2020/08/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアルヴァニアさんが現れました。
■アルヴァニア > 塒にしている家屋の近くにある、安くてそこそこ美味しい料理を提供する酒場――の、一角に据え置かれた円テーブルを一人陣取る女。
近くのテーブルには、自身が率いる隊の部下が男女数名で、酒場の中では比較的静かに飲んでいる。
「お嬢ちゃん、お酒とツマミの追加。お願いできるかしらあ。」
顔馴染みでもある酒場の看板娘へと空いたジョッキを掲げ見せて注文を。
近くのテーブルからは「何杯目だよ」「こわ」「さすが隊長」だのとヤジを飛ばされているが、気にはしない。
最近は少々実入りが少なく、資金があるとは言えども楽しみが少ない。
飲まずにいられようか、否、いられない。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にカミュさんが現れました。
■カミュ > 貧民地区でのアルバイト。
まだまだ冒険者としての経験が少なく懐はいつでも寒い。
働かなければ美味しいご飯も食べられず、よく世話になる酒場で働けば給料は安いが賄も出てお腹も満たされる。
なかなか割のいい仕事ではある。
荒くれた血と喧嘩になっても何とか戦える実力もあるので、用心棒も兼ねているが、見てくれもあれなので、効果は低いとため息を着かれることもあるが、まぁ、それはそれ。
傭兵の男女たちが賑やかに飲んでいるのを眺めれば、なんだか妙に気になるのは一人で飲む女性。
部下たちにヤジを飛ばされているのを見れば、仲の良さが見えて小さく笑みを浮かべる。
厨房から注文のツマミと酒を受け取れば、それを盆にのせ喧騒の中をするすると進んでいく。
「お待ちどうさまです。 お客さん 良い飲みっぷりですね。」
等と声を掛け笑いかけながらテーブルの上にジョッキとつまみを置いていく。
給仕は小さいながらもポニーテールを揺らしながら女の子に勘違いされてもおかしくない容姿の少年であった。
■アルヴァニア > 一人で陣取っているテーブルの上は、雑然としているのを嫌って基本的に開けた器はすぐに下げて貰い、代わりに新しい酒を運んで貰っている。
既に、どの酒をどの程度干したか、等一切覚えていない。
ややあってから運ばれてくる新しい酒とツマミに機嫌よさげに表情を綻ばせ、少女――にしか見えていない相手からそれを受け取って。
「ありがとう。 ――そう言えば…あなた、あまり見ない顔ね? 新しく入った子?」
正しく浴びる様に飲んでいる。
相手に褒められれば、謙遜の二文字を知らぬ女は一層機嫌を良くしつつ、その愛らしい顔へと視線を添わせ。
見た事はあるような、ないような。雰囲気酔いをしている今、思考が鈍って記憶力が落ちていた。
■カミュ > テーブルの上に並び終えれば、声をかける。
酔っぱらい達が多いとはいえ、笑顔で会話をすればなんとかなることが多いし、客も自分も楽しい。
「どういたしまして。 ん。 まぁ まだ冒険者だけじゃぁ 食べていけなくてね。 アルバイト中です。」
なんて言葉を返し、相手が機嫌をよくしながら自身の顔へと視線を向けられれば、少女に見える少年もくすりと楽しそうに笑い。
「初めまして、カミュといいます。 以後御贔屓に。 お姉さんみたいな美人さんだったら御酌もサービスでしちゃいますよ?
ボトルがあれば。ですけどね。」
ジョッキで飲む相手には酌をする瓶がないと悪戯っぽく楽し気な笑みを向けウィンクを向け。
ころころと少年が笑うたびに後ろで結ばれたポニーテールは尻尾の様に揺れ相手の視線を誘う。
まぁ貧民地区の酒場であればそういったサービスももちろんあり、合意の上であればお手だしも自由。
■アルヴァニア > 「あらあ…まだ小さいのに大変ねえ。何か食べる?」
間延びした声に労わる様な、そんな色が滲む。
外見から想像するに、まだ幼いだろう少女(と思っている)が冒険稼業に身をつやし、しかも、それだけでは生活が十全でないと思えばご飯を食べさせたくなるのが酔っ払い。
「あらあらご丁寧に。あたしはアルヴァニアよお。」
朗らかな調子で己も名乗りを返しつつ、紡がれる冗句に喉の奥で笑いを転がした。
「それじゃあボトル頼んじゃおうかしら。」
美少女のお酌が受けられるのだ、少々高めの酒にしよう。
そんな気持ちで、「良いお酒、適当にお願い」といつも通り金払いの良い客である。