2019/11/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 賭場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 路地裏の奥にある、廃墟の様な屋敷を再利用してその賭場は開かれている。
元はホールだったのだろうその場所は、粗大ゴミと見紛う様な机と椅子が所せましと置かれ、その中で見るからに素行の悪い者達が賭けに興じていた。
その椅子と机の中を、青い闘牛士服の男が歩き回っている。
男の腕には、『警備』の腕章。
「(こういう場所、やっぱ何処にでもあるんだな)」
前はダイラスの似た様な場所で、警備の仕事をしていた。
王都でも貧民地区なら似た仕事があるだろうと思ったら、案の定。
おまけに、報酬も似たり寄ったり――つまり、少額の報酬と、『違反者や不審者の身柄の確保』である。
「(変な探りを入れてたり、イカサマしてたりしていたら、その身柄は好きにしていい、と)」
犯しても良いし、身ぐるみ剥がしても良い。
寧ろ、そういう連中に対して手酷い仕打ちであればあるほど、他の客に対しての『みせしめ』となる。
そう言われれば、男の方もやる気になる――勿論、それが依頼主にのせられていると分かっていても、だ。
「(さーて、イカサマやら変な動きしてる奴は居ないかな……)」
とはいえ、全く無実の人間を捕まえるのは、最低限の職業倫理に反する。
狙うは、明らかに妙な動きをしている客――だ。
■クレス・ローベルク > ――男の仕事は続く
ご案内:「王都マグメール 賭場」からクレス・ローベルクさんが去りました。