2018/01/01 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にノアさんが現れました。
ノア > 数ヶ月ぶりに、王都へと戻ってきた女。
新たな年を迎えた日、 "家で一人" というのも何だと目新しいスポットに繰り出したはいいものの..

「 .......... 」

ちょっとしたパーティー会場のような盛り上がりで、新年を祝い合う恋人達がよく目につく。"恋人達の中に独り" というのもなかなか居心地が悪く、店主に勧められるまま購入した水着を身に付け一人、浅めのプールで半身浴中。

ノア > 逆上せる前に立ち去ってしまおうなんて、考えていたけれど.. 九頭龍の水浴び場にある "温泉" とは違い水温はぬるく、身体は逆上せもしなければ冷えもしない。すっかりタイミングを見失った女を見かねてか、ボーイらしき青年にドリンクを勧められ

「 .....じゃあ、強めの を。」

困った時は、呑むのが一番。だってほら、新年だもの。程なくして『 お待たせ致しました。』と、洒落たグラスに注がれた強めのカクテルが手渡され。無意識に恋人達から視線逸らしつつ、 くい と喉に流し込んだ。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──あるぇー?」

周囲の雑多なざわめきに混じって、ぺたぺたとプールサイドを歩く足音が、浅めのプールの側で止まったかと思うとそんな声が響く。
そこに立つ金髪の男は、温水に身を浸している彼女を見下ろし、へらりと緩い笑みを浮かべていて。

「おうノアちゃんではないか。おいすー、久しぶりだなという顔になる。お一人かね?」

しゃがみこんで視線を近づけながら、ニカっと笑みを浮かべつつ片手を上げ声を掛けた。

ノア > 「 .....っ、 ん ? 」

見渡す限り何処もかしこもイチャついてやがる空間で、不意に自分の名が呼ばれると

「 ぁ.. 久しぶりっ 」

ぱち と開いた目が捉えたのは、見知った相手の姿。少しほっとしたような笑みを浮かべ、ゆるりと首を傾げる。

「 そ、ひとり。そっちは ? 」

エレイ > 「俺も一人だべ、ってゆーか今までここでちょっとしたバイトをしていたのだが今それを終えたところでな」

こちらを向いた彼女が笑みを浮かべれば、頬杖突いて楽しげにその顔を眺めつつ。
その視線を彼女の手元のグラスにちらりと移し。

「……そっちはアレか、なんとなく一人で来てみたけど周りがカッポーばっかで
なんか居心地悪い系の気分なのでとりあえず一杯呷っとくかとかそういう具合ですかねぇ?」

首を傾げながら、彼女の事情を無駄に的確に推察してみせた。

ノア > 「 ふふ、こんな日にバイト ? 女っ気なーい 」

貴方が仕事を終えたところだと聞けば、ほんのり悪戯な笑みを浮かべて揶揄ってみる が..

「 ...............っ、 」

直後、此方の事情をそっくりそのまま言い当てられ。やけくそとばかり、グラスの残りを勢い良く飲み干すと

「 そーです、その通りですっ.. てゆーか、さっきまで働いてたなら知らないの ? あーゆーのが視界に入らない場所とか、もっと心穏やかでいれる場所とか。」

"あーゆーの" と恋人達をチラり見て、小さく舌打ち。通り掛かったボーイに空いたグラスを渡しつつ、オススメの場所はないのかと唇尖らせた。

エレイ > 「本当はそのつもりはなかったのだが新年で人手が足りないということでどうしてもとな、頼られる奴は辛いものだよ」

などとドヤ顔でのたまいつつ。こちらの推察が図星だったようで、
一気にグラスを空にしてしまう彼女に少し目を丸め、それから苦笑して。

「あー……ほむ、まあわかった。それなら俺がオススメの場所に案内してやろう。
こっちからナンパする手間も省けたしな」

そう言って、笑顔のまま彼女に片手を差し出す。
彼女がその手を取るなら、そのまま彼女を連れて『オススメの場所』とやらへと案内してゆくだろう。

ノア > 結局のところ、どちらも共に新年を祝い合う相手はいないようで.. 互いに目が合うと、思わず苦笑い。ともかく(救いの)手が差し伸べられたなら、迷わず手を重ね立ち上がる。

「 オススメ、ね。ま.. 行っても良いけどっ。」

なんて言う声も、嬉しそうなのが隠しきれていない。貴方の手を きゅ、と握り。歩き出す頃には堂々と、恋人達から視線を逸らす事もなく、貴方に導かれるまま "オススメの場所" とやらへ。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」からノアさんが去りました。