2017/09/24 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 多くの人で賑わう、昼間の水遊場。
中でも一番客層が広く来客数も多いのは、ここ平民向けの階層になる。

その中の一番広い水場(プール)では、主に若いカップルや親子連れなんかの姿が多く見られる。
その側で、脚立めいた小高い簡素な台の上に腰掛け、頬杖突きながら緩い表情で
周囲の風景をのんびり眺めている金髪の男が一人。

男は単に暇を持て余している訳ではなく、これも一応仕事である。
こうして高い場所から辺りを見ているのは、仮に何かしらの事故が発生した場合に
それを迅速に発見し、駆けつけて事態に対処する必要があるからで。
つまるところ、今この男は監視員(ライフガード)の役目を負っているのだ。

とはいえ、今のところ男が動かざるをえないような事態は起こっておらず、水遊場は極めて平和であった。

「──まああ平和が一番なのは確定的に明らかなんだが。ちょっと僅かに暇すぎる感……くわわ……」

女性の水着姿は眼福だが、それ以外にこれといった刺激がなく。
もう少し先の交代の時間までこの場に拘束される事になっている男の口からは、でかい欠伸が漏れ出した。

エレイ > しばらくするとやってきた男に声を掛けられる。交代の時間だ。
彼に後を任せ、自分はその場から離れていった。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > 今王都で流行りの水遊場へと気分転換に遊びに行かれてはと侍女たちに勧められ
こっそりお忍びで出かけてきたはいいものの上層のプールは
腐敗した貴族や王族たちがこぞって遊行を繰り広げ乱痴気騒ぎとなっていた。
そんな様子を見ていられず、こっそり侍女たちから逃れて下層のプールへと歩いてきたものの。
人が多く、場所も広いためすっかり迷って困ってしまったのだ。

ツァリエルの今の姿は何故か女性向けの水着を纏い、胸にはビキニトップの薄い水色のブラ、
下半身はビキニショーツとパレオを巻いたそれになっている。
本来なら男物を侍女たちに用意されるはずが、面白がった誰かが彼に女物の水着をあてがい
それをツァリエルも不思議に思わず、着てしまったのだ。

ツァリエル > 特に知り合いも見当たらず、いつまでも困っていても仕方がない。
折角プールへ遊びに来たのだから少しは水に触れて置かなければと
そっと一つのプールに寄る。

それは人工的に海のように波を起こすプールであった。
どういった仕組みで波が起こっているのかツァリエルにはわからなかったが
波打ち際で子どもたちがキャッキャと楽しんでいる様子に
思わず楽しそうだと思い、自分もそっと足をつけてしまう。

足に寄る水は寄せては返し、ツァリエルの足をさらっていきそうになる。
慌ててパレオを摘んで、水を避けようとするがそれも楽しそうに
いつしかツァリエルも歓声を上げて水遊びを楽しみ始めた。

ツァリエル > やがて血相を変えて探しに来た侍女たちに見つかってしまい、
水遊場でのちいさな冒険は終わりを告げてしまう。

少し残念なような、それでもどきどきとして楽しかったと内心思ったツァリエルだったが
後でこってりと侍女たちに叱られ絞られてしまうのだった……。

ご案内:「ル・リエーの水遊場」からツァリエルさんが去りました。