手持ちのある間は毎日でもここ来たいわあ……」
そう呟くも稼ぎはようやくまともになってきた程度。
働かなければあっと言う間に所持金は尽きてしまうもので。
■ピーター > 「ま、とりあえず今日のとこはこのまま日が傾くまで過ごそ……」
ゆらゆらと波に揺られながら、金髪碧眼の少年はそれなりに水遊場で有意義な一日を過ごしたのだった。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からピーターさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にフェリーチェさんが現れました。
■フェリーチェ > 潤いを渇望させる日差しが降り注ぐ中、テーブルと日除けが設置された場所。
そこは緩やかに流れる水遊場を目の前にして水と戯れる人々を眺める特等席。
いわゆる、カフェテラスである。
この時期であれば冷たいジュースやゼリーが飛ぶように売れていく。
それこそ普段どおり用意した店員だけでは回せない忙しさになるくらい……。
夏が本格化してきた今、どこに飛ばしても文句が言えない駒は便利に使われる。
「南国アップルソーダお持ちしました、ご注文は以上でよろ、ひゃあッ!?」
オーダー通りドリンクを運び終え、もうすぐ休憩時間。
そんな油断を狙いすましたお触りに驚いて飛び退く少女は、案の定といえば案の定きわどいビキニ。
幅広の水色リボンをVラインに沿って巻き、脇腹で吊って申し分程度に胸から首へクロスさせた格好。
客が指で引っ張るだけで容易く食い込むボトムはもとより、背筋を伸ばしてないとポロリ必至である。
そんなお店だから、子供と侮り悪戯される方がマシとはいえ、ドギマギするのは変わらない。
落ち着きなく給仕を続ければ、事件はまた目の前に転がってくる。
たとえば、お盆片手に振り返った直後の衝突とか……。
「あわわわわっ!?も、申し訳ございません!!」
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
■ゲーゲン・アングリフ > 「はい、お待たせいたしました。
ベジェ・サンモーニです」
暑さを忘れるために人々が訪れる、水遊場。
そのカフェテラスで、ドリンクを運ぶ一人の男。
本来、貧民地区の酒場の店主なのだが。
本日は臨時雇用で、このカフェテラスで働いていた。
「うん?」
なにせ店の経営は道楽。基本閑古鳥なので。
稼ぐには、こういった副業の場に出るのも必要。
と、世知辛さを痛感していたところ。
近くで声が上がったのに気づく。
視線を向ければ、そこには一人の少女がいた。
なんとも、小柄な体には不釣合いとも思える。
大胆な水着であり……当然、客たちに良い様にいたずらされているようであった。
「……っとと。はい、ご注文ですね。
……えー、フルーツですと、今だと……
ごふぁっ!?」
少女へのイタズラがなかなかに目に余るものの。
仕事中である男は、どうしたものか、と。対応に苦心する。
そこで、客からフルーツの注文を受ければ。
ちょうどそのタイミングで、横からの衝撃を感じる。
高さ的に、腹部に直撃したその衝撃にうめく男であったが。
すぐに体勢を立て直し、振り返る。
そこでは、少女が謝っていて。
「……い、いや。大丈夫です。
……その、お嬢さん。ちょっとこちらへ」
その慌て様に、落ち着け、というように手でジェスチャーしつつ。
男は、少女に声をかけ、一度客たちから少女を引き剥がす。
ちょうど、男の目の前で。客が、少女の水着を脱がせようとしたのが目に見えたからだ。
■フェリーチェ > 「はい、いま参ります!」
お盆を抱えて頭を下げるのをやめれば、ぶつけた鼻頭を指の腹で擦りながら反射的に返事をする。
見上げて確認し、遅れて相手が臨時店員と気がつく。
とはいえ、慣れた様子でスマートに仕事をこなす様子を見れば、明らかに自分より古株だ。
一言も逆らうことなく、すぐさまジェスチャーにしたがって後を追い……
「っあ………と、と、と、わわっ、失礼致します」
水着を脱がせようとした客に気づかず歩みだす少女。
脇腹から腰にかけて結ばれた部分が摘まれたまま、するりと引かれるように。
すると数歩進んだところで腰元で花咲くように解かれた布地が翻り、ボトムを落としかける。
