2018/09/25 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にヴィンセントさんが現れました。
ヴィンセント > 夏も終わると言うのにそこそこに賑わいを見せるプールサイドをミレー族の男が姿を隠すことなく堂々と歩く。
手に持つは、作り立てなのかほかほかと湯気を上げ香りを拡げる焼きそば。

どこか適当にくつろぐ場所はないかと視線を振ればベンチで解けかけの美女を見つける。

「お嬢さん、隣空いてるかい?」

上からに切れ長の緑が覗き込む。

ミラ > 飢えていれば、もう少し積極的に動いて裏場を探して欲望を味わう気にもなるが、だらけた気分で休みを満喫しているところだと面倒かという気分が勝り。
どうしたものかと、気だるげな表情を浮かべてずずっとストローでソーダ―を味わい。

「……ん? うむ、かまわないぞ。別に予約は入っていない」

近づく気配というよりも匂いを感じてはいたが、特に意識するでもなくぼんやりとしていたところにかけられた声に改めて注意を向け。
隣に座るのならどうぞとばかりに、少しばかり姿勢を正すも目にした相手の姿に興味を惹かれた様子でジロジロと眺める。
ミレー族に見えるが、こうも堂々と正体を晒しているとは度胸があるなという感心をへて。堂々とし過ぎていると訝しんで、バックに誰かがついているのか。そもそも、正体が違うのかと悩む様子で耳と尻尾とに視線は集中し。

ヴィンセント > 「そんじゃあ、お言葉に甘えて」

姿勢を正し空けられた場所によっこらせと座り込む。
耳や尻尾に突き刺さる視線を感じては
やはり珍しいものかと思い問いかける。

「やっぱりこれが気になるか?」

言葉度同時に耳を、尾を揺らして強調する。
実際、ここに来る途中も好奇と不思議さの視線はよく浴びていたので今更気にするほどでもなし。

「心配せんでも、俺はれっきとしたミレー族だ。
ただ、誰も奴隷に欲しがらねけだけさ」

あっけらかんと答え、耳を差し示す。

ミラ > 「正直に言おう。凄く気になる。そこまで堂々と晒しているのは、まず見かけない」

揺れる尻尾を目で追いつつ、問いかけに素直に頷いて胸のうちに抱く疑問を表明する。
隠すことなく視線を向けていたのだから見ているのがバレが事を気にする事は無いが、気になるものは気になるのだと堂々とした態度で眺め続け。

「ふむ、やはりミレー族ではあるか。だが、誰も奴隷に欲しがらないだと?」

返ってきた答えに、何かの厄持ちかと改めて観察するような目を向ける。
体格は悪くは無いし、筋肉質な所も労役にせよ戦闘にせよ役に立つはずだ。そして、股間へと視線を下ろして暫し見つめて、慰安用としても役に立つだろうと評価して。
高めの総合評価を下して、何が問題なのかと首を捻り。

「そんなに悪い素材ではないと思うのだが、何か悪評がついているのか。その程度であるのなら、首輪が欲しいのなら嵌めてやるが」

どういう背景があるのかと興味を惹かれた様子で目を輝かせ。主人を持った方が、この国では暮らしやすいのではないかとの意味を裏に込め。好きで独立しているのかと反応を探る言葉を投げかける。

ヴィンセント > 「悪評か、微妙に違うか」

興味を持つ視線にさて、どう説明するかと迷い――結局、
馬鹿正直に説明する。

「俺も昔は奴隷でね、主人に連れられて戦場を駆け回ってな。
結局、その主人は死んじまったが。
好きだったかときかれりゃ嫌いだったさ。
幸福だったかと問われりゃ微妙だろうさ。
ただ、まぁ。戦場を共に駆けた女はアレはアレで結構いい女でな、
首輪をかけようとするやつとその影をつい、比べてしまってな。
――未練、かどうかは分からんが。少なくともアイツよりいい女以外に仕えるつもりはないってだけさ。
幸い置き土産に仕込まれた腕のおかげで食うに困ることもないしな」

一通り喋り終えるとベンチにもたれ大きく息を吐き出す。
その姿は今は持っていないが煙草が絵に映えることだろう。

「あんたはどうだかな。少なくとも、見てくれなら圧勝だが」

姿勢はそのままに、首から上を向けて視線を走らす。
頭の上から足の先まで、さくっと見通して。
中身を知らぬという言葉は率直に相手が紛れもない美女であると賞賛。
首輪を求めるかと言う問いにはあえて質問で返す。

