2018/02/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にカインさんが現れました。
■カイン > 真昼間だというのに活気に満ち始た貧民地区の中でも怪しい空気の漂う一角。
娼館や露店の立ち並ぶ一角の路地裏の壁に寄りかかり娼館の前を行き交う人々と、
その人々への呼び込みを行う娼婦たちの様子を眺めている男の姿があった。
「今日は引っかかる割合が多い事多い事。忙しさで色々溜まってた連中が多いのかねえ」
呆れたように漏らしてまた一人娼婦に連れられ娼館に入っていく人影を見て肩を竦める。
男の仕事はその路上に立つ娼婦たちの護衛、早い話が用心棒だった。
とはいえ朝方から特に仲介に入る様な事態が起きるでもなく、
退屈な時間が過ぎるまま残った女性たちも最早片手で数えるほど。
はっきり言って手持無沙汰気味でぼんやり人波を眺めている。
■カイン > 「しかし、平和すぎると仕事がなくなる…のはいつもの事だが、
年中戦争やってる割りにこの辺は平和だよなあ。戦線の方は派手にやってるらしいが」
そういう話は漏れ聞こえてくる割に、
全く位気配を感じさせないこの街の様子はそう考えると割と奇妙に映る。
とはいえお互いどこまで本気なのか怪しい物だが、とは思いながらに顎に手を当て。
「ま、向こうの国の連中もロクでもないのしかいないんだしな。
お互い様と言えばお互い様か」
そちらの国の出身であることを棚に上げてそんな事を言いながら、
軽く肩を竦めつつまた一人客を連れて行く娼婦を眺めていよいよ終わる仕事の様子に少し息を吐く。
■カイン > 「おやま。あんまりのんびりしすぎだな」
ふと気が付くと仕事が終わった事に気が付いて、
合図を客に送ると未だに賑やかな娼館の様相には若干呆れた様子を見せる。
しかしそれはそれとして、軽く肩を竦めながら自分もそれに混ざるべく足を向けて姿を消すのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」からカインさんが去りました。