2022/04/12 のログ
■イェン > (もしもイェンに今少しの性経験があれば、もしくは、彼が少年ではなく成人した大人の男性であったなら、どさくさ紛れのクンニリングスをそのまま享受してしまうなんて可能性もありえたのかも知れない。それほどまでに下水溝の暗がりに二人きりという状況と、麻痺毒と共に注入した媚薬の効果は初心な女学生の脳裏を侵していた。当事者の一方である少年が、イェンの矯正を受け入れてくれた事も幸いしての仕切り直し。今度は先程のような浅ましい声など出すまい。口元に寄せた白手の緩く曲げた指先を食む仕草は、そんな決意も感じさせよう。それでも悩まし気に歪めた細眉や、妖しく潤んだ紫水晶、汗浮く程に炎熱した頬の織りなす表情は、乙女が晒していい物ではなくなっているのだけれど。)
「ふー…っ♥ ふー…っ♥ ――――ぁ、ッン♥ ふぅ、ふ…っ♥ ふ…っ、んむぅ……っっ♥♥」
(先程の衝撃に比べれば余程に容易い、それでも刺激慣れしていない少女にとっては十分すぎる官能がいたいけな少年の舌と唇によって送り込まれる。ちぅ、ちぅと可愛らしいリップノイズを伴う吸引は、愛液ではないにせよ、紛れもなくイェンの体液を吸い上げていた。太腿の付け根はただでさえ主要な血管の走る敏感な場所―――性感帯の一つ。そんな場所を、自分たち以外は誰の気配も感じられぬ暗がりの中で、年端のいかぬ少年の柔らかな唇で吸われているという倒錯。ブーツに包まれた足先がきゅぅうっと丸められ、白指に食み締める前歯が食い込む。じくじくと範囲を広げるショーツの染みは、今やヒクつく粘膜のピンク色を透かせつつある。先ほどに比べても緩みを強めた雌華は、はくはくと開閉を繰り返す膣口の処女膜すら見せつけていた。そんな倒錯的な疑似口淫がしばし続いた後)
「んッ!?♥ ふぅう…ッ♥ っふ♥ ………ッ、ふ♥ ふぅうッ♥ ん゛……ッ♥♥ ~~~~~~~~~……っっ♥♥」
(多少の力みは見せつつも、大人しく少年の治療行為に身を任せていた下肢が不意に跳ねた。いつの間にか少年の頭部に手を添えていた腕が、指先を食まれた腕と共に豊乳を圧し潰し、襟ぐりから覗く白球をいやらしく拉げさせる。頤を持ち上げ、強く瞑った朱い目尻が一筋の涙滴を伝い落とす。押し殺した声音と、着衣越しでは見逃してもおかしくない小さな戦慄きは、男を知らぬ乙女が静かな甘イキに至った事を示していた。)
■ピーター > 「っは……イェンさん? 大丈夫?痛かった?」
幾度目かの血と毒を吐き棄てたついでに顔を上げれば、少女は美貌を天へと向け上がりそうになる声を押し込めて必死に何かを耐えているように見えた。
衣服の下の柔肌を見透かし、クロッチの奥の淫靡な唇がひくつく様すら見通す瞳は、それが彼女が軽く達してしまった事だと雄弁に伝えてくる。
しかし飽く迄も今の自分は性を知らぬ幼子の態、小首を傾げてから、すい、と顔を少女の胸元辺りに寄せて仰ぎ見る姿を見下ろせば、今まで素肌に触れていたこぶりな唇が僅かに潤んで目を引く事だろう。媚薬に侵されているならば、その唇が別の性感に触れればどのような刺激を味わえることか、と彷彿させてしまうかもしれない。
「まだ、足しびれてる? 他には痛いところ、なぁい?」
見上げる少年の顔は少女の熱に釣られて火照り、どこか妖艶に映るかもしれず。
身を案じて囁く声は、先程宣言した通り、少女が命じるままにどの様な事でもするだろう事が容易に受け取れる事だろう。
勿論ピーター自身は倒錯的な状況に前後不覚に陥りそうな少女の事は見透かしている。悪戯半分に、その理性を試しているのだ。エメラルドの双眸が妖しい光を伴ってじぃっと少女を見上げている。
■イェン > 「……………っ、はぁ♥ はぁっ♥ はっ♥ はぁ…っ♥ は、ひ…っ♥ ひぅ、ん…っ♥ ふぅ…♥ ふぅ…♥ ふー………♥」
