2018/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイーシャさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の住人たちの塒が多くある区画の一つ。
その裏通りに店を構えている露店があった。
並べられているのは傷薬類のポーションや気付け薬、病薬の類で
普段男が取り扱っている如何わしい類のものは表に出されていない。

「はい、気を付けて帰んなよ。
 …えーと、傷薬の減りが早いか。帰ったら少し作ったほうがいいな」

お世辞にも身なりが良いとは言えない子供に傷薬を手渡して
その後ろ姿を見やりながらぽつと呟く。
それなりに繁盛はしているものの、儲けの少ないものばかり取り扱っているので収益は左程でもない。

ジード > 「寒くなると山賊とかも増えるしねえ。どちらかというと傷薬の類の方がお金にはならんけど」

その分作るのに手間にもならないのは楽でいい。
頬杖を突きながら露店の内側から街並みを眺めると、
相変わらず人通りがないように見えてひょっこりと人が現れるのが散見される。
何とも不思議な光景だと妙に感心した様子を見せ。

「ま、そうでなきゃこんな入り組んだ場所には住めないか」

周りを見回せば自分の周りにも無数の路地が組み合ってるのがよく解る。
初見でくれば今でも迷いかねない。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にハクさんが現れました。
ハク > 「ん、おや?」

出張の『お仕事』帰りに普段と違う帰り道を通った所、何やら見知った気配を感じ取り。
もしや?と思ってそちらに近づき露店を見れば、やはり知った顔がそこにあって。

「お久しぶりでござるな、ジード殿」

にこにこ笑顔で手をふり挨拶。
――ただ、この大人姿を見せた事はなかったはずで、もしかすると印象がないかもしれない。

ジード > 「お、や…?」

眼の前を通り掛かる人影が、ふいに足を止めて声をかけられた。
一瞬まじまじと相手を上から下まで見てしまった後、
記憶と何よりも声に思い当たる所を見出し。

「ん、ひょっとしてハクかい?ああ。
 そう言えば呪いの内容がどうとか…」

そういえばと思い返しながら少し驚いた様子で目を瞬かせ。

ハク > 「うむ、ハクでござる。久しいでござるなぁ」

とは言え前に出会ったのは1月ほど前。
淫紋隠しの薬は不要になったけれど、彼のつくる薬は品質もよく、様々な用途のために取引は継続していた。
ただ、基本的には低燃費な子供姿で取引を行うのでこの姿を見せた事がなかったのだが……

「風貌も少し変わる故、できるだけ普段の姿で挨拶しようと思ったにござるが。
 今はまだ子供姿に戻れぬのでこの格好にござる」

うむ、とにこりと頷き。その仕草で羽織の間から除く大きく育った谷間が揺れる。
呪いはまだまだ体にしっかりと根づいているものの、前にあった焦燥感等は大分晴れて明るい表情になっている。

ジード > 「最近見かけないから大丈夫かと少し心配してたんだけどね、
 元気そうで何よりだよ。…しかし、今日はその格好ってことは何か仕事の最中かい?」

なるほどなと相手の言葉に納得した様子では頷きながら、
少し目のやり場に困る風体に苦笑いが浮かぶ。
とはいえ子供の姿のときも別の意味で目のやり場には困るのだが。

「ついでになにか必要なものがあったら安くしとくけど、どうだい?
 まあ雑談に付き合ってくれるだけでも構わないけどね」

そう笑いながらに上機嫌で問いかけ。

ハク > 「いや失敬失敬。ちょっと無名遺跡やダイラスの方にもでかけていたにござる。
 ん。そちらこそ大事ないようで何より。
 んまぁ、そうでござるな。ちと貴族街の方に出張娼婦として向かって、その帰りにござる」

ここ3ヶ月ほどこの街を留守にし、しばし遠出していた事をまず謝り。
うん、と頷いたあとには素直に『仕事』帰りであることを伝えた。
娼婦としての仕事自体も最近は慣れてきており、ジードのような肌を重ねた友人相手にはあっけらかんと答えるくらいにはなっている。

「んー、傷薬が切れておるのでそれが少し補充したいでござるな。
 あとは魔力視の魔法薬等もあれば助かるにござるが」

んー、と空を見上げるようなポーズをとりつつ商品をまたいで隣に移動し、床をぽんぽんとはたいて座る。
子供姿であれば大人と子供の体格差であったが、この姿であれば大人同士の距離感にも感じられるかもしれない。