慌てて落ちかけた紐の先を掴んでスキップのように駆け、男の方へ向かった。
もしかして失敗の叱られるのだろうか、それともまたいつもの変なお仕事だろうかと、その顔に少し不審がる色を混ぜながら。
■ゲーゲン・アングリフ > 「フルーツの方、すぐにお持ちいたしますので」
近くで自分に注文をしていた客には笑顔でそう応え。
男は、少女に、こちらのほうへ、と。
これまたジェスチャーのみで伝え、テラス客席から、調理エリア近くまで移動しようとする。
「3番テーブルのお客様。
甘すぎないフルーツを適当に数種とのことです。
よろしくお願いします」
途中、すれ違った別の店員にそう頼みつつ。
少女を先導するように歩く男。
なんとか、調理エリアの近くまで来ると。
男は、くる、と少女に向かって振り返り。
「……あぁ、やっぱり間に合いませんでしたか。
でも、完全に脱がされなかったのは僥倖ですね。
……その、お嬢さん? その水着……。
あまりにも、セクシーが過ぎるのでは?」
少女の水着が、かすかに乱れている様子を見て。
男は、顔を手で覆い、はぁ、とため息を吐く。
しかして、最悪のイタズラからは少女を守れたようで。男、そこは安堵。
そのまま、少女の格好を指摘するのだが。
視線は、微妙に少女からちょっと横にそれて、床に向いていたりする。
■フェリーチェ > 呼び出しの理由はその口調と内容から心配してもらったモノだとすぐに察せられた。
慌てすぎて乱雑に掴んでいただけの紐を持ったままでは、少々格好が付かないけれど、まだ焦りを含む息遣いを整えながら口元を緩ませてお辞儀する。
「助けてもらえたんですね、ありがとうございました。
それが、そのぉ〜…………この水着は……」
お礼を言いながらも、腰元の布地を両手で掴み直す。
それをかるく捻って結び直そうとしながら、答える声はどんどん小さくなっていく。
結局言葉を濁しながら結び直した水着は、また更に食い込んで少女の陰唇が少し食み出す有様だ。
もじもじと両足を擦り合わせ、食い込みを直しながら目配せするのはカフェテラスの看板である。
「総支配人……男爵様から指示のあった給仕衣装です」
批判的にならぬよう注意を払いつつ、小さくなる少女の声。
ほんのり赤らめ困ったような顔が、男の方を上目遣いで見てはにかむ。
■ゲーゲン・アングリフ > お辞儀をする少女を見ながら。
男は、これまたこういった場所で働くのは似つかわしくないなぁ、と考える。
無論、この場所の客も、マナーが良い客ばかりのときもあるのだが。
「いえ、助けたというほどでは。
……さすがに、あんな場所で脱がされたら大変ですからね」
そこは、本当によかった、と。
そんな表情を見せる男なのだが。
相手の声に反応し、視線を相手に向けた瞬間。
その食い込みと、陰唇の食み出し具合を確認してしまい。
あわてて、グリンッ、と首を曲げ、視線をプールのほうへと無理やりに向ける。
「……~~~~っ。
はぁ~……それは、なんとも……」
カクン、と。力抜けたようにうなだれる男。
それでは、この少女の独断では服は交換できないだろう、と思いつつ。
男は、上目遣いで自分を見る少女を、極力肉体は見ないように、としつつ見下ろし。
「……しかし、そのままじゃあマジに危ないですよ。
どうしたものか……。……いや、そうだ。
……すいません。私とこの子。ちょっと『休憩』に行ってきます」
そこで男は少し思案したものの。
調理エリアの中の店員に、休憩、という部分を強調しつつ、そう宣言する。
店員は、男と少女をちらちらと見た後。にんまり、と笑い。
それを快諾するのだが。なぜか少女に。
『ごゆっくり休憩してきな。うんうん。たっぷりとな』
などと言い含める。
■フェリーチェ > 任される仕事が仕事なだけに、これほど気遣ってもらえるのは珍しい。
たまに回される上品な富裕層向けのまっとうなお店か、はたまた行きつけの商店くらいだろうか。
その温かい思いに口元が綻び、恥じらいの中にもやや自然な笑みが浮かぶ。
「でもあと少し……あ、ごめんなさい、きゅ、休憩入りますッ」
和らいだ表情で振り向いて自分のシフトを確認するが、不意にその目に返事を返した店員が映る。
ーー見ていて気分のよくないタイプの笑い。
ーー相手を軽んじて投げる浮ついた口調。
ーー自分より上役の人からのお呼び出し。
