王都マグメール　貧民地区2 2020/01/11

2020/01/11 のログ

ご案内：「王都マグメール　貧民地区2/酒場」にカインさんが現れました。

カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場の扉を押し開けて、男が一人店内に足を踏み入れる。
稀に興味を惹かれるものもいた様子だが、大半の意識が喧騒に飲まれる中、
躊躇うこと無く人気の薄いカウンターの端に陣取ると先程まで外を賑わせていた外套をカウンターの端に引っ掛け。

「こんな時間だってのに酒飲みに来る連中が多いもんだな。――マスター、たまには一番いいヤツを一つ頼むよ」

普段は躊躇うこと無く安酒を注文するところだが、
やたらと奮発した様子で上等な酒を注文してみせる。
まったくもって周りの人間のことを言えない言動であった。

「年始なんだからそれくらいは皆するか。
　この時期はどこでも最初はゆっくりしたもんだ。どこの場所でも変わらんね」

いろいろな場所を旅した記憶はあるのだが、
年明けにやることは以外にどこでも大差のある記憶がない。
すなわち大体いい大人が酒宴に興じて休みに便乗して潰れてる光景、なのだが。
その光景に加わる積りはないが、運ばれてきた酒を手に一口それを煽ってなんとなし酒場の中を見回し肩をすくめる。
案の定、もうすでに出来上がってるか潰れてる輩が数多い。

カイン > 「んー、やっぱこの季節は良い酒が出回るのが良いことだ。
　酒造も特別な酒作るみたいだからなあ」

煽った瞬間いつもと違うと解るほどの上質さ。
上機嫌に笑いながら酒を煽りながら緩やかにと息を吐くと、
そのままもう一口重ねて飲みながらゆっくりと目を細める。
今のうちにと酒のお替りを注文しながら見るとなしに見る店内の様子。

「…毎度のことだが、女っ気無いことだけが問題だな」

それこそ華として女性を雇っている酒場など数多いが、
残念ながらこの店はそうではない。
ジロリと店主から一瞥されれば、肩をすくめる事でごまかしにかかり。

ご案内：「王都マグメール　貧民地区2/酒場」に黒須さんが現れました。

黒須 > （休日の故郷帰りにて、たまたまこの店を見つけた。
数多くある酒場、そのほとんどは全て品が悪く、味も大して美味しくない。
ほとんどハズレの所が多いゆえに、これと言って行きつけの店を見つけるのは困難だった。
だからこそ、はしごをしやすいと言うのも一つであった。）

「…たまには、別の所で飲むか…。」

（そう思いながらそのままドアを開けて中に入っていく。
入ってくる黒須を見て、一瞬静まり返る酒場。
しかし、すぐに元通り騒がしい雰囲気へと戻る。
人によっては本気で人間違いと思うものも居り、彼が本物であるとわかっていて、それを誤魔化すために平常心を持とうとする人もいた。）

「…マスター、うまい酒を…。」

（カウンター席に座り注文を一つする。
しばらくすれば酒の入ったジョッキがやってくる。
それを受け取ろうと少し体を捻ると、一つ席を開けて隣に座る男の横蛾を見る）

「…カインか？」

（何度か出会ったことのある男に再開し、片眉を上げて様子を伺ってみる）

カイン > ちびちびと酒を煽りながらも適当に店主も煽りながら、
のんびりとした時間を過ごしていくうちに何処か見覚えのある影が目の前をよぎる。
と、案の定というべきか声をかけられて片目をつむりながら相手に視線を向け。

「ん？おやまあ、見た顔だ。こんな場末の酒場になにか用事でも？」

昔聞いた相手の立場を思えば中々に場違いに思える場である。
軽く笑って言い返しながら、グラスを掲げて軽く左右に降ってみせた。

「ま、この時期は大したことない場末の酒でもそれなりの酒が飲めるのがいい事じゃああるけれど、ね。
　酒造がそれを作って売るんだから値崩れもしようもんさ」

そうなれば酒の質が全体的に上がるのも無理はなし。
こんな場所もおこぼれに預かれるとカラカラ笑い飛ばして言い放ち。

黒須 > 「おぅ、久しぶりだな。」

（何度か出会った傭兵の男と再会し。
変わらずの表情だが、少しは嬉しそうにしていた。
そのまま席を隣に移し、軽くジョッキを掲げて酒を飲む。）

「今日は師団からの休息を貰ったから故郷帰りをしただけだ。
んで、歩いていたら見つけたって所だな…。」

（変わらない街、好んでもいない街に帰って来ては懐かしそうに観光にやって来ていた。
特にこれと言って目的もなかったために、たまたまここに来ただけであった。）

「貧民地区はだいたいがマズイ酒だ…。
こうやってうまい酒を飲めるんだったら…何でもいいだろうよ？」

（基本的に金のない店が多いため、良い酒など手に入りにくい。
だからこそ、こうやってなんとなくでも飲むことができるのであるならば、それでいいのではと思ったばかりである。）

