2018/09/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/酒場」にカインさんが現れました。
■カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場のカウンターに一人陣取って、
エールのジョッキを煽る男の姿があった。
「ふう、やっと一段落って所だな。例の山から出てきた連中の騒動も落ち着いたし、
一旦しばらく静かになりそうだな。…それはそれでお楽しみがなくなるのが困りものだが」
人目をはばかる事無く物騒なことを愚痴りながらも、ジョッキをカウンターに置き、
店主に次の酒を注文する迷惑な客。
団体客が多い酒場の中にあって個人客の利用が主なカウンター席は、
騒々しい店内の中でも人気の少ない空間になっている。
■カイン > 「こっちもこっちで何やら物騒なことになってる様だが…それはそれでいつものことか」
王都のウワサに耳をそばだててみれば、王城に入り込んだ賊やら、
平民地区で狼藉を働いた輩やら聞こえる内容は実に刺激的で、
だからこそ普段とそう代わり映えしない内容である。その程度には治安が悪いのだ。
少し首をひねる内容もあったものの、貧民地区のこととなれば尚の事聞き流し。
「…物騒なことが変わらず起きるのも、それはそれである意味安定してるってことなのかねえ」
追加の酒を手に取りながら一口煽って息を吐く。断じてそんなことはなかろうが。
■カイン > 「…ん。酒もそろそろ潮時かね」
ふと気が付けば随分と夜が更けた気配がする。
人波よりも随分と頑丈な体を持っている自負はあるが、
かといってほかの全ての部分が人間以上かといえばそんなこともない。
悪酔いしない程度に終わらせようかと緩く息を吐いて考えながら、
立ち上がってその場を後にしていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/酒場」からカインさんが去りました。