2019/05/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にハーティリアさんが現れました。
■ハーティリア > 片方だけの靴、ちぎれた衣服の残骸、犯罪の跡を匂わせるような品が無秩序に転がる貧民区の裏路地を、ぶらぶらと適当に、纏った甘い匂いを歩く途中に残しながら、小柄で肉感的な、美女、と評しても差し支えはなさそうな風貌が歩いている。
「さって、今日は何をするか……ねぇ?」
誰にともなく声を投げるが、返事を期待したわけでもなく……ただ、退屈なのは違いないのかゆるりと、薄暗い路地に視線を巡らせて。
■ハーティリア > 「しかし……物騒な跡だらけだなぁ。」
ちらちらとそこら辺に残っている痕跡。この全部が、とはいかないだろうが、大半はここで餌食になった女子供の痕跡だろう。
くぁ……と欠伸を零して、自分の掌ほどしかない靴を拾い上げると、手持ち無沙汰を紛らわせるように、無駄に木箱の上にコトン、と靴の片方を置けば。
「しかし、俺が通ると何も起こらないのは、どうかと思うんだがなぁ……暇つぶしにもなりゃしない。」
もっとこう、俺に来いよとイイたげにぼやきつつ、木箱の上、靴の隣にぎしりと腰掛けて、適度に肉づきつつもしなやかな白い脚をぶらぶらとゆらして。
■ハーティリア > 「それじゃ……空の散歩でもするか。」
木箱からぴょんと飛び降り、ぐっと体を伸ばし直すと、背中の箒を取り出してふわりと、空中に浮かべ、それに尻を乗せると……すいっと空を滑るように飛んでいく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からハーティリアさんが去りました。