2018/04/14 のログ
カイン > 「…こんな状況でも営業に精を出すってのは中々どうして、
 俺も見習った方がいいかねえ」

そういいながらに視線を大通りの方に向けてみると、
未だ元気よく呼び込みをしている人影の数々に思わずげんなりした表情になる。
道行く人も少なくなったというのにたくましい話である。
まだもう少し雨が長引きそうな空を改めて見上げて、
腕を組みながら軽く唸り。

「……。酒の一つでも用意して置きゃよかったな」

カイン > ふと気が付けば長く続いた雨も止んでいる。
ぽつりぽつりと人の戻り始めた路地を遠目に見て、
緩く息を吐き出すとすっかり冷えた体に身震い一つしてその場を去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカイルさんが現れました。
カイル > スラムの一軒のバラック小屋から出てきた男。腕を手でさすっている。先日受けた矢の傷を頬って置いたら、矢そのものに呪法がかかっていたらしくとんでもない目にあう事となった。

「ったく、かすり傷だと思ったらわりとどえらい事になったな。腕が石化し始めた時はさすがに焦ったぜ」

街の解呪師にまかせれば、どえらい金がかかるので、こういったスラムの解呪師にまかせた方が金がかからない。ただ、それこそ偽の解呪師だの、スキルの低い解呪師だのがいるので、それこそ一か八かの手法ではあるのだけれども。資格持ちにかかるとそれこそ数十倍の金をとられるので、一か八かにまかせたとしてもそれでもリーズナブルなのだった。

貧民地区の路地裏をゆっくりと歩いておれば、空瓶を思い切りけとばしてしまい、瓶は勢いよく回りながら飛んでいけば壁にあたって、大きく音をたて割れた。

「っとお。・・・いけねえいけねえ。」