(いたいけな少年による疑似クンニによるエクスタシー。ゆっくりとその昂揚が収まりつつある中、白指の側面に歯形の刻まれた繊手が落ちた。豊かな胸の膨らみを上下させる荒息の半開きにさせる唇端からは、つっぅ…と一筋の唾液が伝う。十分に毒を吸い出された傷口から顔を離した少年の鼻腔には、今やはっきりと雌の匂いが届いていよう。理性に乏しく、後先考えぬ短慮者であれば、有無を言わさず衝動的に襲い掛かっていたとておかしくない、若い娘の性フェロモンの危険な誘惑に耐えて小躯を持ち上げた少年にゆるりと向けられた紫水晶は、自然、鮮血に濡れる唇にフォーカスを合わせた。『ちゅーしたい……♥』ぽやんと浮いて来た欲望は、気軽に行っても問題のない軽い戯れの様に感じられた。事後の熱を孕む生娘の唇が、何かに誘われるかの如く少年に童顔に近付いて―――)
「――――――ッ! っ、あ、は、はいっ。ぶ、無事ですっ! だいっ、だいじょぶ、だいじょぉぶですっ!」
(ギリギリだった。というか、正確に言えば軽く触れあっていた。すんでのところで理性を取り戻す事が出来たのは、ぼやけた頭が一拍遅れで少年の最後の言葉を理解したおかげ。どこまでも真摯で無垢な少年のセリフが、どさくさ紛れのファーストキスを押しとどめたのだ。耳の先まで真っ赤に染めて、普段のイェンであれば決して浮かべぬだろう取り繕うような笑みと共にそそくさと立ち上がる。若干ふら付きはするものの、これくらいであればスライムなどには遅れは取るまい。己の身体の状態を確認する事で、じっとりと消え残る肉欲との折り合いをつける女学生。ふと、そんな自分を見上げる猫の瞳に気付いたならば、思わずぴゃっと切れ長の紫水晶が逃げる。それでも若干のタイムラグの後には彼の翠眼に視線を合わせて)
「ありがとうございました、ピーター君。おかげ様で動けるようになりました。 ………♥」
(お礼の言葉の締めくくり。これくらいなら問題ないですよね。なんて考えの元に小躯を包むのは柔らかな抱擁。襟元をはだけられた豊乳の柔らかさと、性臭の滲む青林檎の匂いを、少し高めの体温と共に少年に届けよう。)
「―――――では、帰りましょう。きっとお母様も心配してらっしゃいますよ」
(そうして微笑みと共に白手を差し出す頃にはもうすっかりいつものイェンに戻っていた。少なくとも外面だけは。色々と恥ずかしい所を見せたイェンではあったが、完全にルートを記憶しての足取りに迷いは見られなかった。もうすっかり暗くなった地上に出る頃には、いくらかはかっこいいお姉さんという印象も取り戻せたはず―――。)
■ピーター > 「イェン……さん?」
離れ難く感じる程のフェロモンをまき散らす足の付け根から意を決して離れた先、少女の顔を見つめれば、荒い呼吸をそのままに、蕩けた様な表情で顔を寄せてくる美貌が触れ合わんばかりに近づいて。
瞬時に離れていった。チッ、と内心で舌打ちをしつつも無垢な表情を装ったままににっこりと笑みを浮かべる。少女の唇には僅かに触れ合った証左として彼女の血が香る程度に映移ったかもしれず。
「そう?良かったぁ……ちゃんとお手伝い出来て、良かったよぉ。」
そう告げて、ふら付きながらも立ち上がる姿を追って自分も地面に膝をついていた体勢から立ち上がる。ぽんぽん、と自分の膝を叩いて埃を落とし、改めて少女を見上げれば。
自身の体調を確認した後の紫水晶と目が合い、そして何故か避けられた。解せぬ…と思うほどでは無いが、初心な反応に腹の底で忍び笑いをしていると、再度切れ長の目が此方を向いて。
「へへ、良かった。これで一緒に帰れるねっ」
笑顔を向けていれば、お礼の言葉と共に抱擁が贈られて。
汗ばみ未だ火照りの抜けきらない豊乳の谷に顔を埋めれば、その柔らかさと共に果実の様な体臭を満喫する。それと同時、先に火照りの抜けた頬はひんやりと、少女へと心地よさを返す事だろう。
「うんっ! あのね、僕もイェンさんみたいな冒険者になりたい。それでね、またお手伝いしてあげたいんだ。……さっきのじゃ全然足りないもん。
まずは学校、僕も学校に入ればイェンさんみたいな冒険者……ううん、イェンさんに会える?」
手を繋がれ、引かれながら無邪気に告げる。
もちろん足りてないというのは帽子を見つけてくれたお礼の話だが、イェンの耳にはどう届くだろうか。
その後はにこやかに談笑しながら出口へと向かい、凛々しくも淫靡な新人冒険者と別れた事だろう――
ご案内:「王都マグメール 地下下水溝」からイェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 地下下水溝」からピーターさんが去りました。