カイン > 「元気そうで何より。……なるほど？それでここにくるってのも、まあ色々と大変そうだ」

相手の物言いにはクックと喉を鳴らして返して見せながらも、
片目をつむって軽く目を細めながら緩やかに息を吐く。
ぐいっと酒を煽りながら軽く肩を揺らし、そのまま空になった酒の次を注文しながら顎に手を当て。

「そりゃま、たしかにそうだが。それならすこし足を伸ばして新市街の方にでもいけば、
　もっと美味い酒が飲めるだろうに。物好きだねえ」

値段だって安いかもしれない。だというのにわざわざここを選ぶ当たり、
勝手知ったるということかもしれないが酔狂だとカラカラと声を上げて笑い飛ばしてみせる。

黒須 > 「里帰りついでだ、それでついでで酒を飲むことに、なんの変わりもないだろうよ…。」

（平民地区の方がよりうまい酒を飲むことはできる。
しかし、あえてしなかったのは、自分が生まれた町に帰って来たからであり、気分で決めたからであった。
そんな黒須を「物好き」と称し笑い飛ばすカインの姿を見ては、ジョッキをからにし、追加を注文する。）

「…物好きって言うんだったら、一つ賭けをしねぇか？
どっちかがより面白い話をしたかで勝敗を決めて、勝ったやつは負けたやつにおごってもらえるってのはどうだ？」

（物好きだと言うのならば、最後までそうやろうかと思い、一つ提案する。
今まで笑った顔を見せた事がないため、相手にとっては何がツボなのかわからない状態である。
しかし、賭けに勝てば今日の酒がタダになると言う状況を提供し、どのようになるのかと様子を伺う。）

カイン > 「なるほど、普段から酒のんでないと出てこないセリフだな」

間違いなくと相手の物言いに思わず喉を慣らして言い返す。
酒を飲むことが大前提になってる物言いに、
思わず笑みを隠しきれずにクツクツと喉を鳴らし。

「ほう？掛け、ねえ。…そりゃあ構わないが。
　なんともそれはそれで酔狂な賭けだな。
　ま、酒の肴が手に入ると思えばどっちにせよ損はないけど」

クツクツと喉を鳴らして言いながらも相手の言葉に乗る事を示し、
緩やかに目を細めて追加の酒を注文しながら酒をぐいと多めに煽り。

「しかし、面白い話ねえ。なにかリクエストでも有るかい？」

黒須 > 「そうだな…。
…例えばだが…。」

（追加注文していた酒が今になってやって来た。
そのまま受け取れば、一口飲み、眺めるようにグラスを見る。）

「俺の魔術は逆転の魔術でな…。
魔術の所有者の思いのままにあらゆることが出来ちまうって話だ。」

（あるものを無い物へ、逆に無い物をあるものはと変えてしまう魔術。
それが、黒須の持っている魔術なのであった。）

「だが、俺があまりに強く魔力を持ってしまって…暴走して…。
俺が抱き心地の良さそうに女になっちまったら…お前は抱けるか？」

（冗談ぽく聞いてみた。
可能性はないとは言い切れないことであり、相手からすればおかしな話だと思うようなことを聞いてみた。
黒須にとっては面白いと言うのがどんなのか、わかっていない節もあった。）

カイン > 「はあ。…うん。…うん？逆転、なあ。
　また珍しいというかなんというか」

時間だのなんだの、色々なものに作用する魔法の話はよく聞く所。
男にしてみても最もいくらかその辺りの魔法に縁がないわけではないので、
理解はするとは考えながらも相槌を打ってうなずき、緩く肩を揺らし。

「んー？そりゃあ、女になったってんなら抱くだろう。
　そこためらう必要は特にないだろ。
　ま、そういう裏事情がわかってるならあんまり無理強いはせんけどな」

戻ったあとが怖いと笑い飛ばしながらぐいと酒を煽る。
いろいろな意味で特になんとも無いと言わんばかりの物言いである。

ご案内：「王都マグメール　貧民地区2/酒場」に黒須さんが現れました。

ご案内：「王都マグメール　貧民地区2/酒場」からカインさんが去りました。

ご案内：「王都マグメール　貧民地区2/酒場」に黒須さんが現れました。

ご案内：「」に黒須さんが現れました。

王都マグメール 貧民地区2

王都マグメール　貧民地区2