全部のピースが少女の頭の中ではまり込み、表情が再びこわばる。
体の方も、その子供らしい柔らかさが嘘のように、その一瞬後に強張った。
「…………どちらでなされるんですか?」
休憩という名で男に付き従うよう静々と横に並んだ少女は、たっぷりと躊躇う間を取ってから蚊の泣くような小声で問いかける。
■ゲーゲン・アングリフ > 少女の内心の思いに気づかぬまま。
男は、店員に休憩を願い出るが。
店員が少女に何かを吹き込んでいることに、首を傾げつつ。
プール内に併設された休憩スペースへと向かう。
「……さて、と。
まぁ、ここなら大丈夫でしょう」
相手が付いて来ていることを確認し。
休憩スペースに辿りついた男は。
そう口にするのだが。
「……あー。なるほど。
あの店員が何か言ってると思ったら。
そういうことですか」
とことんまで染まってるなぁ、この国は。
そう思いつつ、男は少女に笑顔を向け。
「まぁ、そういう反応を狙ってたんですけどね。
……安心していいですよ。そういうことはしませんから」
と言い。壁に寄りかかるようにし。
休憩スペース内のビーチマットを指差すと。
「さっ。ちょっとそこに座るなり寝るなりして。
休んじゃってください。
なぁに。あーいう言い方をすれば、勝手に勘違いしてくれて。
サボっても、そういうお仕事だ、と。勝手に思い込んでくれますから」
ただ、内緒ですよ、と。
男は、少し悪戯っぽい笑みを浮かべながら、しーっ、と。
唇に人差し指を当てつつウインクしてみせる。
■フェリーチェ > 安心しろと言われれば、ぶつかったときと同じくらい驚いて上を向く。
プラチナブロンドの細い前髪が跳ね上がると、覗くのはキョトンとした双眸。
男の手口を聞きながら相槌を打ち、理解が進むうちに少女の表情は感心したものへと移ろう。
テラスの方を一度だけチラリと仰ぎ見たときには、その目を安堵の色が支配していた。
「そういう、こと、だったんですね。
てっきり"お客様"なのかと思ってしまいました。
……ふぅ〜、敵を騙すにはまず味方からと、言いますものね」
締めつけていた脇から力が抜け、少女本来の華奢ななで肩に戻る。
それから力んで引っ込めていたお腹が緩み、足の筋張った感じがなくなり、と脱力感が少女の身体を下っていく。
ふらついて崩れ落ちるようにビーチマットへ腰を下ろす。
「じゃあホントに早めの休憩をいただきますね」
座り込んで足をゆったりと伸ばす。
勘違いして火照らせた顔に照れを浮かべながら、髪を掻き上げてくつろぎモードへ。
そんな警戒心を解いてしまった少女は気づかない。
座って背中を丸めてしまい、浮いた水着の隙間から控えめな乳房の膨らみは元より乳首まで丸見えになってしまったことに……。
■ゲーゲン・アングリフ > 目の前の少女が驚いたような表情になり。
そして、男の言葉を理解したのを確認し。
男も、小さく頷く。
「まぁ、咄嗟に思いついたので。
上手くいくかは賭けでしたがね。
……客だったとしたら。
お嬢さんみたいに可愛らしい子は、ちゃんと口説きますよ」
少女の緊張が解け、ビーチマットに座るのを見つつ。
男はそんな軽口を叩く。
そのまま、男は壁に寄りかかりつつ。
誰かが近づいてこないか、と。まるで見張りのような構えを取るのだが。
「えぇ。そうしてください。
そうでなくても、戻ったらまた忙しいですからね」
ふ、と。微笑む男であったが。
ちら、と相手のほうを見れば、その未成熟の膨らみ。
そして、先端の果実までが見えてしまい。
「って、おいおいおいおい……!」
それにあわてて視線をそらせば。
店員が、男のほうを疑わしげに見ていた。
男はあわてて、少女のそばに腰を落とすと。
両手で、その胸を包むようにし。
「えっと、お嬢ちゃん。非常にマズいです。
お嬢ちゃんの胸が丸見えなのと。
店員が、こっちを疑ってるような感じで見てます」
あわてつつも、男は少女にそう囁く。
極力、胸を揉む両手には力を込めないようにしつつ。
遠くから見たら、行為が始まっているかのように見えるように、と。
懸命にカモフラージュする男。
■フェリーチェ > 「ふふふっ、えっと、オジサマも休憩されないんですか?」
少女と対称的に緊張感漂わす男に、小首をかしげて問いかける。
が、そんな穏やかなやり取りは長く続かない。
「っぁ……は、はい!
