2018/04/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にノウブルさんが現れました。
■ノウブル > (――初めは。 確か、気紛れに持っていた乾し肉の欠片を
痩せ細った犬へと齧らせたのが最初だった、筈。
ふと、気付けば此方を覗いていた付近の子供だろう子達に
残りの乾し肉を、一切れずつ与えて、一緒に齧っては
其れを切欠に、決して大きくは無い路地の広間にて、幼子達の遊ぶ声が響く様になった。)
――――………御前達、もう暗い。 そろそろ、家へと帰れ。
(一人の頭を、わさわさと撫でた後で。
もう、子供が出歩く場では無いと言葉にしては
はーい、と素直な声が響いて、蜘蛛の子を散らす様に帰って行った。
身なりからして、みな貧しい家の子等だろうが――心は、豊かだ)。
■ノウブル > (騒がしかった広場に訪れる静寂。
所持していた乾し肉は、子供達へと粗方あげてしまったが
まぁ、其れはまた何処かで確保すれば良い。
己だけならば、別段暫く腹に納めずとも問題は無いのだ
また、頃合を見て鹿でも狩りに赴けば良い。)
―――――………。
(冬を過ぎ、肌に感じる空気も大分暖かくなった。
比較的四季のはっきりしているこの土地では、春の気配が強い
今宵の宿は未だに確保していないが、まぁ、最悪街中ならば
建物の下を使わせてもらうだけでも、十分だろう。
少なくとも外よりは、獣や魔物の心配が必要ない
――無論代わりに、盗賊やら悪意在る者の心配は在る訳だが)。
■ノウブル > (ただ――己の、如何にも金なんて持っていないと見える見目と。
ついでに、背に担いだ二本の獲物を見て、手を出してくる者は早々居まい。
獣除けでは無い、使う為の、振るう為の獲物であると、少し見れば判るのだから
だから、今宵は此処で良い。
朝を迎えたならば、また其の日の事は、其の日に考えよう――)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からノウブルさんが去りました。