ミラ > 悪評というのは正確ではない。
そんな前置きを置いて語られる過去の経歴について、無言で耳を傾ける。
かつては奴隷として戦場を巡っていたというのなら、かつての主人の死は戦死の類か。戦場を連れまわすのなら、戦奴でもしていたのだろう。
そういう過去が窺えるが、それ以上にかつての主人への思い入れの深さが窺える。
好きか嫌いかだけで語れないほどには複雑で、今でもひとりでいるほどには重く深い。
聞き終えて、ふむと真面目に頷き。なかなかに良いなと、物語性のある過去話に口元を緩め。
煙草が似合う姿に、渋いなと評価を高める。

「なるほど、見る目はあるようだ」

見た目だけの評価ではあっても圧勝と評価され、自分の容姿をそうまで言われて嬉しくないはずが無く愉し気に笑みを浮かべて、満足そうに頷き。

「見た目だけではないと思うぞ。単純な戦闘力などでも勝っている自信はある。
 それに、女としてもそれなりに自信はあるのだがな。前の主人は、夜の相手はしてくれなかったのか?」

腕を組んで胸の谷間を深め、見せつけるように豊かさを強調し。すいっと顔を寄せて、下から相手の顔を覗き込むように媚びる姿勢を取って色香を見せながら、囁く様にして問いかける。

ヴィンセント > 「・・・あるにはある、があんまりいい思い出はないが。
確かに女としても十二分に魅力的だ。・・・気後れしかねんほどにな」

囁くような艶声、見せ付けられる“女”の身体。
傭兵として幾度となく味わったきたが、こと“奴隷”としての思い出は
どちらかと言えば渋く、あまり思い出したくない部類であり。

――それゆえに、思わず目を逸らす仕草は初心な少年の様でもあり。

「まぁ、戦いの力は・・・そうだな、断言は出来んがお嬢さんからは底知れないものを感じるな。ああ、恐らくは。強いだろうな」

自分で張った予防線を難なく乗り越えられてしまいどうしたものかと
考えを巡らせる。

「とはいえ、俺もむさ苦しいおっさん一歩手前だ。
囲うならもっと若い男の方がいいんじゃないのか?」

苦し紛れに尤もらしいことを言ってみて。
洞察力如何では、どうもこの手の女には免疫がないのか扱いに兼ねる様子が手に取るように見えるのかもしれない。

ミラ > 「なかなかに愉しい反応だ。察するに、夜の方は好きにさせてもらえなかった口か。
 気後れする必要はないから、欲望に素直になるといい。わたしは、その欲望を肯定しよう」

意図的に女としての自分を強調した媚態に対して見せた反応は、初心さを感じさせるものであり。
これは弄りたくなるなと、うずうずとした気分になってニヤリとした笑みを浮かべて、もっと反応を引き出そうと、しなだれかかるように肌を寄せていく。

「なかなかにいい勘だ。自慢になるが、余程強いか癖のあるヤツでなければどうにかなると思うぞ」

自分の事を認める言葉に、ふむふむと機嫌よく頷き。
逃げるような言葉を重ねる相手の顔を覗き込み。

「漢くさい筋肉達磨も儚げな美少年も味わいがあって、嫌いでない。
 醜悪というわけでもなし、引くほどに不潔というわけでもなし。お前さんみたいな男なら、十分に守備範囲であることだし……
 謙遜するほどに悪い素材ではないさ。前の主人相手に夜の相手をしていたのなら、そっちの技術だって期待できるのだろう?
 前の主人より、そっちでも勝っていると教えてやろう」

下半身に正直な男ならチャンスとばかりに喰いついてくるところを、謙遜して引くなどともったいない事をすると首を振り呆れる仕草を見せるが、愉し気な笑みが薄く口元に浮かんだままなのが対処しかねてる様子を面白がってる事を窺わせ。
するりと伸ばした右手が、からかうように男の股間を軽く指先で撫で上げる。

ヴィンセント > 「っ・・・お嬢さん、あんまり男をからかうものじゃ――」

しなだれかかり、密着する素肌。裸体でないとはいえ常時よりはるかに曝け出された肌の面積は広く、誘う声音と相まって男の欲を炙り。
直後股間を撫でられる淡い快感に驚き抗議のひとつでもしてやろうと振り向けば、
面白がるように人の悪い笑みを浮かべる女の美貌。

