2019/02/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 貧民地区にある大通り、住人や堅気とは言えない要望の人々を眺めるように壁に背を預ける。
丁度背を預ける壁の直ぐ傍には細い路地が伸びている。
奥からは時折に怪しい音やか細い声が聞こえはするがそれは無視をして。

「ここ、今日は出入り禁止。……あっちいけ」

その路地に入ろうとする者がいれば、言葉で、もしくは簡単な実力行使で追い払う。
この奥で何をしているかは知らないが、ここに誰も立ち入らせないのが仕事。
だからそれを淡々と行い……人が去ればまた通りを歩く人に目を向けて眺める。

ミゲル > しばらくそうしていれば複数の男たちが路地から姿を見せる。
その一人から多めの金を受けとり去っていく。
その路地の奥で何がされていたか知らないままに。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 薄暗い貧民地区の路地の一つ。
様々な商品を商う露天商たちの集う通りの中で、
露店の一つの前に足を止めて品物を眺めて思案顔の男がいた。
その露店で商われているのは荒事に従事している物ならば、
一度は目にしたことがあるだろう治癒や気付けの薬品類や消耗品の類。
そしてそれらの商品から隔離されるように置かれた怪しげなラベルの瓶である。

「えーと、これとこれと…後はそうだな…あー…。
 もう少し負からん?買う量増やしてもいいし」

商品を指定し多後、男とも女とも解らぬ全身をローブで
隠した怪しげな店の主を一瞥しそう交渉を持ち掛けるも素気無く断られる。
残念そうに肩を揺らしながらも一旦そこで注文を区切って再び思案を始める。
傍目には随分と怪しげな、少しはた迷惑な客に見える事だろう。

カイン > 「よし、これで決めておこう。
 全く、少しくらいは色をつけてくれてもいいだろうに」

常連相手に連れない事だとぼやきながら金を先に渡すと、
店主が目の前でそれなりの量の荷物を包み始めるのを眺めて肩を竦める。

「消耗品の類は平民地区とかだとちと足が付きかねんからなあ。
 全く世知辛い。昔はもう少し大雑把だったんだがな、この国」

自分の身の上的に考えていた仕方のない所ではある。
大手を振って歩ける身分では本来ない以上はどうにもならないが。
商品を用意してもらう間に周りを見回せば俄かに人の増えた様子。
それでもちっとも賑やかと思えないのがなんとも陰気である。