2019/01/20 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にオーディスさんが現れました。
■オーディス > 「温水じゃなかったら風邪ひいちゃうね、うん。ああいや、冷えた体を温めてあげるという理由を付けるにはいいかもだけど。……さぁて、誰か目ぼしいのはいーなーいーかーなー、と。」
水遊場。一年を通してその名の通り水泳や訓練等用途は様々だが民間から富裕層迄広く開かれ利用されている施設。
そこに、魔の気配を殺し、角と尻尾も肉の内に引っ込めて外見だけは人のそれに限りなく近づけ、半ズボン型の濃紺の水着を穿いている子供が一人いた。
紫銀の髪を水に濡らし、雫を滴らせながら温水が張られた漕の縁に両肘を載せぷかぷか浮かびながら下着同前である水着姿でうろつく利用客達を品定めすべく黄金の瞳を右から左に彷徨わせて。
この施設の上層ならばより『そういうの目当て』で利用する富裕層が金で買った女性がいるのだろうし、その気になれば適当に富豪を縊り殺して成りすましても良かったが今回は下層にて獲物たる女を漁る事にした次第である。
理由なんてない。刹那的快楽を優先するのだから、その時の気分一つなのだ。
気にいった、狙ったならば彼がいようが夫がいようが子持ちであろうが奴隷であろうが貴族であろうが人だろうが獣だろうが魔族だろうが、邪魔者がいれば排除して凌辱する。
命の価値は軽い。
特に、どうでもいい命は。
そうでないのは獲物となった女ぐらいのものだ。
多くは健全な意図で遊水を愉しんでいる者達を横目に正体不明の魔はぱしゃぱしゃ水を足で跳ねさせながら依然として今日の獲物を探し続けて。
■オーディス > 獲物を探し続けて暫く。
やがて奴隷なのか目を惹く美しい容姿をしたミレー族の少女が年配の中年男性と共に富裕層の利用する上層へ向かおうとするのを発見。
獲物を決めたら早い。
縁から早々にあがれば纒わり付く温水を床に点々と痕を穿ちながら追跡。
二人が富裕層だけなのか共用である平民とは違い個室型の更衣室へ入った直後に身体を滑り込ませる形で侵入。
勝手に入ってきた子供に怒鳴りながら追い出そうとする富豪の肥えた腕が伸びてくればーー次の瞬間には、富豪の痕跡は更衣室に一つたりとも遺さずに消失していた。
肉片も、血痕も無い。
見つかると後々面倒だから、決して好みと言い難い肉を丸ごと捕食する羽目となり気分が悪いがこれも目当ての女との交尾の為と言い聞かせ、元の人型へと戻りぺっぺっと舌を垂らし渋い顔をして。
それから顔を真っ青にして何が起きたか理解しかねて震えているミレー族の少女へと向き直り、にっこり先程男性一人を異形の怪物となって喰い殺した事など無かったかのような無垢な笑顔を向けて近付きーー。
更衣室からは悲鳴じみた嬌声が響く。
だが、誰も気に留めないし助けは無い。
何せそういう用途で利用する客なんて珍しくないのだから。
数刻程凌辱の限りを尽くし、ひとしきり少女に魔の仔を身篭らせてからもまだ文字通り無尽蔵の欲求を持て余す幼子の見た目をした魔はまともに腰の立たない様子の少女を連れ、先程喰い殺した富豪の外見を模倣し外へ。その後また子供の形へ戻ってから少女をそのまま苗床として飼うべく近隣の寝床へ連れ去って。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からオーディスさんが去りました。