「・・・わかったよ。俺の負けだ。色気力量度胸どれをとっても十二分だ。正直お嬢さんの声や仕草は股間に響く。」

諦めたように首を振り両手を挙げて降参のポーズ。
摩る指先には隆起しその存在を主張する頂が苦しそうに布地を押し上げている。

「それでどうするつもりだ?まさかここで試そうなんて言うつもりじゃないだろ?」

軽くあたりを見渡し、未だ多い人混みを確認する。

ミラ > 降参のポーズを男が取るのを見て、くふふと人の悪い笑いを溢し。
これで、前の主人とやらに対しても勝ったなと勝利の満足感を味わって機嫌良さげな雰囲気を漂わせ。

「うむうむ。そうであろう、そうであろう。わたしは美少女だしな」

指先に感じるしっかり存在を主張するモノをからかうように指先でつつきながら、こんな美少女に迫られて何も反応していないのなら、悟りを開くレベルで枯れているか不能かだろうと自画自賛し。

「さすがに、いきなり公開露出プレイはレベルが高い。そうだな……人目を忍べそうなのというとトイレの個室か? 更衣室やシャワー室でも人目を忍べそうではあるが。好みの場所があるなら、注文を聞こう」

人ごみの多さと客層に、ここでいきなり事に及べば騒ぎになりそうだなと思い。人目を避け、認識させないような結界を敷く事もちらりと考えたが、それでここの保安機構に感知されても問題になりそうだと悩む仕草を見せ。
確実性からするとトイレの個室あたりか、などと場所を口にしてそこでいいかと目で訊ね。

ヴィンセント > 「それも風情があるのかもしれないが、そんなところで抱くにはお嬢さんは勿体無さ過ぎる。罰が当たりそうだからな。美女には相応しい場所で抱きたいものだ」

場所を問われれば首を振り否定しもっといい処でと答える。
す、と立ち上がれば少女に向き直り手を差し伸べ

「お嬢さんは知っているか?この水遊場には地下施設があってな、“そういう”場所もあるんだよ――エスコートはいるか?」

薄々感づいているのだろうがと前置きをしながら、雰囲気のある場所へと案内を申し出る。
少女が何も行動を起こさなければそのまま抱き上げ――所謂“お姫様抱っこ”の姿勢で案内するだろう。

ミラ > 「ふふ、なかなかに口が上手いじゃないか。前の主人の薫陶を受けでもしたか」

戦奴としてでなく性奴としての扱いも受けていたのなら、女の機嫌を取るノウハウも学んでいたのか。
女としての自尊心をくすぐってくる物言いに、機嫌も良さげにくすくすと笑い。

「そういう場所があるらしいとは思っていたが、具体的には知らなかったな。
 よし、今後の為にも案内を望むぞ」

実にこの国らしいが、やはりあったかと相手の言葉に納得したように頷き。
そう言う場所があるのなら、自分が口にした場所よりもよほどふさわしかろうとエスコートを求める。それで、具体的には何処なのだと首を傾げて、相手を見ていたらお姫様だっこの姿勢で連れていかれることになり。
衆目の前でその恰好は、いささか思うところがあったのか微妙に頬を染めつつ、おとなしく男の胸元に身を預けて姿を消すことになり。

ヴィンセント > 頬を朱に染めるその身体は男にとっては羽の様に軽く。
難なく持ち上げればそのままベンチを後にする。
盛り上がったままの股間を隠すことなく堂々と歩けば凝視するものは居れど嗤うものは意外と居らず。

「思ったことを口にしたまでさ。生憎だが世辞や嘘は苦手でな」

意趣返しとばかりに耳元で囁く声は驚くほどに優しげに。
プール会場の脇、階段を下れば雰囲気を変えた回廊を迷う素振りもなく渡り、
その一角、「primary room」と看板の提げられた部屋の前。

「まぁ、この部屋がお嬢さんに釣り合うかは分からんが。
物陰よりは雰囲気があると思うぜ」

少女を抱えたまま器用に扉を開き、部屋へと消えていく――

ヴィンセント > 【継続予定です】
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からミラさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からヴィンセントさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にヴィンセントさんが現れました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からヴィンセントさんが去りました。