ジード > 「そりゃ大変だったな。なんだったらこの後温泉宿にでもどうだい?」

疲れは取れるだろうと笑いながら言うものの、
当然それだけで終わるわけもあるまいというのを言外に示唆する。
完全にセクハラの部類だが口にした当人はさして基にした封もない。

「はい、毎度ありっと。…傷薬は構わないが限度はあるから程々にね」

暴れるのは、と笑っていいながら手早く荷物を包めば隣りに座った相手に視線を向け、
少しだけまじまじと上から下まで相手をみやり。

「この大きさだと、膝の上に乗せるってわけにもいかないね」

そう口元をにんまりと笑わせてからかうように告げ。

ハク > 「またジード殿はそういう事を。温泉宿って九頭竜であろう?
 ……まぁいいでござるよ」

むぅ、と少し唇を尖らせるが簡単に頷いてみせる。
温泉宿への誘いの意味は理解しているが、以前に約束した――淫紋隠しの薬を融通してくれる代わりに抱きたい時にいつでも抱かれる――通りにジード殿が求めるのであれば特に断る理由もないのだ。
現状その薬を求めていないので断ってもいいのだけれど、まぁ……悪い気もしない様子で尾をくねりくねりと揺らして。

「うむ、了解したにござる。まぁあまり使う事はないでござるから心配無用。
 たまに遺跡に潜る時用、でござるからな」

薬を包んでもらったものを受け取ると横に置き。体を見る視線に首をかしげて。

「子供姿に戻るほうがいいのであれば、えーっと……あと3時間ほどでござるかな。
 この姿のまま膝に載せたければ乗るにござるが、重いと言ったら切るでござるよ?」

大人化の反動による子供に戻れない時間を指折り数えてから、うん、と頷き。
子供姿の自分を抱く以上、ジード殿は子供性愛だと勘違いしているのもあってそのへんを遠慮している様子も見せ。

ジード > 「勿論、宿代くらいはこっちが出すよ?」

どこか拗ねた様子の相手を楽しげに笑って見せながら、
喉を鳴らして頷き返すと微妙な様子ではあるが決して完全な否と言う訳でもない様子。
それが何となく楽しく膝をぽんと打って薬を受け取る様子をみやり。

「別に子供の姿のほうがいいってことも特に無いんだけどなあ。
 こっちのハクはこっちのハクで十分魅力的だし?
 ――切られたくは無いので余計なことは言わないようにします」

そう笑って言い返せば、相手の肩を軽く抱き寄せようと手を伸ばしてみせる。
拒まれればそのままするりと抜ける程度の力ではあるのだが。

「それに、俺はハク本人を気に入ってるわけだしね。
 それで態度帰るってのも大概失礼な話だろう?」

ハク > 「それは助かるにござる」

宿代も最近ではひどく困る事はなくなったものの、それでも出してもらえるものはありがたい。
にっこり笑顔で申し出を受け入れ、尾の先を揺らし。

「む、そうでござるか?……ふむ、いや、ジード殿としては子供姿のほうがいいかと思っていたのでござるが」

思っていた本音を漏らしつつ抱き寄せられ。んー、とジード殿の顔を見てから膝の上に乗るために彼にあぐらをかかせるとその間に尻を差し込み満足げにうなずく。

「ふむ、それはとても嬉しい言葉にござるな」

抱っこしてもらうポーズになりながらにこにこと。その様子は子供姿のそれを彷彿させるものであるが。
ふわり、と髪の毛から漂う石鹸の香りが身を清めてきた帰りであることも悟らせるかもしれない。

ジード > 「そこで遠慮しない辺りがやっぱり好みだよ?」

即座に言い返してみせる相手に喉を鳴らしたまま言い返す。
その辺りの遠慮をされる方がやはり面倒というのもあるものだ。

「ハクが毎度来る度に子供の姿だっただけで、
 別にどっちがいいってのはないんだけどねこっちは。
 ぜひこっちでもお相手してほしいという下心がないと言えば嘘になるけど」

困ったように言い返しながらも、相手の動きには抗わずそのまま膝の上に相手の身体を乗せ、
なんとなしに相手の頭を軽くなでて耳をゆっくりとなぞりながら少しだけ居心地が悪そうに体を揺らし。

