2023/03/29 のログ
■イェン > 「―――っ、それほどの巧手でしたか。同業とは思っておりましたが感服………、かうんせりんぐ? ええと、冒険者としての腕前を買われて講師として学院に、という事ではなく……?」
(学院で――という言葉から講師として招聘される程の腕前の軽戦士なのかと連想するも、その中で発せられたカウンセリングという言葉には「はて…?」と真顔で小首をかしげる事となった。とはいえ、話の主題であるピーター少年の事に話が戻されたのならば、こちらもこほんと軽い咳払いで取り繕い)
「ええ、本当に。ですが、そのやんちゃに私は救われました。定期的に冒険者を雇い、危険なモンスターが住み着く事や、犯罪組織の温床となる事を防いでいる下水溝ではありますが、それでも中層、深層には危険なモンスターが棲息しています。その中の一匹《ぬめり蛇》と呼ばれる生き物に不意をつかれ、私は麻痺毒を撃ち込まれ………、っ!」
(優し気に目を細める青年に誘われるように、静かな鈴声が滔々と少年との出会いを語っていたのだが、その言葉が不自然に途切れた。それは身に着けた衣類を透して己が裸身を視姦する邪な視線に気付いた――――という訳ではなく、《ぬめり蛇》の毒を受けた自分がその後少年にどのような治療を施してもらったのかに思い至ったからだった。かぁ…っと白皙の頬が滲ませた桃色は、狭路地の薄暗がりと感情の伺えぬ無表情のおかげで然程目立ちはしなかっただろうが、きゅぅうっと膣口を収縮させる下腹の蠢きはその柔肌を直接目にしている男の目ならば捉える事も出来るだろう。)
「―――ん……っ♥ (う……、お、思い出しただけで、おかしな気持ちに……♥)」
(もぞ…と寄せた内腿を擦り合わせ、しかして氷の美貌ばかりは無表情を保ったまま、年端もいかぬ少年との淫行とも取れてしまうかつての出来事をどの様に説明すればいいのかと不自然な沈黙の中で思考を回す。)
■ピーター > 「ははは、残念ながら冒険者としてではないのです。
心理カウンセラー、というものですね。冒険者稼業というのは肉体だけでなく精神的にも負荷が掛かる事もありますから。特に学生、若い内なんてそれが一生ものになりかねない――」
またしても自分の話をしてしまった、と我に返って居住まいを正す。脱線も程々にしなければ、と思っても無い自戒を呟いて。
「ほう、学生冒険者の身でその様な地下の警邏まで行うものですか……
麻痺毒を有するモンスターまで棲息していたとは。いやはや、普段生活している足下にその様な物が潜んでいるとはゾッとしません―――おや?」
急に言葉を詰まらせ、どこか身悶える様な躊躇う姿を僅かに滲ませる彼女を見て首を傾ける。
ピーター少年がどの様に彼女の恩人となったのかを聞くはずが、肝心な部分で彼女は語りあぐねていた。それもそうだ、と内心で納得しつつも男は木箱から腰を上げる。
「大丈夫ですよ、イェンさん。
幼子に助けられたというからにはあまり覚えていたくない事柄だったのでしょう。
ですがその様な事、人が聞けば然程恥ずかしがることでは無いものです。どうぞ、確りと思い出して。」
優しく声を掛けながらも目許は彼女の心中を見透かして弧を描く。
彼女が言葉を選ぼうと当時の状況を思い出せば出すほど、フィードバックが起こる罠。ゆっくりと絡めとる様にピーターはイェンへと近づき、正面に膝を折ると、少年の物と全く同じ瞳で彼女を見上げる。
さながらその情景をその場で再演しようかとでも言わんばかりに。
■イェン > 「――――い、いえ、決してそのような事では……。ただ、ですね……どの様に語るべきかと……」
(微動だにしていないかのような無表情が、その紫瞳を僅か脇へと逃がして見せる気まずげな風情。幸い、青年はじっくりと話を聞いてくれるつもりなのか急かすような事もなく、イェンはその言葉に甘えてかつての出来事をしっかりと思い起こす事に時間を使えた。目弾きも鮮やかな双眸を閉ざし、飛ばす意識はランタンに照らされた下水溝の暗がりへ。淀みに淀んだ饐えた臭い、肉孔に潜り込もうとするモンスターの長胴を抑え込んだ手の平と内腿を濡らす淫猥なぬめり、小さな牙を生やした口吻が注入した毒によって力の抜けた四肢とそこからじくじくと広がっていく妖しい熱。そして、年端もいかぬ少年の前でぱっくりと細脚を開いて晒した太腿の付け根と、クンニリングスめいて患部に吸いついた少年の唇の感触。)
「~~~~~んんぅ…っ♥」
(いつしかそっと太腿の上に添えられていただけの双手は皺を刻む程にプリーツスカートを握りしめ、うずうずと淫感を膨らませていく恥部を抑えつけるように細腕を突っ張らせていた。そのおかげで彼の透視能力にも見咎められる事は無かったが、淫らな思い出に感応して疼く肉孔は《ぬめり蛇》の媚毒にやられたあの時の様にじゅわりと滲ませた蜜で下着に染みを広げていた。鮮明に思い出せば思い出すほど思考はぼやけ、いやらしい出来事ばかりがはっきりとした感覚すら伴いイェンの肢体にフィードバックを起こす。)
「はぁ…っ♥ はぁ…っ♥ は、ぁ…っ♥ んっ♥ ん、ぅ…っ♥」
(両目を閉ざした美貌が眉根に僅か皺を刻み、先ほどまではほんのりと滲んでいただけの赤みが頬を伝う汗まで滲ませ熱を帯びていた。あの時にはまだ知らなかったクンニリングスといういやらしい行為を、今は同性の舌と唇によるものとはいえ知ってしまっている事が更に事態を悪化させていた。ルームメイトや友人の舌が蕩けた媚肉を舐め抉る悦楽までもが、下水溝の思い出に絡みついて乙女の身体を昂らせる。)
■ピーター > 「ええ、ええ。解っていますよ。齟齬があっては彼にも申し訳が無いでしょうからね、よく考え、思い出して下さい――」
優しく言い聞かせる様な言の葉で、ピーターはイェンを淫らな思い出の沼へと沈めていく。
汗を滲ませるほど上気した彼女の姿が当時に勝るとも劣らない淫猥さを纏っているのを存分に見透かし、見つめながら。
身悶える乙女の表情を、肢体を、最前列の特等席にて舐める様に眺めて、不意に男は口を開く。
「おや、随分と苦しそうだ。良ければ近くに私が借りている部屋がありますので……こんな寒空の下ではなく、もう少し落ち着ける場所で続けましょうか。」
自分がこの場でと選んでおいてしゃあしゃあと。
傍らの彼女の荷物を拾い上げると、静かに細い肩へと手を乗せて。
「さあ、立てますかイェンさん。辛いようでしたら肩をお貸ししますが?」
目的地はすぐそこですので、と彼女に起立を促し、彼女が応じれば言葉通りに片を貸して連れて行く筈で――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からピーターさんが去りました。