2022/06/23 のログ
クラウソニア > 「しっ、仕方がなかろう! 元に私は経験が……、ンンッ! と、ともかく―――きゃうっ!? な、何を……あっ、んん…っ」

思わず己が処女であると盛大に暴露しかけ、無理矢理な咳払いでそれをごまかす。続く言葉は尻叩きの軽痛と、卑猥に撫で回す手付きに封じられ

「わ、分かった………。ん……あ、ふ……っ、んんぅ…ッ♡」

男の胸板が密着した豊乳を拉げさせる。
双乳に負けぬボリューム感と柔らかさを誇る尻肉が無骨な手指に撫で揉まれ、ハイレグカットの黒布を臀部の谷間に食い込ませながら形を歪ませる。
耳元への囁きにぞくりと背筋を震わせて

「はぁ…っ、はぁ…っ、わ……分かった。できるだけ、やってみよう……あっ♡」

劣情をさらけ出さぬ様に取り繕った真面目な顔での触れ合いが、女騎士の警戒心を若干は解いたのだろう。
がちがちに強張っていた身体はいくらか落ち着き、代わりに頬の紅潮を色濃くしながらも男の言葉にこくりと頷いた。
首輪に繋がるリードをぐいっと引かれてつんのめった際に漏らした声音は不満よりもどこか甘ったるい色を滲ませていて、それがこのお硬い聖騎士の被虐的な性癖を彼に感じさせるかも知れない。

グスタフ > 大きな胸、柔らかな感触には今にも奪ってしまいたい抗いがたい魅力があるが。
我慢だ我慢と、股間を膨らませては自制する。鼻息も荒く歩き出す。

まだ硬い気もするが、緊張の一種としてはむしろ相応しいか。
この様子だと、あまりに露骨な視線は苦手そうだ。
視線は感じるが、直接的にみられてるとあまり感じないところがいいか。

奥まった洞窟の奥の部屋にも光は届いている。
ガラスの反射を利用して光が届くなら、ガラスを覗けば何をしているか、外からもわかる寸法だ。
それに、自分がその、している姿も見ようと思えば見れる。そんな場所で。

「ここらで、一つどうかなソニア。私の目の前で”挨拶”はできるかね」

さっきの奉仕までの一連の宣言を挨拶と含ませて呼びかける。
その声は洞窟の仕掛けか、よく響いて聞こえた。声を張れば、目当ての相手にまで届くかもしれない。

クラウソニア > 「………………………………っ」

あちこちから向けられる視線は先程までも感じていたものだが、男に首輪のリードを握られているという要素が一つ加わっただけで、彼らの視線が妙に粘っこく絡みつくような物に変じた気がする。
先程までのそれが高嶺の花を離れた場所から鑑賞する類の物だったとするならば、今浴びせられているのは金さえ払えばいつでも好き勝手に出来る娼婦に向けられる類の―――いや、それよりももっと手軽に手出しする事の適う性奴隷にでも向けられる物の様に思える。
それらに対し居心地の悪さと背筋を震わせる奇妙な愉悦を感じつつ、首輪を引く男の後について行けば、ガラスのドームに覆われた屋外プールといった趣の水遊場の奥、なんとも場違いとも思える洞窟へと連れ込まれる。
流水プールを傍らに流すそこは、恐らくは土魔法などで人工的に作られたアトラクションの場なのだろう。
高い位置にある天井のところどころに明り取りの穴が空けられ、そこから光が差し込む様子は幻想的でさえあった。
そんな洞窟の奥まった場所にぽっかりと開かれる広場は、洞窟壁の一部をガラスに置き換えた様な奇妙な作りで、外を行き交う人々の姿をはっきりと目にする事が出来た。

「――――あ、挨拶……?」

直接的に浴びせられる視線は消えて、今は洞窟の暗がりの中で二人きり。
明暗の差のお陰で外からではもっと近づかぬ限り中の様子は見えないらしく、多少は落ち着く事も出来た。
が、そんな場所で不意に"挨拶"をと言われ、女騎士はその美貌を怪訝そうに歪めて男を見上げるばかり。
いやらしい事を要求されているのだろうということはなんとなく感じられるも、具体的に彼が何を望んでいるのか経験不足の生娘には理解が出来ないのだ。

グスタフ > 「皆さんに見せてあげるんだろう。君の奉仕姿を」

声は響くが、逆に死角を作ることもできた。こちら側からは見えないので。
奉仕するフリをすればいいと目配せした。ただ、実際誤魔化せない部分はある。
彼女をリードするために、ゆっくり自らの股間に手をかけ、中から露わにして見せる。
彼女の目の前に男の大きなモノが現れ、先ほどのやり取りで半ば勃起していた。
戸惑ったまま首輪とつけて肉感的な姿をさらしている様は人目を引くものだが。

”君の姿でおびき出すんだろう”

それを言った時の表情を浮かべて見せて、彼女の眼前に突き出す。
どうすればわからない彼女に、ガラスのドームの地面に置いた鏡を見せる。
そこはもっと奥で行われている女性の痴態が写されていた。
舌を伸ばして男根の根元から舌を舐め上げて、見せる。それを見て、フリをするのだと言わんばかりに。

「これから、君は……これにキスをする。誓うんだ。ご奉仕しますと」

クラウソニア > 「皆さん……、というのは、その……向こうに誰かが居るという事か……?」

ゴツゴツとした岩壁の中でそこだけつるんとした平面となっているガラスに困惑の目を向ける。
光の反射の関係か、そこに見えるのは困惑に細眉を歪ませた己の水着姿と、対面する巨躯ばかり。
そうこうする内、男の両手が己の水着に手を掛けそれを引き下げ

「――――ひぁあ……っ!?」

思わず悲鳴を漏らし、一瞬で赤く染まった目元を両手で覆い隠してしまう。
そんな所作にさえぷるるんたゆんっと揺れ撓む肉付きのいやらしさと、処女めいて初々しい反応のギャップは見るものにどの様な感情を抱かせるのか。
しばらくの間は両手でしっかり双眸を覆って露出した半勃ちの肉棒を見ぬようにしていたクラウソニアも、そこまでされてようやく彼の望む行為に思い至ったのだろう。
おずおずと両手をどけて、真っ赤に染まった顔がそれでも恐々と曝け出された物に翠目を向ける――――ところまでは良かったのだが

「っ!!?」

いきなり眼前にどんと置かれた鏡にますます困惑する。
水着姿の彼は、一体どこからその鏡を取り出したのか。
そして、洞窟だったはずの場所が、彼のおいた鏡を中心にいきなりガラスのドームへと変じた事もわけが分からず

「――――――………あぁ、なるほど。ふふ、夢というのは本当におかしな物だな」

状況についていけず白黒させていた双眸が不意に理解の色を滲ませ力の抜けた笑みを浮かべた。
そうして目覚め、身を起こせば、そこは見覚えのある寝室。
女騎士は自分が見ていた夢の脈絡のなさに今一度笑みを零してベッドを抜け出す。
そうして顔を洗い、ストレッチを行い、早朝トレーニングのために衣服を着替えた頃にはすっかりおかしな夢の事は頭から抜けていたのだとか。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からクラウソニアさんが去りました。