2018/10/07 のログ
カイル > 男はそのまま裏通りを抜けて根城へと戻った。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/裏通り」からカイルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にボブさんが現れました。
ボブ > (貧民地区のどこか……人知れず熱気に溢れている隠しカジノ。
高級な着衣を纏っている者もいれば、ボロを纏っていて一攫千金を狙っている者もいる。
そんなカジノの中で小勝ちを幾度か重ねた褐色肌の男は次なる勝負としてスロットマシンの前へと座っていき)

「さてと……人相手の勝負はある程度勝てたが、機械相手の勝負はどうかな?」

(勝ちを得た時点で最初の軍資金は賭けの金から除いていて、負けても損はしないようにしている用心深い男。
スロットマシンにコインを投下し、スロットバーを下へと降ろし、スロットマシンをスタートさせていく)

ボブ > (スロットマシンを回し続けていく男、機械相手だけあって心の読みあいという細かな事がないため、
ほぼ惰性的にマシンを回し続けていくと大きな役は揃わないが小役は結構な割合で揃っていって)

「うむ……ジャックポットとまでは言わないが、もう少しいい役が当たらんもんかね?
これはこのマシンと相性が悪いというべきか……それとも日を改めた方がいいという事かな。
まぁ、損はしていない訳だし、今日の所は引き上げるとしますかね」

(とりあえず当初の軍資金よりは上回っている事で良しとして、席を立てばコインを換金するために窓口の方へと向かっていく男)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の中でも一層治安の悪い路地裏の片隅。
ちょうど平民地区と貧民地区とを繋ぐ裏道に当たる路地に怪しげな露天が構えられていた。
とはいっても場所が悪いのか訪れる人影もほとんどなく店の様相は閑古鳥。
繁盛していないのは一目瞭然。

「さて。普段なら訳アリが結構通りかかるんだがなあ。こっそり娼館に出かける連中、とか」

はて、と声を上げながら騒々しい繁華街のある方角に目を向ける。
そういった手合いを当て込んでの商売場所であるが本日は当てが外れたらしい。

ジード > 「当て込むにしてもちと急ぎすぎたかね。
 通るにしてももうちょっと後の時間かもしれない」

見上げてみれば建物の陰から見える日の高さは凡そ天頂に届こうかという所。
お忍びで繁華街に遊びに行くには少々早い時間帯だろう。
貧民地区の人間にとっては時間などどの時間でも、
稼ぎのターゲットが変わる程度の違いしかないので忘れかけることもあるが、
平民地区や富裕地区は時間で人の流れが違うという当たり前の事を思い返しがてら、
手元の瓶の封を切って一口飲む。口いっぱいに広がる強い甘味に思わず吹き出しかけるのを堪えてむせ込み。

「――甘くするのに砂糖ぶちこめばいいってもんじゃないんだな、うん」

ジード > 「今日はハズレだな。やれやれ、別の通りのいい場所を探そうか」

表側の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。