2019/04/20 のログ
カイン > 「口説く相手もいないんじゃ、そりゃ酒場に繰り出すやつもいなくなるか」

仕方がないなと喉を鳴らして笑い飛ばしながら、
酒を一口煽りながらゆっくりと目を細める。
この閑散とした様子では仕方がないと言い放つと、
マスターから向けられる冷たい視線に肩をすくめるだけに止め。

「ま、そのおかげで静かに飲めるといえば飲めるが物足りんは物足りんね」

カイン > 「…ん。酒もそろそろ潮時かね」

ふと気が付けば随分と夜が更けた気配がする。
人波よりも随分と頑丈な体を持っている自負はあるが、
かといってほかの全ての部分が人間以上かといえばそんなこともない。
悪酔いしない程度に終わらせようかと緩く息を吐いて考えながら、
立ち上がってその場を後にしていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。