2019/03/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 騒々しい繁華街の裏側、その出口に近い場所で一見の店がのきを構えている。
並べられているのは傷薬類のポーションや気付け薬、病薬の類で
一般的なものから如何わしいものまでその種類は様々だ。
「ん――今日は今ひとつ振るわない、って所かな。
こりゃ困ったね、春になると財布の紐が緩むやつ多いんだけどなあ」
時折ひと目を割けるように通り掛かる人影を相手に商売すること暫しの間。
そろそろ夜も更け始めた頃合いの状態をそう表して方を揺らす。
ワケありの人間が通り掛かることが多い通りだが、今日は人影そのものが残念ながら少ない様子。
■ジード > 「獣じゃあるまいし発情期が決まってるわけでもないだろうけど
書き入れ時がわかりやすいとご相伴に預かる方としては楽なんだけどね」
残念ながら早々都合よくイカないのが商売の世界というもの。
お手上げとばかりに肩を竦めながらも商売道具の売り物を並べ替えて状態を確認。
「――もう少し材料の質あげたいんだけどなあ。
効果に大差がないとはいえやっぱり品質がいいに越したことはないし」
口でそうぼやきはするものの薬の材料の仕入れは中々に難儀する。
売り物を買って作るとなると高くつくし品質もイマイチなことが多く、
かと言って自分で取りに行くのはコストが高い。悩ましいと瓶を見下ろし渋い顔。
■ジード > 「仕方がないな。
そろそろ、切り上げるとしようか」
今日はこのあたりが潮時と見て取って、
荷物を片付けて立ち上がる。
そのまま路地を一本曲がってしまえば後に残るのはまばらな喧騒の届くくらい通路だけ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。