2019/04/19 のログ
ハーティリア > 「はっは、そりゃ失敬。気に障ったなら謝るさねぃ。」

方言や古語、いろんな言葉が入り交じる軽い口調で謝罪しつつも、悪びれた風はなく飄々として。
高慢な笑み、尊大な口調……昔の知り合いを少し思い出してちょっとばかり、生ぬるい笑みになったのは一瞬のこと。
すぐにゆるりと微笑みに隠して。

「どっちでも構わないなら、聞かぬが花、ってこともあるかもよ?……まあ、別に隠してるわけじゃねぇけど。
『人間』ってほら、騒ぎ起こすとあれこれ面倒だからねぇ。」

と笑みながらパシャパシャと足で水と戯れるのが、答えになるだろうか。

「生まれつきだからねぇ、これで昼間来たら、客も店員も全員盛って大乱交になるから、まあそれはちょっとまずいかなー、と。」

むしろ、垂れ流しの力とはいえ平常心保ってる少年が凄いと思う、と彼をパチパチと軽い拍手で称賛しようか。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「まあ、此方も男性にしては貧弱な体つきである事は自覚している故な。過度な悪意が無ければ、取り立てて貴様を責めるつもりもない」

小さく肩を竦めて、飄々とした相手の言葉に応える。
ほんの一瞬、相手の表情が変化した事には気が付いたものの、それが意味するところまでは理解出来ない。
何か思うところでもあったのだろう、と思考を中断させて言葉を続ける。

「…騒ぎを起こして喜ぶ種族などおるまいよ。如何なる生物とて、知性があるのならば社会を構築するものだ。その秩序が乱されるのならば、敵意を向ける事もあるだろうさ」

とはいえ、あからさまに人間ではないと告げた相手を警戒する事も、責める事も無い。
夜更けに語らう相手としては珍しいものだな、程度の態度で、変わらず高慢な笑みを浮かべているだろう。

「ふむ。其処まで気を遣う事は出来るのだな。褒めてやろう。
とはいえ、それを浴びせられている私は堪ったものでは無いのだがな」

特段、己が相手の纏う匂いに耐性があるという訳でも、強靭な自制心を持っているという訳でもない。情欲が己の思考に浸透している事も事実。
それでも尚、こうして穏やかな会話が出来るのは、そういった環境に慣れている事と、王族としての矜持が情欲を上回っている為。
香りに充てられて相手を犯す等、ごろつきの様な真似では興が乗らない。それだけの事。

そんな思いを胸に、クツリ、と小さく笑みを零しながら立ち上がる。
そのままプールサイドまで歩み寄ると、相手の隣に腰掛けて同じ様に足を水に浸す。
温くなっていた己の体温を再び水で冷やしながら、心地良さそうに目を細めた。

ハーティリア > 「筋肉は、付かない奴は全然付かないからなぁ。ムキムキになりたい感じ?」

肩をすくめる彼の言葉に、今度はこちらが首を傾げて。ちょっと頭の中で、彼がムキムキマッチョになる想像を……しきれなかった。

「ん~……普通はそうなんだけどなぁ。人間ではそこまで行く奴はほとんど居ないが、永く生きてる奴は『退屈』を嫌がって騒ぎ起こすんだよな。そんでまあ、大体その暇つぶしの規模がえらいことになる。」

多分、魔族が起こした騒ぎの一割くらいは「暇だったから」とかいう奴居るんじゃなかろうか、なぞとどこか実感を伴うボヤきを漏らして。

「ふふ、ありがとさん。まあ気を使うか使わないか自体がほぼ気紛れだから、素直に受け取っていいもんか迷うけどなぁ。」

そういって、隣に腰掛ける彼が足を浸せば、より甘く強く香るのは、香りの……魅了の魔力の源に近づいたのだから当然か。
傍から見ればまるで美女と美少女が水遊びに興じているように見えなくもないのか。
実際は男二人……正確には男と、性別も年も変えられる魔族だけども。