ありが、と、ござい………ッッッ」
たった一言の指摘に声を上げ、追い打ちのような手ブラに息を詰まらせる。
その上から、抵抗しているように見られぬよう気をつけながら、猫手にした拳をおく。
なにせ押さえるだけでは水着が綺麗に覆い隠す形には収まらない。
男の手の平に直に接した乳首が潰され、些細な刺激で硬さを持てば、水着が引っかかって尚の事戻すのは難しい。
恋人繋ぎのように男の手に指を差し入れ、乳輪付近から指の腹で男の手をトントンと叩いて浮かせようとする。
「こ、この格好じゃないと……離れちゃうと、ばれますか?」
恐る恐るという様子で首を引っ込めながら周囲に目配せする。
だが、少女の体に比して覆いかぶさるような男の身体が大きすぎて、どこからどう見られてるか確認しようがない。
鼓動のリズムはどんどん早くなり、細く小刻みに繰り返す息遣いに熱が籠もる。
■ゲーゲン・アングリフ > 「おじさま……ですか。
まぁ、私はちょっと見張りを……」
体力的には、休憩しなくても大丈夫だ。
そう思っていた男だが、見張りをしていれば、緊急事態が発生し。
「いや、その、落ち着いていきましょう……!
いやそれは俺もか!」
咄嗟のことに申し訳なく思いつつ。
男は、とりあえず相手の胸を隠しつつ。
傍から見れば、揉んでいるように見える状態にしたことに安堵するが。
しかして、相手がなんとか男の手を胸からちょっと浮かせようとしているのに気づき。
男は、深呼吸しながら手を浮かせようとするのだが。
逆に、それでまた乳首を刺激してしまうかもしれない。
「……そう、です、ね。
まだこっち見てます。
……っていうか、まさか本番するまで見てる気じゃねぇだろうなぁ……!」
相手の言葉に、男はちら、と休憩スペースの入り口のほうを見るのだが。
店員は、まだ疑わしげに視線を向けてきていた。
どうするか、と考えた男は。
ゆっくりと体を反り。相手と共に、ビーチマットへと寝転ぶような体勢を取り。
そこから、相手に覆いかぶさるようにしつつ。
相手の顔を隠すように、自身の顔を近づける。
「……このまま、ちょっとだけ、動かないでいてください」
遠めに見れば。男が少女を押し倒し。
口付けをしているように見えるかもしれない。
無論、実際にはキスはしない距離を保つのだが。
密着したことにより、更なる緊急事態が発生することになった。
男の股間が、膨張しはじめてしまったのだ。
■フェリーチェ > 「ふぁ!?ず、ずっと、ずっと、見られてるんですか?」
潜めた語調で且つ小さな声で少女が叫ぶ。
見られながら"される"光景を想像してしまい、掻き上げた髪から露出した耳があっという間に朱に染まる。
ただでさえ小さな縮こまった少女の身体は男の下にすっぽりと収まる。
見えないのを良いことに首を少し動かして自分の身体を見る。
硬そうな突起が見が、水着の布地にかろうじて引っかかっていた。
そのままもっと下へ向かえば、少女が雑に直したばかりのボトムも危ういが、それ以上に……男の方から飛び出す隆起に視線が引き寄せられてしまう。
「う、動きません、絶対動きません。
石像になったと思ってぐぅ~って固まってます、はい」
寝転んだ直立姿勢で早口にそう捲し立てた少女は、視線を下の方から外し、キスにあるまじき見開いた目で鼻先の相手の顔を凝視する。
細めた呼気はなおも早いリズムで吹付け、潤んだ瞳がじっと射抜く。