「これはこれで色々と毒だな、身体に当たる場所的な意味で。…ハクってこういうの好きだっけ?」

そう言い返しながらも片手を相手の腰に回して軽く抱き寄せ。

ハク > 「だって宿代だって安くないにござる。大事でござろう?
 ……ついでに言うのであれば、『ベルベットドリーム』で指名されるとなおお得にござるが」

ふふん、と少しばかり得意げに喉をそらす。
ついでにそのまま営業努力じみた事を伝えて、客としてくるのも歓迎するように言ってみて。

「む、そうだったでござるか。いや失敬。
 ふむ、であれば今後行う時にはどちらの姿がいいか告げてもらえば対応もできるにござるよ」

ふむふむ、と頷き理解を示しつつ、頭と耳を撫でられ少しくすぐったそうに耳をぷるるっと揺らす。
そのまま微妙に体を揺らされ腰を抱かれると、ん?と首をかしげ。

「……まぁ、子供の時に比べて尻も大きくなってるでござるしなぁ。
 こういうの、というのは抱かれるのでござるか?
 うむ、前にも言った通り普通の意味で抱かれるのは好きでござるぞ」

むぎゅ、と腰を抱きすくめられたまま嬉しそうな声色で。

ジード > 「そういう勘定は、商人にとっては大事なことだからね。
 …そう言えば娼婦始めたって話は聞いていたけど、
 なるほど指名って考えはなかったな。今度お邪魔しようかな?」

どんな仕事をしているのか興味がある、
とニヤニヤ笑いしながら楽しげに相手を見下ろし。

「分かった。ま、その時の気分でね?
 ……ん。やっぱ大きくなった方が体温は低いね。
 抱き心地はこっちのほうがいいけど」

なんてセクハラ発言を交えながらもなるほど、と頷いてみせ。

「じゃ、宿に行くまでもう少しこのままで、っと。…残念ながらあんまり実入りが良くなくてね」

困ったもんだよと肩が揺れる。

ハク > 「商人でなくとも大事にござる。
 ……いや本当に。旅の中で金が無い事で苦しんだ事は数しれぬでござるからなぁ……」

実感のこもった苦々しい言葉を吐きつつ、はふ、と重い息を吐いて捨てて。

「うむ、指名してもらえればまぁ、割引もきく……はず?でござるし。
 それこそ商売でござるから、そりゃもう……好きなことしてあげるにござるぞ?」

にまにまとこちらも笑みをうかべてアピールをしながらジード殿の下腹部に尾をもふもふとあててくすぐり。

「ふむ、抱き心地としては子供姿のほうが好まれるにござるが。
 まぁそれもジード殿が好むというのであればこちらで今は抱かれようとも」

うむ、と頷き。

「――ふむ。……ちとジード殿であるが故に相談でござるが」

実入りがよくない、という言葉を聞いてからきょろきょろと周囲を見回し。客や人影がない事を確認してから。

「いや、それがし前に魔物に襲われ乳房がこう、大きくなってしまってな。
 その時に母乳が出る体質になってしまったのでござるが……これ、保存する技術とかあるにござるか?
 栄養素が高いらしく昨日の客も保存したいと言っておったのでござるが、どうにも半日もすれば普通の乳になってしまうようで」

自分の乳房をむに、っと揉んでみせながらそんな相談をかけてみる。
実際、これを長持ちさせることができれば1つの商材になったりしないかと企んでいるのもあって。

ジード > 「ハッハッハ、ハクは特に遠方からだからねえ。
 そりゃあ苦労の一つもするだろうけど」

おつかれさん、と笑って言い返しながらポンポンと頭を軽く叩くようになで。

「そりゃあ楽しみだ。
 とはいえ、そんな変態的な性癖はないつもりだけど――
 ああ、ちょっと変わったプレイはしてみるのは面白いかもしれない」

余計なことを考えてる顔で言い返しながら喉を鳴らした所で、
それじゃあ頼むと請け負った所で聞こえた話に思わず目を瞬かせ。

「――なんというか、ハクは商売人向いてると思うよ本当に。
 やってみる気ない?」

思わずそんな感想が口をついた。商魂たくましいという単語がよく似合う。

「どういう理屈か、とりあえず試してみないとだなあ。
 いくつか保存法は思いつくけどそれが通用するかどうかが問題だ。
 時間の領域にまで言ってしまうと流石に専門外だけど、
 状態保存の魔法や冷凍で事足りるなら何とかできるよ」

