2018/01/06 のログ
カイン > 「ま、酒に酔えることだけは体質に感謝してもいいかもな、っと」

言う間に目の前で最後の娼婦が客を引っ掻けていくのが見える。
これで終わりという合図を受け取って応じながら、そっと視線をそらした。
捕まえた客が女性であったような気がしたがとりあえず深く追及はしない。
この街ではよくある事といえばよくある事である。

「しかし思った以上に仕事が終わるのが早かったな。これはこれで手持無沙汰ってもんだが」

困ったなとぼやきながら腕を組み空を見上げた。
建物と建物の間に浮かぶ月を見ての思案顔である。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2王都マグメール 貧民地区2/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 「おやま。あんまりのんびりしすぎだな」

ふと気が付くと白み始めた空の様相。
未だに賑やかな娼館の様相には若干呆れた様子を見せるものの、
それはそれとして型を竦めながら、
大分店じまいをした露店の多い路地裏の方へと足を向けて姿を消すのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2王都マグメール 貧民地区2/路地裏」からカインさんが去りました。