2019/06/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 騒々しい繁華街の裏側、その出口に近い場所で一見の店がのきを構えている。
並べられているのは傷薬類のポーションや気付け薬、病薬の類で
一般的なものから如何わしいものまでその種類は様々だ。
「参ったな、ここの所ずっと実入りが悪いときた。
何かやってるらしいとは聞いてるけど――」
時折ひと目を割けるように通り掛かる人影を相手に商売すること暫しの間。
そろそろ夜も更け始めた頃合いの状態をそう表して肩を揺らす。
ワケありの人間が通り掛かることが多い通りだが、人影そのものが残念ながら少ない様子。
何やら行っていると話には聞いているものの、残念ながらそれで客足が増えることはなさそうだと苦笑い。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にミユさんが現れました。
■ミユ > そんな中、一人の少女が店の目の前で足を止める…
「ふむふむ…ここは薬品屋さんなのですね」
店主に声をかける・・・
そういえば、最近忙しくて作ってる暇ない…つくる方が安価だが薬草の仕入れは王都の郊外で行うので、それなりの危険が伴うのも事実だ…
店を見渡すとところ狭しとお薬が並んでいる、結構な品構えである…
ミユがこの店を訪れたのは、なんとなく~なのと最近媚薬を作る薬草類が不足しているのもあった…
■ジード > 「おや?何か御用かな」
ときおり訪れる客の対応を行っている所に聞こえてくるのは人の声。
見覚えのない少女の姿見えると改めて向き直り声を掛ける。
人当たりの良さそうな対応なのは商人らしい。
「薬のたぐいならどんなものでも用意できるよ?」
■ミユ > 「ん~…夜のお薬が在庫少なくなっちゃって…」
といいつつも、製法が違うのだろうか…見ただけではイマイチ何の薬なのか分かり兼ねる。
このまま探してても拉致があがらぬというもの、
「店主さん…媚薬類のお取り扱いはありますか?」
色々な薬品を手に取り覗き込みながらも結構あっけらかんとした言葉で伝える。
その言葉の合間にも一つ一つとってはその薬効についての記述に目を滑らせてゆく…
■ジード > 「勿論、こんな所に店を出すくらいだからね。
そっちの方は得意分野だよ、どんなのが欲しいんだい?」
少女の物言いに心得たものだとばかりにうなずいてみせる。
並べている薬瓶の数々に視線を向けてみせる。
「強いのから弱いのまで何でもござれ、
効果さえ指定してもらえれば作ることくらいはできるよ」
■ミユ > 「ふふっ…さすが商人さんですね…心得ていらっちゃいます…」
クスクスと笑うミユ…昔は薬品を卸してる身であるミユは薬品の蓋から漏れ出す香りで大体の種類程度は理解できる。
並べられた媚薬、1つ1つ手にとっては淡い香りを確かめる。弱いものから強いものまで綺麗に並べてあるのが解る。
「ん~例えば~単なる媚薬じゃなくて…滋養強壮剤や少量のアルコールなんか混ぜてみるとさらに効果が高くなるとおもうのですけども」
ミユはその中で一番強い薬瓶を手にとり店主の前で軽く揺すって見せた…
■ジード > 「そりゃ作れるけど相手次第だね。あんまり強くしすぎると相手の理性が飛んだりするよ?」
それが目的ならそういうものの作るのを悪くないしお願いされることも有る。
しかしその後のことまで正直責任を取れないのだという事を匂わせ。
■ミユ > ミユはその中で一番強い薬瓶を手にとり店主の前で軽く揺すって見せた…
「ふふっ…理性が飛ぶくらい強いのって私の好みでもあるのですよね~あ、そうだ…もしよろしけれは、2~3本お願いしようかな…そうだ…滋養強壮剤を強めで…甘く調合して頂くとうれしいかな?」
寧ろ効き過ぎるくらいが丁度良い・・・と店主に囁く…
勿論、効きすぎた事なくらいで店主にクレームをかけたりはしない。
まあ、こういう類の薬を扱う店は大抵そうである。
「じゃあ、作ってもらおうかな…、あ、アルコールは度数高めで…」
言い忘れていたことを告げる。
■ジード > 「それは構わないけど――好きものだね?」
少女の様子に思わず呆れた様子を見せて見せる。
長く店をやっているがそんな注文は早々ない。
まったくないではないのがこの家業の号の深いところである。
「勿論ご注文とあればいくらでも作るよお嬢さん。
じゃあとびきり強くだね」
そのかわりと言いながら値段を提示する。相場よりはやはり相当に高いものである。
■ミユ > 「ふふっ…こういうモノを飲ませるのが趣味って方も中には居られるのですよ…勿論、あまりに小心者で終始たじろいでる男性につかう事も稀にありますけどね…?私もあの飛ぶような感覚は結構好きなので、そこらに売られてる安物の媚薬なんてただのジュースですよ・・・」
一通りそう答えると、値段交渉といきましょうか・・・
「ん~ちょっと高いなぁ~」
まあ、高いのは織り込み済みながら、それにしてもちょっと高い。少し甘えるような仕草で色気を醸し出しながら、値引き交渉といったところか・・・
■ジード > 「お嬢ちゃんはそっちの方が好みってわけかい。使われる相手が大変そうだね」
呆れた様子をやはり隠せぬままに言い返す。
何とも淫蕩な物言いであると思い。
「あまり値下げというのもね。材料費がそもそも高いのわかってるだろう?」
原価は流石に引けないよときっぱり言い切った。
このあたりはしっかりしている。
■ミユ > 「ん~この類の薬草は高いですからね…そこから作った薬は高いのはしかたないかぁ」…店主の言葉にうなづいて答える…ごそこそとお財布の中身を確認する…2~3本は確かに買えるだけの金額を持ち合わせてはいるが…
「ん~…じゃあ…」
少し考え込むミユ、ポンッと掌を叩くと…
「私を一晩貸すかわりに…少し安くする…という提案はどお?」
顎を引いて、俯き、少し頬を赤らめるも、しっかりした声でそういい放ち…
■ジード > 「――なるほど?」
相手の提案を受けて少し熟考。
今日の客入りは然程でもない事を考えると切り上げても問題なさそうだと判断して上に視線を向け。
「そうだね。じゃあその条件で少しだけ値引きしよう。それでいいかな?」
■ミユ > 「うんっ…」
返答に少し満足そうに受け入れるミユ…
「ん~そうですね…ここは商談成立ということで…」握手しようと片手を上げるミユ…
「まずは、お近づきの印に…」
後をあげて店長の唇を奪いにいこうとするミユ・・・
その後連れられるように、奥のへやに通されるミユ…
男の子はそうでなっくっきゃね~と笑みを零して。店の奥に連れられてゆくミユであった・・
詳しい商談か…はたま昼の情事に身を委ねるのか…それは二人だけが知ることであった…
■ジード > 「よろしく頼むよ、お嬢さん」
差し出された手に手で応じて握りながら立ち上がる。
店を手早く片付けると二人で連達闇へと消えていくことになるのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からミユさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 普段歩くのは平民地区ゆえに、このあたりはまだ慣れない。
いやさ、それでも普通に歩いている分には大丈夫なのだが――
「…んー…ん、ん。はて。」
目当ての場所となると、まよう。
貧民地区の路地の一つから出てきた大男は、さてどうしたものかと首をひねっていた。
路地の奥にはいくらかのチンピラたちが山になって倒れてる。
本当にこのあたりは、こう、相手を水に仕掛けてくるものであった。
ま、それはともあれ、場所がわからん。
手渡されたメモ帳を片手に、ウーン、ウーンと決して広くない道路の端で悩んでいた。