なるほど、と商人の顔つきになって言い返しながら相手の持ち上げたのとは反対の胸を軽く揉み、
状態を確かめるように揺らしてみせる。

ハク > 「うむ、非常に苦労したでござる。旅の途中に路銀がつきて、ついに木の根をかじるハメになったのは本当にもう……」

二度とあれはしたくない、という強い気持ちを吐き出し。
それでも呪いを解くために大枚をはたき、その上で解呪できないのが現状であるが。
最近は剣士としての仕事の他に娼婦の仕事もでき、それで生活水準が上がってきているために少し心が落ち着いていて。

「まぁこれで色々客をとらせてもらった故、金を貰えるのであれば大体頑張るにござる。
 ……温泉でやるような事であれば適当に合わせるでござるが」

このあとの事を考え、まぁそちらでもやりたいことがあれば合わせる、という意味をぼかして伝えつつ商材の話にうつり。

「いや、それがしは商売人はできぬでござるよ。
 真に商いを行うには、生き馬の目を抜く必要もあろう?そちらはどうも、性に合わぬ
 ――ぴゃ」

苦笑しながら首をふりつつ、自分の胸を揉んでいたところで反対側の乳房を揉まれ、変な声が出る。
自分で揉むのとは違い、他人に揉まれるのはどうしても何となく性感を覚えてしまうのだ。
そして揉み方の問題もあり、ジードの手の平に黒い被膜の内側で乳房の先から母乳が溢れた衝撃を感じさせて。
揺らされながら揉まれたせいでたっぷりと母乳の詰まった乳房は簡単に内側に漏らしてしまうのだった。

ジード > 「そいつは本当に大変だ。ま、人間お金があってもそういう状況に追い込まれることあるけどね」

自分自身は人間ではないのだが、似たようなことは覚えがある。
笑い飛ばしてみせる程度にはその手の修羅場には慣れている様子でもあるのだが。

「本当に強かになったというかタフになったというか。
 最初に出くわしたときに比べると大分いろいろと変わったみたいだね」

それを成長と言っていいかどうかは怪しい物であるが、
少なくとも悪く作用する変化ではなかろうと笑い飛ばし。

「何、それこそやり方次第ってもんだけどさ。向いてると思うんだけどねえ」

うーんと軽く唸っていいながらも、
淫靡な声の盛れる様子にクスリと笑って目を細め。

「よし、それじゃあそろそろ移動しようか。
 詳しい話は温泉でゆっくりね、まずは商品の味見と見聞をさせてもらってからかな」


話はそこからだといいながら項に口付けを落として耳元で囁きかけてみせる。

ハク > 「お金があってもでござるか?……それはまた、大層困った話にござるなぁ」

あのような、人の食べるもの以外のもので食いつなぐような事をやる必要がある状態、というのを想像できず困ったように首をふり。

「そりゃぁ、この国で生活も続ければしたたかにもなるでござろう。
 最初こそ食い物にこそされたにござるが……ううむ。
 正直いい成長とは言えぬでござろうが、ううむ……」

正直いって、娼婦という仕事もできるほどには性行為に対する拒否感がかけらもない。
むしろどことなく楽しさを覚えている始末であり、その事をいいことかどうか悩む素振りを見せはするが、おそらくやめる事はできないだろうと自分でも理解はしている。

「ん、んぅ……むう、ジード殿、卑怯にござる……」

やり方の話をしつつも、乳房を揉まれ耳元で囁き声をかけられると顔を赤くしつつ揉まれる自分の胸を見て。
男はやはり大きい胸が好きなのでござろうか、などと考えながら頷き、立ち上がり。

魔力皮膜の内側が母乳で少々べたつく気持ちになりながら、彼と連れ添い温泉宿へ向かい消えていく――
甘みの強い、魔力の濃い母乳を味わう事で彼がどう反応したかはまた別の話――

ジード > 「お金があった所で使うところがなければ意味がない、
 なんてことも極稀にあるよ。旅してると中々ねえ」

違いないと笑い飛ばして言い返しながらも、
何とも切実な言葉にはなるほどと頷いてみせる。
まあ、元より肉体的な接触にそれほどの忌避感を抱いていない様子の相手。
そこまで現状に問題も抱いてはおるまいと軽く考えて入るのだが。

「そりゃあ商人なので、ある程度は卑怯になりますよ?
 ま、それじゃあ折角なのでゆっくりしよう」

ハッハッハと笑っていいながら手を離せば二人で連れ立ちながらその場を後にしていく。
その後がどうなったのかは、二人のみが知るところであろう。