2018/06/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にチュチュさんが現れました。
チュチュ > (春の終わり。どこか湿った空気の流れる夜。貧民地区の路地はどこか黴臭く、舗装のない道も土埃が舞うこともなく。その場を照らすのは薄雲の向こうから届く月明かりのみで)

「……、……」

(とはいえ不気味、と評すものはいないだろう。この場に不慣れらものならば別だが。貧民地区の路地なぞそんなもの。人々は哀れなものでも見るような目つきで吐き捨てるだろう。暗がりの場所にぼんやりと、まるで浮かび上がるようにその姿が映っていたのは、そこに居る存在―――幼女が白かったから。身に着ける物も、髪も、肌も。幼女は何をするでもなくただぼんやりと、崩れかけた塀に背を付け立ち尽くしていた)

チュチュ > (夜も深まり、路地に人影はない。居るのは幼女のみ。誰かが通り過ぎたところで、幼女には気にも留めないか、若しくは、攫うか。貧しい者の住む区域、人を売ることに躊躇などしないだろうし、何があったとして自己責任で片付けられるだろう)

「気持ちいいの……欲しい」

(そんな場所とは露知らず―――知ったところで幼女が変わるはずもないが。ポソリと幼女は呟いた。ある意味での飢え。腹が減ることよりも、眠くなることよりも、幼女が望むのは、快楽だった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアリッサさんが現れました。
アリッサ > なんだかんだでマイヤー商会の娼館に世話になることが決まって少ない手荷物を纏めて引っ越すことになった帰り路。

「ついにここともお別れかあ…」

あまりいい思い出があったとは言えないが、それでもそれなりに長くいた貧民街、感傷に浸っていると暗い夜道でもわかるぐらい真っ白な、それでいて綺麗な友達。

「チュチュちゃん!」

後ろから声をかけて抱き付く。
ここで会えてよかった、もしかしたらもう会えないかと思っていた。
嬉しそうにチュチュの頭を撫でる。

「あのね、私今度からマイヤー商会って所の娼婦になるの、チュチュちゃん、これからも私と気持ちいいことしたいなら会いいに来てね、いつでもいいから」

この子にお金は期待していない。
ただ純粋に好きだから、友達だからこれからもあって気持ちいいことがしたい。
それだけだった。

チュチュ > (幼女がこの場で出会った者は決して多くない。偶然かそれとも運命か、その数少ない相手が、その路地を通った)

「アリッサちゃん……?」

(背後からの聞き覚えのある声。振り返ろうとして抱きしめられた)

「アリッサちゃん、娼婦さん?うん、チュチュ、アリッサちゃんと気持ちいいこと、する……」

(難しいことは分からない。それでも相手の少女が告げたこと。娼婦、は分かるようで。少し首を傾げて相手の言葉を聞いた後、コクン、と頷いて見せた)

アリッサ > 「うん、じゃあ気持ちいいことしよっか」

チュチュと気持ちいいことしたい。
何も考えずにただ肉欲を貪りたい。
娼婦の立場だとできないであろうことだからこそ彼女とはお金抜きの関係でいたい。

「チュチュちゃん…好きだよ」

正面を向いて抱きしめてチュチュの唇に自分お唇を合わせて舌を中に入れて絡ませる。
最近暑くなったからか汗が肌に滲んで少しべたつく。

「ん…チュチュちゃん、気持ちいい、いっぱいしよ、ん、ちゅ、れろ…」

舌を絡ませて唾液を送り込む。
キスをしながらチュチュの服も脱がせて全裸にしようと。

チュチュ > (再会を喜んだ二人。唇を重ねた相手。そのまま二人は夜の闇に消えていった―――)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からチュチュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアリッサさんが去りました。