2020/06/02 のログ
■ライヨウ > 「そういう考え方も有るか…」
人の姿を取って長い事も有る所為か、彼女の様な考えが逆に新鮮に思えて面白い、と笑って。
「4種とはまた随分と複雑な…そこまでの力の使い手は初めてだな」
予想より複雑な混ざり方をしているらしい彼女の本質、
そこまでの種類の力となれば見ただけでは読み切るのは不可能だったと納得した様で。
「ああ、獣の力を持つ者だとそう言う事もあるな…何とも災難な事だな…なかなか気を抜いて暮らす事も出来ないからな」
彼女も自分の本質を隠しながら生きているのだろうと同情し。
「それならばこういう場所は窮屈では無いのか?」
もっと人目が無い場所なら彼女も羽を伸ばせるのでは無いかと首を傾げる。
■ユーリヤ > 「私はそういう性質なだけだからな。考えを誰かに押しつける気も無い」
(考え方を面白いと思われたことには気づいているが、それを咎める気も無ければ、自分と同じ考え方をしろという気も無く)
「混血なうえに加護とかいうやつだ。おかげで特攻などというものに良く引っかかる。おかげで、受けた魔術がどういった物かを把握する術ばかりが身につく」
(4種も混ざっていればかなりの確率でどれかが引っかかるためか、そういった気配のある技には敏感になっており、痛いから嫌だなどと)
「まぁ、そうだな。人のいない山などで獣として過ごせばいいんだろうが・・・」
「存外今の生活は気に入っているんだ。人混じりな物でな」
(それに、隠れ住むよりは日々の糧を得るのは楽だから、と付け足し。
それと引き替えにすれば多少の面倒には目を閉じることができると答え)
■ライヨウ > 「ああ、それは理解しているし、それでいいと思う」
彼女が自分の考えを押し付ける気が無いのは理解できていると頷いて見せ。
「複数の力を持つと言うのも中々難儀な物だな…便利なだけとは行かないか」
加護も弱点を増やす要因になるとは考えもしなかった、
なるほど一つの事を極めるより複数の事を極めようとすれば
逆に死角が増えるような物かと興味深そうに話に聞き入る。
「それは判る、俺も人が面白くてこうして街に潜んでいるしな…
そうした中でこうした出会いもある。」
多く人が集まる場所だからだろう、彼女の様な興味深い人物に
出会える機会が多いのは楽しいと笑って。
「まあ、それでも偶に気晴らしに偶に山に一人篭る事も多いがな。
山の中の湖なら、ここと違って思う存分泳ぎ回ったりできるからな」
■ユーリヤ > 「どーも、私が考えを押しつけられるのが嫌いだからな。理解してくれる相手というのはありがたい」
(理解を得れたことには素直に喜び、笑みを見せ)
「まったくだ。便利なだけなら良かったんだが・・・・・・生憎とそうはいかなかったようでな」
(生まれに文句を言うつもりは無いが、この性質だけは疎むぐらいには度々その手の魔術を食らっているようで)
「とはいえ、人の中で暮らしていても獣の性というものはあるからな。私も時折、野山を獣の姿で駆けまわっているさ」
(自分に面倒さえ降りかからなければ人とその生活は面白いという言葉には笑い、野山を好きに駆けまわる喜びにも笑う。
そう、どちらも楽しいのだから、今の生活でいいのだと)
■ライヨウ > 「傍から聞く分には興味深いのだが、自分の身となると難しい話だな」
生まれ持って背負うには中々に複雑な力とその代償、
其処ら辺中に弱点が転がっていると言うのは想像もつかない生活だ。
「気晴らしと言うのは大事だからな…思う存分身体を動かしたくなる
欲求と言うのは良く判る…」
野山を好きに駆け回る心地よさに思いを馳せていれば
未だに名も名乗っていなかった事に気が付き
「ふむ、そう言えばまだ名も名乗っていなかったな…
俺はライヨウ、こうして知り合った仲だ、宜しく頼む」
■ユーリヤ > 「まぁ、便利な事に変わりは無いからな。弱点は代償だと思って受け入れているさ」
(事実、この血と加護のおかげで並大抵の魔法は効かず、物理的に傷が付くことも少ない
それを思えば多少多めの弱点はどうにか許容できる)
「どうも、この本能だけは押さえることができないからな。そのせいか、たまに小さな村では魔獣の類いに間違えられ討伐の依頼が出ることもあった」
(王国に来てすぐの頃の失敗談を語れば、当時を思い出し笑みを堪え
そうして名乗られれば、自分も名乗っていなかったことを思い出し)
「そういえばそうだったな。私はユーリヤ。人狼のユーリヤだ。こちらこそ宜しく頼むライヨウ」
■ライヨウ > 「自分の力だからな、上手く付き合う方法を探るしかないと言う訳だな」
変えられないのならば使いこなすしかない、それがどんな力でも同じことだろう、それを受け入れられているのは彼女が優秀な使い手だという
事だろうと納得し。
「それは何というか…うっかりギルドで討伐依頼を受けてみたら…という事にならなければ良いのだがな」
まさかそう何度も同じ失敗はしないだろうがと付け加えると此方も笑みを浮かべ。
「ユーリヤか…なるほど、獣の気は狼と言う訳か」
やっと一つ謎が解けたと嬉しそうに。
■ユーリヤ > 「そういうわけだ。それに、的確に弱点を突いてくるような奴と戦うことになれば早々に負けを認めて逃げ帰ればいい」
(生きてさえいればどうにかなるという獣独自の考えで生きているため、戦場から逃げ帰るなどという行為は恥とは思わず)
「さすがに今は付近に村が無いことを確認してからやっている」
(自分の討伐依頼を見つけたときほど、気まずい物はない
当初は何度かあったが、2度3度あればさすがに懲りるというものだ)
