2019/06/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 騒々しい繁華街の裏側、その出口に近い場所で一見の店がのきを構えている。
並べられているのは傷薬類のポーションや気付け薬、病薬の類で
一般的なものから如何わしいものまでその種類は様々だ。
「参ったな、ここの所ずっと実入りが悪いときた。
何かやってるらしいとは聞いてるけど――」
時折ひと目を割けるように通り掛かる人影を相手に商売すること暫しの間。
そろそろ夜も更け始めた頃合いの状態をそう表して肩を揺らす。
ワケありの人間が通り掛かることが多い通りだが、人影そのものが残念ながら少ない様子。
何やら行っていると話には聞いているものの、残念ながらそれで客足が増えることはなさそうだと苦笑い。
■ジード > 「獣じゃあるまいし発情期が決まってるわけでもないだろうけど
書き入れ時がわかりやすいとご相伴に預かる方としては楽なんだけどね」
残念ながら早々都合よくはいかないのが商売の世界というもの。
お手上げとばかりに肩を竦めながらも商売道具の売り物を並べ替えて状態を確認。
「――もう少し材料の質あげたいんだけどなあ。
効果に大差がないとはいえやっぱり品質がいいに越したことはないし」
口でそうぼやきはするものの薬の材料の仕入れは中々に難儀する。
売り物を買って作るとなると高くつくし品質もイマイチなことが多く、
かと言って自分で取りに行くのはコストが高い。悩ましいと瓶を見下ろし渋い顔。
■ジード > 「かと言って冒険者の宿に依頼を出しに行くというのもこれまた得っっこう手間だし…。
もっと手軽なコネでも作らなきゃ駄目かな。作ろうと言って簡単に作れるなら苦労はしないけど」
困ったもんだとボヤきながら頬杖をつくと、
自然に視線が眼の前の通路に向く。
残念ながら客らしい客もない商売上がったりの様子にお手上げとばかりに肩をすくめ。
■ジード > 「ヨシ、そろそろ店じまいといこうかな。
あんまり粘っても今日は良いことがなさそうだ」
これは困ると言いながら荷物を手早くまとめるとそのまま去っていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 夜の貧民地区、と聞くだけでなんとなく危険な空気。
路地裏はもちろんのこと表通りだって、普通は気にして歩くだろう。
もちろんこの大男のように、そんなのさっぱり気にしない、といったのもいるわけだけど――。
「んー………ああ、そう、たしかこっち。」
というか、迷っていた。
……なんでだろうか、このあたり、貧民地区ではよく迷う。
いい加減にぼつぼつ、歩きなれても来たはずなのに。
ランプ灯みたく明るい月を見上げて、はあ、と溜息。
――最終的に奥の方、なんだか、よくわからないとこにやってきた。
「んむ、…こりゃ、まずい。完全に迷った。
あー……おうい、だれか、いないか。」
もういっそそこらのチンピラでもいい。
表通りも人気の減る時間帯だが、声を掛けた。