「それはまあ、思考回路が似ていたのが運の尽きと思うしかねぇかなぁ。……でもそうだな、お詫びに何か願いを叶えてやろうか?」

できる範囲でだけど、とそんな事を聞いてみる。まるでランプの魔人か何かのように。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…其処までは言わぬが、人並みの身体付きにはなりたいところだ。まあ、肉体労働等をする訳でも無いが」

筋力を必要とする場面では、魔力で肉体を強化すれば良いだけなので、実用的な筋肉を求めている訳でもない。
要するに見栄えの話だ、と首を傾げる相手に笑ってみせた。

「その暇つぶしに付き合わされる人間の身にもなって欲しいものだがな。永く生きて退屈だと言うのなら、大人しく朽ち果てれば良いものを」

はた迷惑な話だと言わんばかりに、再び肩を竦めて見せる。
とはいえ、魔族との戦争で利益を得ている立場でもあるので、その言葉に棘は無いが。

「王族からの賛辞だ。光栄に思いながら受け取るが良い。……尤も、ヒトならざる者ならば、人間社会での立場等関係無いやも知れぬがな」

尊大な言葉遣いではあるが、香りの元凶に近づいたことによって己の思考を這い回る酩酊染みた情欲はより強くなる。
とはいえ、己の情欲や性欲というものは、その嗜虐心に依る所が大きい。迂闊にそれを露わにして良い物か、と少し悩むが――

「願い、か。今此の場で貴様に出来得る事がどれ程のものかは知らぬが……。そうさな。此方だけ熱を帯びているというのもつまらぬし、不公平であろう?その身、己で慰め、私に晒すと良い。貴様にそれが出来るのならな」

他に人の姿が無いとはいえ、一応公共の場である水游場で自慰をして見せろ、と愉快そうに笑いながら相手の言葉に答える。
ゆるりと相手に向けた視線は、愉悦と興味の入り混じった色を湛えているだろう。

ハーティリア > 「なるほどねぇ……。ははっ、まあ言わんとすることはわからんでもないが、どうしようもねぇだろうなぁ。
まあ大半は、俺みたいに自分から寿命ポイした奴じゃねぇだろうし。ん~…人間も寿命まで暇だから死のう、なんて誰も彼も思わねぇだろ?」

肩をすくめる彼の疑問に、伝わる言葉を探すように、視線を宙に時折さまよわせながら言葉を紡いで返事を返す。
最後にそんなもんだよ、なんて言葉で締めくくって。

「はっは、じゃあありがたく受け取っておこうか。…一応ほら、俺も人間社会で冒険者とか花売りとかしてるしなー。」

くっく、と喉を鳴らしてそんなことをのたまうが、敬う、という態度では殊更なく。
そうして願いを聞いてみれば……愉悦と興味の入り混じった表情で自慰を要求され、目を細める。不快ではなく、淫蕩に瞳を揺らめかせ。

「おや、そんなことで良いのかい?もっと大それた願いでも良いのに……まあ、それでいいなら、いいか。」

チャポン、と片足をプールサイドに引き上げ、水の滴る白い足が片膝を立てれば、薄手の貫頭衣が太ももに合わせてめくりあがり……
その下には何も履いておらず……力なく垂れ下がった男根には手を触れず……その奥、淫らにヒクつく後孔をクパァ、と指で開けば、まるで女性の秘所のように、粘つき糸引く肉色を晒す。
ただそれだけで、まるで体内に香りを溜め込んでいたように、周囲の香りが……雄を虜に変える淫魔の魅了が味まで感じるほど強くなる。

「ん……ぁ、っ。」

そこに指を差し込むだけで、ぐちゅりと、艶めかしい音が誘うように鳴る。いや、実際誘っているのだろう、淫魔の媚肉も、肢体も、目の前の雄を。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からハーティリアさんが去りました。