「人と人狼は教えたぞ。後の二つはまぁ、秘密だ」
(自分を構成する特性は話の中で既に答えてしまっているが、後の二つ、一つはすぐにわかるだろうがもう一つを秘匿しておけば弱点の幅も狭まるだろうと、不敵に笑い)
■ライヨウ > 「生き残ってこそだな、死急ぎたい者か狂人でもなければそれが正しい生き方だろう」
生き延びる事こそが獣の本能、彼女の考えには深く同意し。
「今度思う存分走り回れる場所を探しておくとしようか」
深い山など人目に付かない場所、自分も利用する事も有るだろう
からと気軽に動き回れる場所を探してみる事を提案する。
「秘密か…此処までくると探ってみたくなるな…まあ、簡単には行かないだろうが」
試すように秘密だと言われると気になる様で…
ただこれ居所探りを入れるとなると深く触れ合うか、
戦闘也でその力を引き出す事になるだろうが、そのどちらも
容易に行かないのは理解できる。
■ユーリヤ > 「戦いたいのはそれが好きな奴に任せておけばいいだけだ。あぁ、本当に同じ獣の性を持つ奴とは話があって助かるよ」
(自分は冒険者ではあるが戦士ではなし。戦の誉れなど不要という言葉にうなずいてくれる男とは本当に話が合うようで)
「あぁ、それは助かる」
(誰にも邪魔をされず走り回るという行為は何よりも好ましい
そしてそんな場所を提供してもらえると言うことはありがたいことだと提案を受け)
「そちらの方が、狩りのようで楽しいだろ?」
(獣の性を持つのなら、狩りは好むだろうと挑発するように笑い)
■ライヨウ > 「それは良かった、俺もこうして話し合える相手には中々出会えないからな」
人に紛れて暮らしているが、深く付き合う様な相手は居ない、
それが似たような性分の相手に出会えたのだから運が良いのだろう。
「俺にも必要な事だからな、まあ最近はどこも騒がしくなって来たようだが」
最近国で起きている大きな騒ぎの所為でどこもかしこも
人が入り混んでいる所為かそういった場所を探すのも
一苦労の様で。
「そうだな…そう焚き付けられると挑戦してみたくなるな」
狩りと例えられると血が騒ぐのか牙を見せるかのように大きく笑う。
■ユーリヤ > 「運が良かったのだと思っておくさ。カミサマとやらに出会いを感謝するような信仰心はないしな」
(これが神の信徒なら出会いを感謝するのだろうがあくまで自分はただの獣
それならば、運が良かったのだと思っている方が後腐れが無くていい)
「盗賊団だのなんだの、か。ギルドにも依頼が来ていたが・・・さてどうするかな」
(厄介事が増えるとなると受けることをためらうが、
しかしながら、長引くならばいっそ介入してしまえばいつまで続くかの目処も立つかもしれず
そうなれば考え物で)
「そら見たことか。とはいえ今日はそういう気分でも無いしな」
(獰猛な獣の血の一端を見て、一瞬あてられかけるも
すぐにけろりと笑い、今日のところは狩りをする気も狩られる気もないのだと告げて)
■ライヨウ > 「ああ、運がよかっただけだ」
同じく神を信仰する身ではない、
今日の巡りあわせもただの運に過ぎないと頷いて。
「何度も依頼は出るが中々美味いのは無いからな…」
個人ならまだしも、組織を相手に手を出すには
中々面倒も多い、自分に火の粉が掛からなければ様子見と
いった所だろう。
「ふむ…挑発され損と言う訳か…とは言えその気が無いと言われてしまえば仕方ない…それこそ運が良ければまたまみえるだろう」
拍子抜けして溜息をつくも、
また次の機会への約束だとでも思う異にしようと笑って見せる。
■ユーリヤ > 「お前も依頼は様子見か。ま、妥当なところか」
(チームを組んでいるならともかくソロで動く冒険者であれば組織というのは厄介な相手だ。
そんな相手に手を出してうかつな傷を負うよりは様子を見た方が遙かにマシというものだろう)
「はは、悪いな。でも簡単に捕まるような物はつまらないだろ?」
(残念そうにする相手に笑い、そう告げ)
「まぁ、同じ獣の性を持っているんだ。どうせまた会うだろうよ。次に会ったときは酒の一杯でも奢ろう」
■ライヨウ > 「目立つ仕事は避けたいところだからな」
請ける仕事と言えば個人の範疇で賄える物で
大きく目立たない…人の中で暮らす上でのルールとして居る男としては
避けたい種類の仕事の一つ、実害が及ばなければ進んで手を出す相手
とではない…彼女も同じ考えなのだろうと頷き。
「どうせならば楽しまなければな…ふむ、その時は此方も
秘蔵の酒を出すとしよう」
酒と聞けば嬉しそうに、再開の楽しみが増えたと笑って。
■ユーリヤ > 「できれば早々に終わって欲しいがな」
(このままでは野山を駆けるのにも気を遣う
と、嘆息し)
「気の合う同類との再開が楽しみだよ」
(秘蔵の酒、といわれては楽しみとなり
この狩り、どの程度特性を隠せるのか、はたまたすぐに捕まるのか
その駆け引きも狩りの醍醐味だ
たとえその獲物が自分であったとしても)
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からユーリヤさんが去りました。
■ライヨウ > 「まったくだな…」
彼女と同じく、街道を行くのも面倒毎を避けないと行けない状況に辟易しているようで。
「ああ、それではまた次の邂逅を楽しみにするとしよう」
狩りも酒もどちらも楽しみだと告げれば水游場を後にした。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からライヨウさんが去りました。