2020/02/17 のログ
■フィーリウス > 「本業は魔術師よ、でも得意分野は別なの。
そんなに無鉄砲じゃないわ、女なのだから自衛はしているし。
考えないで飛びついてそうなったら笑えないもの」
これでもそれなりに旅をしている身、人を見る目はある。
得意分野こそ教えはしないが魔法を仕える事だけは教え。
「そんなところね。でもそういう旅の方が楽しいのよ。
誘う相手が悪かったわね」
残念そうに見えない男にくすりと笑い。
押し付けた酒瓶を持って帰れという意思表示であったが器用に空のグラスに注いでいく手並みには感心し。
「お詫びにそれはどうかと思うわよ……それに手癖も悪いのね」
刺し出されたグラスを受け取り香りを嗅ぐと先ほどとは本当に少しの違和感を感じ。
軽く舐めるように口にすれば直ぐに納得できてグラスを返し。
「これでも薬学も得意なのよ。手癖の悪いお客様はお帰りにね?」
さもないと殴るというようにトレイを手にし、媚薬入りの酒を男の前にを押して。
■アシュトン > (笑み気味の表情で差し出していたのだが、相手が鼻を鳴らせば微かに目を開き)
「まさかバレるとはねぇ。実質、こういう技術で飯食ってるから、そう感づかれた事はないんだが」
(立てた指先に液体がなみなみに入ったグラスを乗っけると、そのまま大人しく引く。
水面は微かに揺れる程度で、無駄に器用だ)
「こいつは本当に残念だ。
それじゃ、今日の所は素直に帰るとしようか。邪魔したな」
(ため息一つ、先の仕草に比べてコチラはほんとうに残念そうである。
懐から三倍分、プラス上乗せ程度を取り出せば、カウンターに置いて。
媚薬入りの酒を、キュッと一息に飲み干す。やっぱり安酒だった、不味い。
自分の薬で自分がやられる、という事も無いらしく。アルコールを摂取した以外に特に問題は無さそうで。
よっこらせっと重い腰を持ち上げれば、踵を返し。
ヒラヒラと手を振りつつ、今日の所は素直に酒場を後にするのであった――)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からアシュトンさんが去りました。
■フィーリウス > 「私もそれでお金を稼ぐ事があるのよ」
本当に油断のならない男だと呆れた目を向け。
もし力ずくでくれば魔術で撃退も考えていたが…。
「それが賢明よ。そこで娼婦でも買う事ね」
もう完全に客にとる態度ではなく帰れという視線。
多めの代金をうカウンターから回収して男が酒を飲み干せばグラスも回収。
手を振って男が酒場を去っていけば今日はここまでと店じまいを初めて…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からフィーリウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシスター・マルレーンさんが現れました。
■シスター・マルレーン > 貧民地区は静かに、そしてひっそりと夜を迎える。
人の通りも少なく、その中ではっきりと感じられるのは暗躍する犯罪の匂い。
そんな夜の貧民地区。
「………何してんですかね。」
とほー、とため息をつきながら、がやがやとうるさい夜の酒場。
今日も人手不足の酒場に駆り出されている本職シスター、兼任冒険者、現在ウェイトレスの女。
露骨過ぎないくらいにセクシーな衣装まで用意されての給仕作業に遠い目をする。
何やってんだろ私。
これはもう試練じゃないですよね、とツッコミを入れかけたのだが。
この酒場のマスターと神父様が懇意にしていることは知っている。
仕方ない。 仕方ないのだ。
長い金色の髪を揺らしながら、せっせと酒場を歩く女。
今は名前にシスター、つけなくてもいいんじゃないかと思ったりする。
シスター要素がほとんどないぞ今の私。